ネタバレ交通事故による脳の損傷で80分の記憶しか維持できなくなった博士と、家政婦の「私」、そして「私」の息子（ルート）の交友を描いた、第一回【本屋大賞】受賞作品『博士の愛した数式』。以前も一度読んで、映画も観たが、やっぱり名作だと思う。表紙絵のようなセピア調の記憶として、長く心に残り続ける作品――。

ネタバレ(マガポケ)ウーヌゥ人たちの間で謎の病気が蔓延していた。それは、トルフィンたちがヴィンランドに持ち込んだペストであった。ミスグェゲブージュは他部族を集めて、ノルド人を追い出すために戦争を仕掛けようと考えるが……トルフィンは戦争を避けるため、素直にヴィンランドから撤退することを誓う。そのことでアルネイズ村を守りたいエイナルとの間に確執が生じてしまうのだった。一方、ノルド人たちの持ち物を欲している、一部のウーヌゥ人たちは約束を反故にし、アルネイズ村に奇襲をかける……。その最中、新しい命が誕生しようとしていた。

ネタバレ(マガポケ)アルネイズ村の発展のため、土地を開拓したことで、トルフィンたちノルド人に危機感を覚えたウーヌゥ人のシャーマン・ミスグェゲブージュは、ノルド人とウーヌゥ人の話し合いの集会で、トルフィンに襲いかかる。しかし……剣を黙って持ち込んでいたイーヴァルがミスグェゲブージュの右手首から先を切り落としたことで、ノルド人とウーヌゥ人の仲に亀裂が生じてしまう。だがこれもノルド人とウーヌゥ人の仲を引き裂くためのミスグェゲブージュの作戦だった……。このままでは戦争になると思ったヒルドは、ある行動に出るが……。

ネタバレ輪廻のサイクルから外された魂が、自殺を図った少年の体に入り、人生をやり直すチャンスを得る。昔、アニメーション映画の『カラフル』を観た憶えがある。アニメーション映画版の『カラフル』は無機質で、常に灰色がかった世界観が、鬱的な雰囲気を強調し、視聴後気分が沈んでしまった思い出だけが強く残っていたが、文章で読むと鬱的雰囲気も大分緩和されて、読みやすかった――。

ネタバレ（サンうぇぶ）【第130話】ごはんは源、【第131話】わくわくの甘い香り、【第132話】存在の大きさ、【第133話】一時帰郷……青森へ。、【第134話】いつもの帰り道、【第135話】いーち、にー、さん、【第136話】夜道に輝く、【第137話】こころが帰る場所、【第138話】パワーアップ、【第139話】火伏の神様、【第140話】いざ愛宕（あいたご）神社へ。――――健太とすーちゃんの関係性が悲しくも美しい(T▽T)すーちゃんは本当に完璧超人だと思う136話だった――。

ネタバレ交通事故による脳の損傷で80分の記憶しか維持できなくなった博士と、家政婦の「私」、そして「私」の息子（ルート）の交友を描いた、第一回【本屋大賞】受賞作品『博士の愛した数式』。以前も一度読んで、映画も観たが、やっぱり名作だと思う。表紙絵のようなセピア調の記憶として、長く心に残り続ける作品――。

ネタバレ（サンうぇぶ）【第119話】夢のようなメニュー、【第120話】私のいいにおい、【第121話】ひとつ屋根の下で、【第122話】キラキラの行方、【第123話】祇園祭 宵山、【第124話】夏の熱、【第125話】いつもと違う顔、【第126話】無言詣り、【第127話】川の音、【第128話】試合のゆくえ、【第129話】健太に起きたこと。――――キヨちゃんたちの日常に転機が訪れた。甲子園出場を目指していた健太が大けがして、野球生命の危機に……。三角関係×野球、これはサンデーの呪いなのか(^▽^;)

ネタバレ土方歳三、牛山辰馬、尾形百之助、ゴールデンカムイに魅せられた男たちは華々しく散り、その想いのバトンを受け継いだアシㇼパは、アイヌの土地の権利書を使い、カムイの保護とアイヌ文化を次世代に伝えるために生涯尽力した。生き残ったものたちは、それぞれの道を歩み始め、ゴールデンカムイ、堂々完結！  最初から最後までずっと面白かった。鶴見中尉も土方歳三もアシﾘパさんも、国(故郷)を想う気持ちは同じだけど、守るための手段が違うから争いが生まれてしまった↓

ネタバレ土地の権利書をかけた五稜郭での戦争は激化し、両陣営ともに多大な被害を出し、次々仲間が散って逝く。杉元陣営はアシㇼパと権利書を逃がすために、走行中の蒸気機関車へ逃げ込むが……その機関車には第七師団の援軍が乗っていた……！

ネタバレ五稜郭にて、杉元たちは刺青人皮の謎を解き、ついにアイヌの隠された金塊を発見。しかし、人を狂わせるゴールデンカムイは、アイヌにとって最も望ましい物、土地の権利書へと姿を変えていた。だが、ここまで来たら後には引けない第七師団と杉元・土方一派の最後の戦いの火ぶたが切られた！

ネタバレ(ジャンプ+)鶴見中尉たちはアシㇼパから暗号を解く鍵となるウイルクのアイヌの名前を聞き出し、鶴見一派、杉元一派、土方一派はほぼ同時刻に刺青人皮の暗号を解読。そして、刺青人皮の暗号が示した場所は函館『五稜郭』。金塊争奪戦、最後の戦いが始まる！――確かに、北海道の名所が多く出て来て、有名な五稜郭が今まで出て来ていなかったから納得Σ（・□・；）

ネタバレ(ジャンプ+)24すべての刺青人皮が出揃うも、刺青人皮の暗号を唯一解くことができるアシㇼパが第七師団にさらわれた。そして札幌に来ていたソフィアも鶴見中尉に捕らえられ、鶴見中尉は因縁の相手ソフィアとアシㇼパに金塊争奪戦の元凶となった1867年『ロシア軍艦カレバラ事故』と鶴見中尉サイドの金塊争奪戦の物語を語る。「ゴールデンカムイ」の謎が今、明かされようとしていた!

ネタバレ(ジャンプ+)娼婦連続殺人事件の犯人が札幌のビール工場に現れることを突き止めた杉元たちは、４組に分かれて工場周辺に張り込むが、そこに第七師団も現れて、杉元一派、土方一派、鶴見一派、刺青人皮の囚人たちによる大乱闘に発展。そして、24番目の刺青人皮がすべて出揃い、金塊争奪戦は佳境に突入する！

ネタバレ(ジャンプ+)上エ地圭二を追って札幌にやってきた杉元たちは、「網走監獄篇」以降離れ離れになっていた土方一行と再会を果たし、再び同盟を結ぶことになる。そんな札幌の街では、上エ地だけでなく、ジャック・ザ・リッパーの犯行を真似た娼婦連続殺人事件が続いており、土方一派の石川啄木と鶴見一派の宇佐美が調査に乗り出していた――。

ネタバレ(ジャンプ+)谷垣ニシパは妊娠中のインカラマッを病院から連れ出し、鶴見中尉から逃げ出すが、月島軍曹が二人を追う。一方そのころ、海賊房太郎を探す杉元たちは、蒸気船に乗っていた。そのとき杉元たちが乗る蒸気船を襲撃した、海賊房太郎を返り討ちにして、杉元たちは海賊房太郎と手を組むことになるが……。

ネタバレ(ジャンプ+)ヒグマ男こと松田平太から、砂金の採取場所を特定できることを知らされた杉元たちは、刺青人皮がそろわなかったときの一発逆転を狙い、金塊のありかの特定に乗り出す。そのために金塊のありかの情報をもつであろう海賊房太郎を見つけるべく支笏湖に向かうが……。――本編とはあまり関係ない『シマエナガ回』のインパクト(´；ω；`)これは伝説になるはずだ――

ネタバレ(ジャンプ+)鶴見中尉たちにアシㇼパさんを引き渡す、すんでのところで白石に諭された杉元は、志を新たにアシㇼパさんと二人で金塊を探すことにする。第七師団と再び敵対関係となった杉元は樺太を共に旅した鯉登少尉を返り討ちにして、アシㇼパさんと逃亡するが……逃げた先で、ヒグマ男こと刺青人皮の囚人の一人、松田平太と出会い……！

ネタバレ(ジャンプ+)再会を果たしたアシㇼパと杉元だったが、アイヌのために戦うことを決めたアシㇼパと、アシㇼパを錦の御旗にさせたくない杉元との心は離れたままだった。杉元は鶴見中尉にアシㇼパさんを匿ってもらうことで、金塊争奪戦から抜けさせようとするが……。

ネタバレ(ジャンプ+)アシㇼパさんと再会できた杉元たちは、北海道に戻ることにするが、その前に負傷した月島軍曹と尾形の治療をするため、亜港の医者に診療を頼む。だが、尾形はその隙に病院から抜け出し、姿を消してしまうのだった……。――尾形の目的は何なのだろうか？金塊に興味があるとは思えないし、今のところもっとも謎に包まれている人物だ――

ネタバレ(ジャンプ+)キロランケたちはソフィアを亜港監獄から連れ出し、アシㇼパの知らないウイルクの過去を知らされたことで、アシㇼパは刺青人皮の暗号を解く手がかりを思い出す。だが、アシㇼパが手がかりを思い出したことを感づいた尾形は、アシㇼパから手がかりを聞き出そうとするが……そこに追い付いた杉元たちが現れ、壮絶な戦いが始まった！――感動の再会から「離れない」の一連の流れが、最高( *´艸｀)本当にこの漫画はセンスがすごい！

ネタバレ(ジャンプ+)激動のロシア革命の影で奔走した、ウイルクとキロランケ、ソフィアの過去が明かされ、アシㇼパ、キロランケ、尾形、白石一行は、亜港監獄に囚われの身となっているソフィアの脱出計画を実行に移すが……。――今までも杉元が日露戦争のときの過去回想に登場して、運命のようなものを感じたが、長谷川さんのエピソードは一二を争うほど衝撃的だった。歴史の変わり目にはドラマがつきもの――。

ネタバレ(ジャンプ+)ウイルタ民族に紛れて、樺太の北側であるロシア領に渡ろうとしたキロランケ一行は、鶴見中尉の計略により、国境で国境警察の待ち伏せに遭う。そこでアシㇼパはキロランケとウイルクが皇帝殺しのテロリストであったことを知ることになる……。――最初からずっと面白いけど、話がどんどん壮大になってきて、面白さが加速している( *´艸｀)

ネタバレ(ジャンプ+)スチェンカ勝負にて、岩息の刺青人皮の写しを手に入れた杉元たちは、アシㇼパさんを追って豊原(現在のユジノサハリンスク)にやってきた。そこで杉元たちは旅一座の少年の置き引きに遇い、そのことをきっかけにサーカスで自分は生きていることを知らせようと考えた杉元は、サーカスのハラキリ・ショーに出ることになるが……。

ネタバレ(ジャンプ+)アシㇼパさんを追って樺太に渡った杉元たちは、樺太アイヌの少女エノノカと出会い、行動を共にすることになる。エノノカたちに連れられ、たどり着いた町で、杉元たちはスチェンカというボクシングに似た競技をすることになり、そのスチェンカで無類の強さを誇る岩息舞治と勝負するが……なんと岩息は殴り合いで牛山に勝利したこともある、刺青人皮24人の囚人の一人であった。極寒の地で、男同士の熱き戦いが始まる！――最後の月島軍曹の過去回想のドラマ性の高さ。鶴見中尉の恐ろしさがよくわかるエピソード――。

ネタバレ(ジャンプ+)網走監獄でアシㇼパの父親ウイルクと再会を果たしたアシㇼパだったが、目の前で尾形の狙撃を受けウイルクは亡くなってしまう。これで金塊のありかを知るものはいなくなり、唯一娘のアシㇼパだけが金塊にたどり着くための手がかりとなった。尾形とキロランケはアシㇼパを連れて樺太に渡り、杉元たちは第七師団と同盟を結び、樺太に渡りアシㇼパを追うことになるが……。

ネタバレ(ジャンプ+)道中立ち寄った宿屋で、天狗と恐れられる盗賊・都丹庵士と戦った杉元たちは、盲目である都丹の暗闇把握能力をも利用して、とうとう網走監獄に侵入。アシㇼパの父親とされるのっぺらぼうと再会するが……。

ネタバレ(ジャンプ+)杉元たちはアイヌに囚われた谷垣の冤罪を証明するために、姉川支遁を捕まえた。そうして正式に杉元一行に合流した谷垣たちだったが、インカラマッから「網走監獄に囚われているのは、アシㇼパさんの父ではない」ことと、「金塊を奪うためにアイヌを殺したのはキロランケである」ことが知らされる――。

ネタバレ（ジャンプ＋）お世話になったアシㇼパの祖母・フチへの恩返しのために、アシㇼパを連れ戻すことを誓った谷垣ニシパは、ついにアシㇼパたちと合流する……。だが、刺青人皮24人の囚人の一人、姉畑支遁が行った犯行の濡れ衣を着せられた谷垣は、アイヌに囚われてしまう。杉元たちは、谷垣の無罪を証明するために、姉畑支遁を捕まえることにするが……。一方そのころ、第七師団の鶴見中尉たちは、稲妻強盗と呼ばれる、同じく刺青人皮２４人の囚人の一人坂本慶一郎と蝮のお銀を追っていた……。

ネタバレ(ジャンプ+)土方一派と内通していたことを、杉元に知られたら殺されると思った白石は一人逃げ出し、第七師団に囚われてしまった。網走監獄に潜入するには白石の助けが必要。第七師団に囚われた白石を助けるために、杉元と土方一方は詐欺師の鈴川聖弘の力を借りて、旭川にある第七師団の本部に潜入することにするのだった――。

ネタバレ(ジャンプ+)炭鉱に生き埋めにされた杉元たちを助けたのは牛山だった。これによりついに土方一派と杉元一派が出会い、争いになるかに思われたが、のっぺらぼうに会うことを目的とする両チームは同盟を組むことになる。同盟を組んだ両チームは二手に分かれて、刺青人皮の偽物を見分けることのできる可能性のある、月形の樺戸監獄に収監されていると言われる贋作師、熊岸長庵を助けに向かうことにするが、杉元たちが立ち寄った村（コタン）になぜか熊岸の姿があった――。

ネタバレ(ジャンプ+)鶴見中尉は金塊争奪戦に波羅を巻き起こすために、剥製屋の江渡貝弥作に刺青人皮の偽物を作らせる。そのことを知った土方一派の尾形と杉元たちは、偽物の介入を未然に防ぐために江渡貝たちを追いかけ、夕張炭鉱の中に入るが、ガス突出事故に巻き込まれて、炭鉱に閉じ込められてしまう……。絶体絶命のピンチに現れたのは……。

ネタバレ(ジャンプ+)札幌を発ち、網走監獄に向かうために旅をしていた杉元一方は、途中立ち寄った村（コタン）でインカラマッという謎の占い師の女性と出会う。インカラマッの占いが驚くほど当たることに目を付けた白石は、占いを競馬に悪用しようと巧むが、キロランケの乱入により波乱。八百長が失敗したヤクザの組長が落とし前をとらせるために杉元たちの前に現れ……。

ネタバレ(ジャンプ+)キロランケからのっぺらぼうの話を聞いた杉元たちは、網走監獄へ向かうために札幌にやってきた、ちょうどそのころ、土方歳三一派も札幌にやってきていた。杉元たちは札幌で見つけた『札幌世界ホテル』で一泊することにするが、なんとそのホテルは、刺青人皮の囚人の一人、家永が営む殺人ホテルであった。同じホテルに土方歳三一派の一人、不敗の牛山もやってきて、恐ろしい殺人ホテルでドリフのコントのような騒動が巻き起こる。殺人ホテルだよ全員集合！

ネタバレ(ジャンプ+)ニシン漁師の連続殺人事件の噂を聞いた杉元たちは、その犯人が辺見和雄という刺青人皮24人の囚人の一人であるとあたりをつけ、海に向かう。戦いの末、辺見和雄の一件で第七師団から逃げた杉元たちは、たどり着いた先でアシﾘパの知り合いのキロランケという男と出会い、キロランケから衝撃の話を聞かされる。金塊争奪戦を仕掛けた張本人である、のっぺらぼうがアイヌを殺して金塊を奪ったというアシﾘパの父・ウイルクだというのだ。アシﾘパたちはのっぺらぼうに会って話を聞くために、網走監獄に向かうことになるのだった――。

ネタバレ(ジャンプ+)刺青人皮24人の囚人の一人にして、冬眠中の羆もうなされる悪夢の熊撃ちの異名を持つ二瓶鉄造が次に狙ったのは、エゾ狼の生き残りレタﾗだった。アシﾘパと杉元はレタﾗを守るために、二瓶鉄造と戦うことになるが……。――野田サトルさんの過去作『スピナマラダ!』と現在連載中の『ドッグスレッド』にも二瓶鉄造が登場しているそう。野田サトルさんが『ゴールデンカムイ』を描くきっかけになったのも二瓶鉄造とのことで、初期段階では二瓶鉄造を主人公に考えていたほど、野田サトルさんにとって、思い入れの深いキャラなのだとか。