ネタバレ「きっと。今日という日は、良い思い出にならない」再読。安達がシンプルにかわいい回。おばさんとサウナバトルしたりブーメランで遊んだり宇宙人と戯れたりしてるしまむらのズレた日常と、初恋まっしぐらな安達とのアンバランスさがまた独特の空気感を作ってる。

ネタバレ「きっと。今日という日は、良い思い出にならない」再読。安達がシンプルにかわいい回。おばさんとサウナバトルしたりブーメランで遊んだり宇宙人と戯れたりしてるしまむらのズレた日常と、初恋まっしぐらな安達とのアンバランスさがまた独特の空気感を作ってる。

ネタバレ『まあでも、パウロの考え方自体はよく分かります。「神はやりたいようにやる」ということです』そもそも聖書のことを、古事記とかカレワラみたいな神話体系の本だと思ってた……。個人的には、ヤハウェというのは『運命』とか『世界』を擬人化したものなのかなと解釈した。ほら、世界って暴力的で理不尽でロクでもないし……。

ネタバレ「うまくいかなくて、たくさん傷つけても、うらまないで」再読。あらすじを説明してしまえば本当に普通の小説なんだけど、なんていうか雰囲気というか空気感というか、唯一無二のなにかがある。ドーナツ、自転車、卓球台、ミネラルウォーター、うちゅーじん。ダウナーでポエミーでちょっとSFなこの世界観にずっと浸っていたくなる。

ネタバレ「ほんまにのう……ヤハウェ大親分の考えちょることは……わしらには、トンと分からんわい……」実態としては阿漕で暴力的だけど、やっぱり根底には誇りや信心がある、そんな宗教組織のアンビバレントな有様を「やくざ」に例えたのだけでも秀逸。物語としては使徒行伝編あたりが好き。ペトロ兄さん、推せる。