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2024年9月の読書メーターまとめ

Zensohya
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2024年9月に読んだ本
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Zensohya
アダム・タカハシ「神の存在は証明できるか?」。「注意すべきなのは、神が失われるという事態がもたらした精神的な影響の深度である。神という存在はいずれ消失しうるものだと初めから想定している場合、「神の死」はフロイトの(略)「喪」として経験されるに過ぎない。(略)一定の時が経てばおのずからその喪失感は治癒されるはずだ。/だが、(略)近代における「神の死」は単なる「喪」で済む事柄ではなかった。その対象の喪失はふたたびフロイトの用語を用いれば「メランコリー」として人々を捕えつづけたのである。→
Zensohya
2024/09/07 15:22

「このように神が根本的に失われた「乏しい時代」の到来といった事柄も、そこから遠く離れた異国に住む私は当事者として経験していないのである。西欧の哲学的言語のコロニアルな展開に身を置かざるをえない状況でありながら、肝心の「神の死」については彼らの郷愁を遠景で見ることしかできないのだ。「神の死」すら何の欠落とも感じていない者が、どうして「神の存在」の内実を語ることができるのだろうか。そのような隔たりを自覚することなく、神の存在や死を学問的に滔々と語るとしたら、まったく滑稽な試みでしかない。」

Zensohya
2024/09/07 15:26

「西欧の伝統においては、そもそも神の「存在」こそが強迫的に人が固執すべき対象として定義されていたのである。そのことをなしとげたのは、他ならぬ古代末期の神学者アウグスティヌスであった。」

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

Zensohya

一般には世界戦争は、国民経済を基盤とするヨーロッパの先進資本主義諸国が海外の植民地をそれぞれの経済体制に組み込み、世界の隅々までを分割し終えたとき、新たに資源と市場を求める後発の勢力が、一旦分割された世界の再配分を要求したことに始まるとされています。いわゆる「帝国主義の時代」と言われる状況です(40頁)

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
1

Zensohya
アダム・タカハシ「神の存在は証明できるか?」。「注意すべきなのは、神が失われるという事態がもたらした精神的な影響の深度である。神という存在はいずれ消失しうるものだと初めから想定している場合、「神の死」はフロイトの(略)「喪」として経験されるに過ぎない。(略)一定の時が経てばおのずからその喪失感は治癒されるはずだ。/だが、(略)近代における「神の死」は単なる「喪」で済む事柄ではなかった。その対象の喪失はふたたびフロイトの用語を用いれば「メランコリー」として人々を捕えつづけたのである。→
Zensohya
2024/09/07 15:22

「このように神が根本的に失われた「乏しい時代」の到来といった事柄も、そこから遠く離れた異国に住む私は当事者として経験していないのである。西欧の哲学的言語のコロニアルな展開に身を置かざるをえない状況でありながら、肝心の「神の死」については彼らの郷愁を遠景で見ることしかできないのだ。「神の死」すら何の欠落とも感じていない者が、どうして「神の存在」の内実を語ることができるのだろうか。そのような隔たりを自覚することなく、神の存在や死を学問的に滔々と語るとしたら、まったく滑稽な試みでしかない。」

Zensohya
2024/09/07 15:26

「西欧の伝統においては、そもそも神の「存在」こそが強迫的に人が固執すべき対象として定義されていたのである。そのことをなしとげたのは、他ならぬ古代末期の神学者アウグスティヌスであった。」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/08/22(1156日経過)
記録初日
2021/08/02(1176日経過)
読んだ本
139冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
39682ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
35件(投稿率25.2%)
本棚
0棚
外部サイト
自己紹介

本を売り歩く牛事、本を編む趣味事

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