読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

星乃
読んだ本
3
読んだページ
719ページ
感想・レビュー
3
ナイス
13ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

星乃
面白すぎる。縄文時代は貝塚のイメージがあったが、種実類を多く摂取していたり、すでに漆工芸を体得していたり、魚醤を作ったり、数の概念もあった(かも知れない)。たしかに、弥生以降の稲作導入により食料を安定的に確保できるようになったが、縄文は縄文で、今日、我々が想像するほど飢えていたわけではなかったようだ。他にも、江戸の古寛永通宝の流通やアメリカの古戦場にまつわる考古学の事例など、興味深い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

星乃
タイトルは「三角縁神獣鏡」となっているが、そこに至るまでの記述が多め。おかげで、古代の鏡の歴史が時系列で理解できた。著者は卑弥呼畿内説をとっている。九州説の肩を持ちたい私でさえ、思わず頷いてしまいそうな内容だった。三角縁神獣鏡は日本にしか存在せず、中国では一枚も発見されていないので、魏から卑弥呼に下賜された鏡だったのかどうか疑問は残る。生口=奴隷と思っていたが、そうではなく、「人間標本」(東に住んでいる珍しい人間のサンプルを提示します的な)という意味合いがあったとか。何とも生々しい表現で印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。
星乃
面白すぎる。縄文時代は貝塚のイメージがあったが、種実類を多く摂取していたり、すでに漆工芸を体得していたり、魚醤を作ったり、数の概念もあった(かも知れない)。たしかに、弥生以降の稲作導入により食料を安定的に確保できるようになったが、縄文は縄文で、今日、我々が想像するほど飢えていたわけではなかったようだ。他にも、江戸の古寛永通宝の流通やアメリカの古戦場にまつわる考古学の事例など、興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
星乃
考古学の基本的な考え、手法、他分野との連携、現代の問題点など。さまざまな事例が挙げられていてわかりやすい。考古学は文字が生まれる以前のいわゆる先史時代を扱う学問だと思っていたが、そうではなく文字発生後の歴史時代であっても記録が残されていない「無文字時代」「空白期」も考古学の範疇らしい。知らなかったので新鮮に思えた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/10(1265日経過)
記録初日
2021/06/10(1265日経過)
読んだ本
153冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
44829ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
153件(投稿率100.0%)
本棚
11棚
現住所
神奈川県
自己紹介

歴史書を中心に、読みたいものがあれば何でも手に取ります。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう