面白かったあ♬ 前作では主体性が皆無だった誠一郎が、懊悩の果てに自立に至る物語り。特に主人公の背中合わせのシャム双生児たる柳生義仙のトリックスターとしての大活躍には舌を撒いた（史実でも出家だったし）。 私的には荒木又右衛門を中身そのままで異形の怪物として描写できる外連味にこそ、作家の本質を見た感じ。 縄田さんの解説も秀逸。江戸神話を構想してたとか・・・凄え、隆慶一郎！ せめてせめてあと５年、長生きしてくれてたら、４部作として完結できてたのかも知れんこのシリーズ・・・悔しい😿

面白かったあ♬ 前作では主体性が皆無だった誠一郎が、懊悩の果てに自立に至る物語り。特に主人公の背中合わせのシャム双生児たる柳生義仙のトリックスターとしての大活躍には舌を撒いた（史実でも出家だったし）。 私的には荒木又右衛門を中身そのままで異形の怪物として描写できる外連味にこそ、作家の本質を見た感じ。 縄田さんの解説も秀逸。江戸神話を構想してたとか・・・凄え、隆慶一郎！ せめてせめてあと５年、長生きしてくれてたら、４部作として完結できてたのかも知れんこのシリーズ・・・悔しい😿