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2024年4月の読書メーターまとめ

よっしー
読んだ本
10
読んだページ
4285ページ
感想・レビュー
10
ナイス
355ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入り登録
1

  • 菜穂

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 菜穂

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

よっしー
ネタバレ家族が次々にいなくなり、6歳から一人で暮らすことになった「湿地の少女」。貝や魚を売って何とかしがみつくように生きていく少女カイアに心を揺さぶられる。成長し、やがて湿地の研究者となったカイアには、生き物たちが時に残酷とも思える行為を成し、生き抜いていくことは自然の摂理として当たり前のことなのだろう。カイアからのプレゼントをいつまでも身につけていたチェイスには純粋な気持ちもあったのかも知れない。しかしそんな気持ちは生物としては関係ないこと。何となく結末は分かりながら読んでいたが、それでも悲しいラストだった。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

よっしー

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:5887ページ ナイス数:552ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/125333/summary/monthly/2024/2

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

よっしー
ネタバレ一体誰が白狐なのか?山波はどこに消えたのか?様々な謎が少しずつ解き明かされていく。それにしても張り巡らされたトリックがどれも予想外で、かつ整合性があって秀逸。また終盤ではミステリー小説の域を超え、戦時中の言論統制、更に現代のメディアの在り方にまで言及する作者の手腕には驚きを禁じ得ない。さて、満を持していよいよ反撃に出る鑓水、修司、相馬。絶望的な立場からじわじわと悪人達を追い詰めていく様は爽快感抜群。いつも飄々としている鑓水が覚悟を決めて勝負する姿はかっこいいの一言。ラストもスッキリで読後感もとても良い。
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よっしー
ネタバレ犯罪者」「幻夏」と続いた三部作のラスト。スリリングで全く間延びしない素晴らしいミステリー。渋谷のスクランブル交差点で老人が空を指しながら絶命、というのは少し現実離れしていると感じるが、物語の面白さを全く邪魔しない。今までの作品の傾向からして所々に伏線が張られているはずだ、と注意深く読んだつもりだがやはりいい意味で予想を裏切られる。途中から舞台を瀬戸内海の小島に移す展開も新鮮で良かった。戦争絡みの話なので、これから恐らく辛い真実が暴かれていくのだろうがそこは心して読み進めていこう。下巻の展開を大いに期待。
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よっしー
池上彰さんはスパイマニアとのことだが、一体何処からこんな情報を仕入れるのだろう。知識の豊富さに驚かされる。成功したスパイ活動は決して明るみに出ない、スパイが暗躍したと指摘されるのは失敗したからだ、という箴言は言い得て妙。CIAは世界中で活躍しているイメージがあったが、実際には失敗続き。先程の箴言の通り、だからこそ有名なのだろう。スパイの世界は日本人の自分には別世界の話に聞こえる。JETROが諜報機関だと認識するレベルで感覚を養わなければならない。今後は世界最強と言われるモサドの動きにも注目していきたい。
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よっしー
朝井リョウさんのエッセイ。作品はいくつか読んだことがあるが、エッセイは初めて。ここまで自分の人生を大っぴらにできるのは本当に尊敬に値する。オクラのプレゼントやファッションセンスのくだりなど、確かに少し変わった人なのかも知れないが、その個性が素晴らしい作品の源泉なのだろう。肛門記は当事者にとってはとても辛い経験のはずだが、見事に笑いに変えている。流石に言葉の使い方や表現力はずば抜けて素晴らしい。前向きな人には運が寄ってくるし、面白い人には笑いが寄ってくる。今後のエッセイも読んでみたいと思う。
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よっしー
不動産オーナーについての基礎知識、節税、税金など、99の質問に答える形で書かれている。色々と詳しく書かれているので、読んで覚えておくというよりも、コンテンツをみて気になるところを調べるという使い方ができる。
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よっしー
シリーズ9は蒙古襲来と室町幕府の成立まで。モンゴルから二度の襲来を受けるが、嵐に助けられ辛くも難を逃れる。しかしこの出来事が日本が窮地に陥ると神風が救ってくれるという信仰になり、神風特攻隊の悲劇を生んだというのは歴史の皮肉だ。室町幕府成立までの足利尊氏と後醍醐天皇の争いもマンガなので分かりやすく面白い。次巻は南北朝の動乱から。これから日本の歴史上最もファンの多い時代に突入していく。
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よっしー
ネタバレ冤罪がテーマの作品。子供が辛い思いをする場面が多く、悲しい気持ちになることが多々あった。日本の裁判の有罪率は99%、捜査官は自分の筋読み通りの容疑者を逮捕しようと努力し、検察官は起訴した被告に関し有罪を勝ち取ろうと努力し、裁判官は事件の処理件数を上げようと努力する。結果偶々冤罪が起こっても誰も責任を問われず、咎められもしない。容疑者逮捕!とニュースで流れたらもう事件解決と皆思う。容疑者=犯罪者。実際はそうではないのに。冤罪は普通の家庭を急に地獄に突き落とす。決して起こってはならないものだと心から思った。
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よっしー
以前読んだ世界史の教科書で世界史の流れが掴めたので日本史も、と思い読んでみた。年号を使わないのが本書の大きな特徴。数字に惑わされず一つのストーリーとして歴史を捉えるにはとても良い。個人的には明治維新頃までの歴史は元々興味がありよく読んでいたが、今回戦後の流れを理解できたのが収穫。オイル=ショックなどから鉄鋼など昔ながらの重工業が停滞→自動車、半導体などの新しい産業が伸長→アメリカが貿易赤字解消のためプラザ合意→日本は円高で輸出不況のため低金利政策で産業振興→バブル経済。こういった流れがとても分かりやすい。
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よっしー
ネタバレ700ページを超える長編。約30年以上前の作品であり、題名もハードボイルド感満載だが、全然古臭さは全く感じなかった。最後は感動を誘う読み応え充分の内容。解説にあったが本書の主要人物に共通するのは「帰属意識の喪失」。革命に幻滅して流されるようにただ生きる賢一郎、混血を蔑まれながらも自分の居場所を懸命に見つけようとするゆき。愛する人を撲殺されたスレンセンや韓国籍の金森らも同様だ。登場人物のやるせない思いに感情移入し、だからこそエピローグで息子の存在に自分の居場所を見つけたゆきに深く感動させられるのだろう。
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よっしー
ネタバレ家族が次々にいなくなり、6歳から一人で暮らすことになった「湿地の少女」。貝や魚を売って何とかしがみつくように生きていく少女カイアに心を揺さぶられる。成長し、やがて湿地の研究者となったカイアには、生き物たちが時に残酷とも思える行為を成し、生き抜いていくことは自然の摂理として当たり前のことなのだろう。カイアからのプレゼントをいつまでも身につけていたチェイスには純粋な気持ちもあったのかも知れない。しかしそんな気持ちは生物としては関係ないこと。何となく結末は分かりながら読んでいたが、それでも悲しいラストだった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/03(4665日経過)
記録初日
2011/06/24(4705日経過)
読んだ本
925冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
309696ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
776件(投稿率83.9%)
本棚
103棚
性別
血液型
B型
職業
営業・企画系
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