読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

加納恭史
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22
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12817ページ
感想・レビュー
22
ナイス
522ナイス

2025年1月に読んだ本
22

2025年1月のお気に入られ登録
3

  • キムトモ
  • ふわふわぱん
  • 納間田 圭

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

加納恭史
何かクスクスするような展開。シニカルな笑いがある。オーナーの話はナベツネのことだと分かる。満雄は偉そうなオーナーだ。新聞社の主幹で、合わせて球団のオーナーでもある。そんなオーナーの記者会見は騒乱状態で毒づくその姿はマスコミの攻撃の餌食になる。寝ようとした時、手足が硬直し、ベッドから転がり落ちた。安定剤か睡眠導入剤を医師からもらおうと伊良部総合病院の神経科に電話すると医師の伊良部一郎は言う、「いやだよーん」。横柄な医師だな。満雄はしぶしぶその病院に出向く。老人性の鬱かと言われ、若い看護婦から太い注射された。
加納恭史
2025/02/01 13:25

ナベツネさんは強引だった。生前葬までやったと。自己顕示欲が深かいのか。アンポンマンはホリエモンのことか。「稼いで悪いか!」のサイン会とか何かと話題になった。IT長者とか一時は企業買収で名をはせた。プロ野球チームの買収まで。そんな彼は突然ひらかなが書けなくなり、伊良部病院の神経科で伊良部と相談。そんなことがあるのかと引き込まれる。まずは看護婦のマユミの注射を受ける。胸の谷間に視線が吸い寄せられる。ひらがなを思い出せないのは若年性アルツハイマーだと伊良部は言う。本当のことなのか?次のカリスマ稼業は女優の悩み。

加納恭史
2025/02/01 14:37

この女優は四十代でも若さを保つ。アンチエサイジングだとしても、健康食品やら美容体操とか、なかなか出来ることでない。歌劇団出身女優白木カオルの話。甘いものも制限で脂肪の代謝のためにエクササイズも絶やせない。伊良部病院の地下でエクササイズするため。そんな目的での来院もある。しかし伊良部の診断は自然体が一番、逆立ちでもしたら。カメラの前の彼女は見せ掛けで、実際の姿はカロリーにびくびく。甘いものやエビフライも我慢。最後は町長選挙。離れ小島の選挙の凄まじさ。中立は許されぬ。札束も飛び交う。かって自民党でもあったか。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
22

加納恭史
何かクスクスするような展開。シニカルな笑いがある。オーナーの話はナベツネのことだと分かる。満雄は偉そうなオーナーだ。新聞社の主幹で、合わせて球団のオーナーでもある。そんなオーナーの記者会見は騒乱状態で毒づくその姿はマスコミの攻撃の餌食になる。寝ようとした時、手足が硬直し、ベッドから転がり落ちた。安定剤か睡眠導入剤を医師からもらおうと伊良部総合病院の神経科に電話すると医師の伊良部一郎は言う、「いやだよーん」。横柄な医師だな。満雄はしぶしぶその病院に出向く。老人性の鬱かと言われ、若い看護婦から太い注射された。
加納恭史
2025/02/01 13:25

ナベツネさんは強引だった。生前葬までやったと。自己顕示欲が深かいのか。アンポンマンはホリエモンのことか。「稼いで悪いか!」のサイン会とか何かと話題になった。IT長者とか一時は企業買収で名をはせた。プロ野球チームの買収まで。そんな彼は突然ひらかなが書けなくなり、伊良部病院の神経科で伊良部と相談。そんなことがあるのかと引き込まれる。まずは看護婦のマユミの注射を受ける。胸の谷間に視線が吸い寄せられる。ひらがなを思い出せないのは若年性アルツハイマーだと伊良部は言う。本当のことなのか?次のカリスマ稼業は女優の悩み。

加納恭史
2025/02/01 14:37

この女優は四十代でも若さを保つ。アンチエサイジングだとしても、健康食品やら美容体操とか、なかなか出来ることでない。歌劇団出身女優白木カオルの話。甘いものも制限で脂肪の代謝のためにエクササイズも絶やせない。伊良部病院の地下でエクササイズするため。そんな目的での来院もある。しかし伊良部の診断は自然体が一番、逆立ちでもしたら。カメラの前の彼女は見せ掛けで、実際の姿はカロリーにびくびく。甘いものやエビフライも我慢。最後は町長選挙。離れ小島の選挙の凄まじさ。中立は許されぬ。札束も飛び交う。かって自民党でもあったか。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
氷点はなかなか難しいな。原罪とか復讐とか。気が重くなる。暫く娯楽作品のこの水滸伝でも読むか。季俊は山塞に立て込もり、反乱を始める。一千の官軍を破る。梁山泊の軍は二竜山や桃花山で反乱を起こす。あちこち反乱の目はある。しかし宋江は江南で反乱軍の拠点を作り、点から面の反乱を誘う。また諜報機関の青蓮寺は宋江の旅の後を追う。まあ青蓮寺は北方謙三さんの創作であり、諜報機関の絡みも梁山泊と官軍との戦いに入り込み、対立を面白くしている。旅で季達も宋江に引かれるが、宋江に青蓮寺の魔の手が伸びて来る。宋江は逃げ切れるか。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
夏枝は陽子の学芸会の白い服を用意しなかった。どうも夏枝は陽子に辛くあたりそう。そこで下巻へ。解説を読むと、この小説のテーマは「原罪」と発表したようだ。人間の欲望は際限がない。仏教でも同じだが、旧約・新約聖書の説明や物語は具体的で迫力がある。そしてこの小説では「復讐」もテーマらしい。陽子が殺人者の子供であることを知って夏枝は彼女を疎むのか復讐するのだろうか。青森と函館の連絡船が台風で沈没したのは当時の大きな話題だった。今は青函トンネルがある。村井と夏枝のせいで、その船に乗った啓造は九死に一生の疑惑は深まる。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
旧約聖書は馴染みがなく、意味がなかなか分からないと思っていたが、三浦綾子さんのまとめと解説は読み易く、感服した。サムソンとデリラは見事な文学作品だな。映画の007のジェームズ・ボンドの変形かな。ロシアの女性スパイはボンドの誘惑に失敗し、ボンドに惚れてしまう。しかしデリラはサムソンの怪力を奪い、牢獄につないだ。サムソンはペリシテ人のデリラに一目惚れした。だが彼女はペリシテ人のスパイだったのだ。彼女は惚れている振りをして、愛しているなら怪力の秘密を打ち明けと欲しいと持ち掛ける。それも何回もしつこい。毒婦だ。
加納恭史
2025/01/28 12:23

三浦綾子さんは本当に聖書を読んで研究されたのだな。特にこの旧約聖書の解説は見事だな。まだ全体を良く理解していないので、今回は気になる預言者についてまとめてみる。イザヤ書53章はイエスの到来と報われなかった生涯の記録がある。ただ黙々と人の罪を負いつづけ、そのゆえに十字架に最後を遂げたイエスの姿がある。〈彼は我々の病いを負い我々の悲しみになった〉〈主は我々すべての者の不義を、彼の上におかれた〉〈彼は多くの人の罪を負い、とがある者のためにとりなしをした〉。ここで彼とはイエスのことであり、最大の預言者である。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
さて、聖書はゆっくり読もう。参考として内村鑑三さんや三浦綾子さんもいる。娯楽作品の水滸伝も正義や勧善懲悪でやはり面白い。四巻目になると宋江の活躍も目立ってくる。WOWOWで織田裕二さん主演でそのうちテレビで見れそう。宋江は武松と放浪の旅に出る。二人は野宿もつらいのである村に宿を取る。その村では水不足で水田も枯れそう。村人は上の村の水の堤防を壊し水を引く。それに上の村人が怒り襲撃に来た。二人はその争いに巻き込まれた。襲撃者を懲らしめると、二つの村の喧嘩の元は、水を博打にかけたのだ。村役人の保正を懲らしめる。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
次は「コリントの信徒への手紙一について」。この手紙はコリントでの初代キリスト教会が直面した問題に明確な答えを与える。パウロはコリントの教会の信徒と親しくなったが、グループの間の論争の絶えない状況だった。コリントは東西に分かれる港のある地峡にあり、多くの文化を持つ人々から影響を受けた世俗的な都市。ここでは愛の女神アフロディテを古くから祭り、その影響もあった。有名なパウロの教えの一つが「霊的な賜物について」で、またあらゆる賜物の中で愛が最大である。神は死に打ち勝ち、イエスを信じる人に新しい命と霊の体を与えた。
加納恭史
2025/01/25 08:13

読み易いようだが、聖書の理解は相当難しい。仏教も哲学的に難しい。12.3神の霊により語る人は、誰も「イエスは神から見捨てられよ」とは言わず、聖霊によらなければ誰も「イエスは主である」とは言えぬ。注では神の霊とは聖霊のこと。聖霊はキリスト者に福音の証人になり、神の望まれる民となるように教え導く。この聖霊の働きの理解が難しい。12.7霊の賜物だが、聖霊の働きによる。その働きは色々。その霊はある人には知恵の言葉、またある人には知識の言葉、ある人には信仰、またある人には病気を癒す力、ある人には奇跡や預言を与える。

加納恭史
2025/01/25 11:07

13.4~13愛について。愛は忍耐強い。愛は情け深い。妬まない。愛は自慢せず、高ぶらない。5.礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。6.不義を喜ばず、真実を喜ぶ。注では、ギリシア語のストルゲー(家族の愛情)。エロース(性的な愛)。フィリア(友愛)。ここではアガペー(神の愛)のことで、他者に与える愛だと言う。しかし神への愛は最も難解である。13更に、信仰、希望、愛の三つが重要だが、最大なのは愛と言う。また理性だけでは実を結ばないで、霊に祈り、理性でも祈ると良いと言う。理解は難しい。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
三浦綾子さんのマタイ福音書と別に、自分の気になるところを追求する。「イエスの姿が変わる」(マコ9.2~13、ルカ9.28~36)。これはイエスが弟子に見せた啓示ではないか。17.1イエスは、ペテロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。17.2イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。17.3見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。17.5光り輝く雲が彼らを覆った。「これは私の愛する子、私の心に適う者。これを聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。
加納恭史
2025/01/24 12:13

17.3モーセとエリヤの注。この二人は旧約聖書の二つの主要な書物群を象徴する。モーセは律法を、エリヤは預言者の書を象徴している。またこのマタイによる福音書では、イエスが旧約聖書の成就者であることを示唆している。その前に16.18イエスが言う、あなたはペテロ、私はこの岩の上に私の教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できぬ。私はあなたに天の国の鍵を授ける。16.20しかしイエスは自身がメシアであることを誰にも話さないように命じた。16.21イエスは殺され、三日後に復活することになっていると弟子たちに打ち明けた。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
著者の三浦綾子さんは「新約聖書入門」も書いているから、キリスト教に造詣が深い。その人の代表作のこの小説も味わいたくなる。内容はキリスト教の信仰がメインなのか、主人公の生き方がメインなのか。最初は昼メロの不倫のような展開。病院長の妻夏枝と医師の村井の不倫の雰囲気。二人の心理描写はさすがだな。二人がよりそうように話をしていると、娘のルリ子が二人に割り込む。夏枝は村井と大事な話があるから、外で遊んで下さいと言う。娘は出て行った。しかしその後娘のルリ子は誘拐されたのか行方不明となる。事実は残酷。ルリ子は死んだ。
加納恭史
2025/01/28 16:54

まあルリ子はタコ部屋に入れられた浮浪者に殺された。哀れな男だった。その後自殺した。しかしその後夏枝はルリ子の代わりにもらい子でも育てたいと言う。友人高木は乳児院で働いていたが、もらい子の斡旋を頼まれた。夫の辻口は妻の不倫の疑いに尾を引かれた。自殺した犯人の女の子を引き取りたいと高木につげた。そんなことがあるのかな。妻への緩やかた復讐なのか。なんかドロドロしい。そのもらい子は陽子と名づけられた。七年が経過すると陽子は明るい子供になった。子供を育てたい母性愛は男には理解出来ないことかな。夏枝も明るくなった。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
聖書のスタディ版は注釈と併用して読む必要があり、読み易いものがないかと思う。三浦綾子さんの「氷点」をチラット読み、語り口が良いので、この本の新約聖書も独特の語りがありそうで手に取る。三浦綾子さんは1922年旭川市生まれ。私の母の世代かな。肺結核と脊椎カリエスを患い、13年間の療養生活を送り、この間にキリスト教への関心を深め洗練を受けた。平信徒であり専門的なことは何も知らないと言う。だが受け売りの手引きが多いが、彼女なりの真摯な探究で世に問う。最初は愛する人から聖書は送られた。次第に深い信仰と生き方を探る。
加納恭史
2025/01/22 15:55

深い書であるから中級と見て良い。最初はマタイによる福音書。イエス・キリストの系図。〈アブラハムの子であるダビデの子、イエス・キリストの系図〉。アブラハムはイサクの父であり、イサクはヤコブ父、・・。相当長い。バークレーの注解書も参考に彼女は説明。ユダヤ人は民族の純血を尊だよう。日本の天皇の系図も血筋を大切にして似てる。旧約聖書ではラハブは遊女でルツは外国人とか純血でない結婚もあったとか。第二の関門は、処女マリアの懐妊。〈イエスの誕生。母マリアはヨセフと婚約したが、一緒になる前に、聖霊により身重になった〉。

加納恭史
2025/01/23 12:38

インドの「マハーバーラタ」でもクンティーが処女のまま神の子の五王子を産んだ話もある。科学的には刺激があれば卵の細胞分裂は始まるとか、これは味気ない話だが。次は「山上の垂訓」。〈第五章 イエスはこの群衆を見て、山に登り、座につかれると、弟子たちがみもとに近寄った。そこでイエスは口を開き、彼らに教えて言われた〉。啓示の意味。古来から山は人と神が出会う。そこでイエスは神の教えを垂れる。〈心の貧しい人たちは、幸いである、天国は彼らのものである〉。最初の言葉の解釈は難しいが、要するに心の貧しい人とは謙虚な人のこと。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
聖書は重いので、エンタメで気を紛わそう。いつ読んでも岳飛伝は痛快。金軍のウジュと南宋の岳飛の対決は良い勝負だが、決着がつかない。両者ともに負傷する始末。岳飛軍の歩兵の中の長刀隊の活躍が目立った。金軍の騎兵隊の足をからめ取ったのだ。長刀をそろえた岳飛の作戦が当たったかな。二人の将軍の負けない駆け引きが見事。そうこうするうちに講和の気分。また秦檜の南宋の交易の拡大や水軍の準備も進む。交易を盛んにするよう甘しよの栽培や絞り煮る甘しょ糖を作る設備も大規模。まあ秦檜から岳飛に講和の指示が出る。梁山泊でも開墾が進む。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
旧約聖書の参考になるか読んでみる。日本の神道は多神教的だが、八百万の神は具体的だし、それぞれに良さはあるだろう。また創世記のアブラハムはユダヤ人の祖先だが、その系譜の歴史に詳しい。日本の古事記以来の歴史的神の系譜と似ている。まあ創世記は神話だから、メソポタミアのギルガメシュ叙事詩にも似ている。ノアの洪水物語にも似た話もある。預言者の物語だが、平行して戦乱の物語でもある。インドのマハーバーラタ神話でも、二つの部族の戦争の物語だが、その中にも「バガヴァト・ギーター」のクリシュナが聖なる世界と人間の運命を語る。
加納恭史
2025/01/20 12:25

著者はなかなか哲学的な人だな。私はただ一神教の根源まではこだわらず、ざっと目を通す。旧約聖書は三つの部分あり。第一部律法。モーセ五書。創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記。第二部預言者。ヨシュア記、サムエル記、列王記。その後大預言、小預言が続く。第三部諸書。ヨブ記、エステル記、・・。モーセの召命で、エホバは名乗る、「私はあなたの父なる神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神。私は有るように有る者」。天地創造からモーセへの介入。神の恵みなのか理解は難しい。ユダヤ十二部族の戦いの歴史と預言者の物語。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
久々に晴たので朝里の湯の花温泉へ。ここのところ聖書の読書は疲れた。いい解説書も見当たらないし。密度が濃いので読み進まない。このエンタメの岳飛伝の続き、四巻を気楽に読む。金軍と梁山泊の軍勢の決着はつかない。梁山泊の軍は劣勢のようだが、歩兵の奮戦で優勢だった。しかし梁山泊は金軍と講和する。戦いは金軍と岳飛軍の決戦となる。南宋の宰相秦檜は後攻めで控えるだけ。南方の交易や甘しょの栽培を進める。金軍と岳飛の戦いは互角。一騎討ちの様相も。岳飛軍の歩兵の長刀隊は大活躍。だが秦檜は金軍との講和も目論見る。さてどうなる。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
内村鑑三さんの勧めで、この「ローマの信徒への手紙について」読む。最初のパウロの手紙であり、最も重要な手紙である。パウロの自己紹介から福音のよく練られた神学論文である。初期教会のユダヤ人キリスト者と非ユダヤ人キリスト教徒の間には、どうすれば人は神に受け入れられるのか、どのようにキリスト者は生きるべきについて意見が一致していなかった。この手紙でバウロは大胆に「福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力」であると宣言する。ローマとエルサレムのキリスト者たちは律法を遵守した。
加納恭史
2025/01/17 12:51

2.15その心に記されている。律法をまだ一度も聞いたことがない人でも、何が正しくて何が間違いかを、心は理解している。パウロは言う、心は内側の本当の自己、考えや意志が出て来る場所だと当時の人々は考えた。3.9正しい者は一人もいない。まあこれはびっくり。11.悟る者はいない。神を探し求める者もいない。善を行う者もいない。彼らは舌で人を欺き、その唇には蝮の毒がある。彼らのその原因は18.彼らの目には神への畏れがない。まあ一般的なことで畏敬の念のことでしょう。彼らとは律法者のことで、本当の義は神の恵みによると。

加納恭史
2025/01/17 19:27

7.25「心では神の律法に仕えていますが」、肉では罪の法則に仕えている。自己中心的な欲望は、罪に向かわせる。9.1わたしの良心。心は内側の本当の自己、考えや意志が出て来る場所。聖霊が彼の良心に語りかけ、心の最も深い所の思考や願望を形成する教師として役割を果たす。9.14神に不義があるのか。15神はモーセに言う、「私は自分が憐れもうと思う者を憐れみ、慈しもうと思う者を慈しむ」。16これは人の意志や努力ではなく、神の憐れみによる。次は神の怒りと憐れみ。神の御心に逆らう者には怒りを、信じる者には憐れみを注ぐ。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
聖書フランシス会はとても厚くて重いので、この本スタディ版で続けます。列王記(上)のエリヤの辺りから。エリヤとバール神の預言者対決はエリヤの勝利となり、それらの預言者は撃ち殺された。それからエリヤはアハブ王に干魃の終わりを伝えた。その通りに激しい雨が降る。それらの話を聞いたアハブの妻イザベルはバール神に罰せられると思った。それを聞いたエリヤはあちこち逃げ廻った。ダマスコの荒野で彼はエリシャに出会う。エリヤは外套をエリシャに投げかけた。これは預言者になるようついて来ることの意。エリシャはエリヤに従い仕えた。
加納恭史
2025/01/14 15:55

二人がヨルダン川に出た時、エリヤは外套を脱いでその水をうつと、水は左右に別れた。その上を渡り終えると、エリヤはエリシャの願いを聞く。エリシャはあなたの霊の二つ分を下さいと言う。エリヤの答えは、わたしがあなたのもとから取り去られのを見たら、願いはかなえられると言う。すると火の馬車とそれを引く火の馬が天から降りエリアをその馬車に乗せて、天に上って行った。これでエリシャはエリヤの二倍の霊力を持った。やがてエリシャもエリヤもらった外套で川の水をたたくと水は二つに別れた。 それからエリシャは奇跡を起こす。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
旧約聖書の手軽なものがないので、当面この本で列王記(上・下)を読む。エリヤとエリシャを読む。炎の馬車で昇天したエリヤはどんな預言者だったか。新約聖書にもイエスがゲッセマネの荒野で「エリ、エリ・・」と祈ったのはこのエリヤである。急にヨブ記から旧約聖書に興味が湧き、まずエリアに魅せられたわけ。ずっと以前に読んだがかなり忘れている。列王記(上)17章の預言者物語が始まる。最初はエリヤ、早魃を預言する。エリヤは王のアハブに言った、「生けるイスラエルの神、主に誓って言う。わたしが告げるまで、数年間雨は降らない」。
加納恭史
2025/01/12 19:29

シドンのやもめに会ったエリヤはパンを一切れ下さいと頼む。だがやもめの壺には一握りの粉と瓶に油が少しあるだけ。エリアは小さいパン菓子を作って私に下さいと言う。更に主の仰せで言う、「雨を降らせる日まで、壺の粉は尽きず、瓶の油もなくなることはない」。やもめはエリヤの言葉どおりにした。エリヤもやもめも何日もそれを食べた。主の仰せのとおり、壺の粉は尽きず、瓶の油も尽きなかった。アハブの宮廷長オドバヤにエリヤはここにいると主人に言いなさい。エリヤはアハブのバールの預言者八百五十人をカルメル山の彼のもとに集めよと言う。

加納恭史
2025/01/13 07:58

バアルの預言者たちは四百五十人もいる。彼らは一頭の雄牛をばらばらに切り薪の上に載せた。エリアも雄牛を同じように薪の上に載せた。両方ともまだ火はついていない。エリアは私たちの神、主の名を呼ぶ。火をもって応える神。またバールの預言者たちも彼らの習慣に従い火がつくように大声で叫んだ。だが火は付かない。エリアはイスラエルの神に祈り火のつく答えを出してくれと言う。やがてエリアの薪に火が付いた。主の火が下り献げものと薪を焼き尽くす。民はそれを見てひれ伏した。エリアはバールの預言者たちを捕らえと命じ、川で彼らを殺した。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
内村鑑三さんの「ヨブ記」を読んで感銘を受けたので、本物も読みたくなったのかな。義人ヨブの話は相当に深いと思った。ゲーテの「ファウスト」やダンテの「神曲」よりも人の生き方が克明に語られたのは旧約聖書の一つの物語とは驚きだ。ユダヤ人とは違った物語。ハイデガーやベルグソンの哲学でも人の生き方を正面から語っていない。不幸に直面したヨブと三人の友人との会話から始まる。その問は神は義人を見殺し、悪人が栄えのは何故か。最後は神エホバがヨブに答える。だが仲介者も必要。それは天使かデーモンかはたまた悪魔か。薄い本だが深い。
加納恭史
2025/01/11 18:13

さて、内村鑑三さんの「ヨブ記講演」の参考があったから多少は読めたが、旧約聖書の記録は文学作品であるから多様な解釈が可能である。真意の追求はなかなか難しい。内村鑑三さんの理解では、義人ヨブの悲惨な体験は厳しい試練だな。神を怨むヨブの気持ちも分かる。三人の友人の言う罪の結果か因果応報なのか、なかなか分からない。ヨブは神と話し合いたいと思う。それが出来るのはスウェーデンボルグの霊界通信で死後の霊界を知ることも必要だろう。内村鑑三さんはおそらく知っていたのだろう。エホバの答えも見神体験と天使の手引きがあるのだろ。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
標準的なキリスト教入門かなと思って読む。内村鑑三の弟子と名のるから無教会主義のようだ。矢内原忠雄さんは独特の参考を述べる。聖書は新約も旧約も調べた。聖書第一主義である。教会も洗礼式も形だと言う。初期キリスト教徒に教会はなくエクレシアつまり集会があった。またアウグスティヌスのキリスト教信仰を重視している。キリスト教徒の知り合いはいるが熱心に聖書を読む人はなかなかいない。旧約聖書で神はエホバである。創造神のようだ。新約聖書でイエスはそのエホバを父なる神とした。また一般的な罪と贖罪は内面の聖霊によるとする。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
五人の代表的日本人の中で、日蓮についてだが、少ししっくり来ない。日蓮宗は仏教の中でも排他的であり仏教を代表するとも思えない。法華教の題目を唱えて救われるだろうか。中江藤樹の方が村の先生として納得が行く。教師と弟子の関係の教育。天子から庶民に至るまで、人の第一の目的のすべきは生活を正すことにある。孔子の「四書」を十分に検討した。藤樹は母を呼び寄せ、伊予の藩主に仕えたが、藩主よりも母のそばを離れないと決めた。藤樹は行商もやめ村に学校を開いた。田舎に住みながら平穏無事の楽しい日々を送った。やがて世に知られた。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
三巻目から金軍のウジュの二十万の軍と梁山泊の七万の軍の戦闘が始まる。梁山泊の歩兵部隊が崩れず、金軍を周りから遊撃する騎馬隊の活躍。遂に金軍の猛攻をしのぎ、追い帰す。しかし梁山泊は宣凱を金に送り、講和を求める。両者は講和し戦力の回復を図る。次はいよいよ金軍と岳飛軍の戦いとなる。梁山泊の王貴は漢水まで交易路を開き舟の貿易を発展させようとする。南宋では三万の禁軍を保存し、岳飛軍の後ろに控える。南宋水軍は旧式であり造船と水兵の訓練に励む。その折に笛の名手の王清は生意気な少女梁紅玉に心引かれて行く。艶っぽい行く末?
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
ずいぶんと理想家の歴史感覚のようだ。ゆったりした描写が多い。金軍のウジュが岳家軍と、同時に梁山泊軍と交戦。それぞれに深追いせず、退き一旦収束する。南宋の宰相に復帰した秦檜は漢土の統一を目指す。梁山泊の呉用の命令は届かず新体制の模索が続く。王清は笛の名手ながら秦容と王進につき人生を語る。王進の交母も亡くなり王進も亡くなる。王清はまた旅に出る。梁山泊とは何か、志とは何かと考えてみたい。岳飛は金と小競り合いを繰り返す。秦檜の宋の近衛兵は何時も後ろに控える。静かに時は満ち戦いの火蓋がまた切られる。主役は岳飛かな。
が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
解説にもあるように、静かな、心にしみいるような小説です。北方謙三の叙情性の一つの結晶がここに描かれている。本書は「水滸伝」「楊令伝」に続く「岳飛伝」の第二巻である。大河小説ながら途中から読んでも良い。大きな戦闘シーンはもちろん、その前後の登場人物の静的な一人ひとりの思いが見事に描かれ、しばし考えこみ、また読み出して、思いを遠くへ投げながら、ゆったり読み進んで、言葉や場面が内面で響きあい、確認することになる。北方謙三は中国の古代の歴史小説に特化している。人の心は古代の中国も現代の日本も変わりないのだろか。
加納恭史
2025/01/05 12:39

岳飛伝をコメントするつもりで書いた。今思うと水滸伝の続きが岳飛伝だから描き方は同じかな。でも気になってこの水滸伝も読んでみる。北方謙三さんは三国志も書いている。まあ三国志に飽きたらな人は水滸伝を読むのかな。さすがに北方謙三さんの水滸伝は登場人物ひとり一人の内面、生き方を丁寧に描いてさすがだな。最初は乱暴者の武松の話。彼は一度は故郷を捨て放浪し、宋江や魯智深に出会う。梁山泊の高い志に会い少しずつ感化される。ふと故郷に戻ってみたくなる。故郷で彼は兄と兄嫁金蓮に歓迎される。しかし金蓮への慕情は深くやるせない。

が「ナイス!」と言っています。
加納恭史
正月気分でボンヤリ。そんな時は小説かな。岳飛伝とは水滸伝の中にあったかな。おぼろながら何か読みたくなる。金と南宋の戦い。それに梁山泊がからむ。岳飛は南宋の武将。彼は梁山泊と戦かった。当時の梁山泊の首領は楊令で岳飛は片腕を失うが、楊令も亡くなる。その後、梁山泊に洪水が襲い、壊滅的な打撃となり、川の流れは止まり湖だらけ。かなりゆったりした展開。戦争だけでない川に依存した船の交易の様子の隆盛も見事。梁山泊では堰を切って、川の流れが戻る。その頃金と岳飛の南宋との戦いが始まる。梁山泊ではまだ首領は決まっていない。
宵待草
2025/01/02 12:39

加納恭史さん 明けましておめでとうございます!🎍🐍 今年もどうぞ、宜しくお願い致します!💫 ご健康に恵まれた、穏やかなお年に成ります様に!🍀 宵待草

加納恭史
2025/01/02 19:50

宵待草さんありがとうございます。悪いカゼで立てないことあり、健康が何処まで続くか少し自信がなくなりました。頭がすっきりする散歩で歩けるのはせいぜい八十代前半までかな。どうなるか後は所詮運任せかな。大陸的な北方謙三の語りは妙に嬉しいです。それは三国史や水滸伝の好きな私の世代であります。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/08/22(1275日経過)
記録初日
2021/08/24(1273日経過)
読んだ本
504冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
186674ページ(1日平均146ページ)
感想・レビュー
481件(投稿率95.4%)
本棚
596棚
性別
年齢
76歳
自己紹介

高校時代より、読書が始まりました。最初に感動したのヘルマン・ヘッセの作品でした。最初に読んだのは、「郷愁」でした。最初は文学、しだいに歴史、考古学、プラトンの作品とか、スウェデンボルグとか、ギリシャ神話、インド神話、ジュセフ・キァンベルの作品、ユング心理学の作品、ルドルフ・シュタイナーの作品、聖書、バガヴァット・ギーターとか、UFOの小説・実録、などなど様々です。頭を柔軟にして、グノーシスとかナグハマディ文書とか最近の新しい発見とか、古代の見解と最新の見解を比較・検討してみたいのです。また最近の潮流のレイチェル・カーソンから始まったエコロジー運動、水や森林や土壌や微生物学の発展も興味深いものです。七十歳を過ぎて、アリストテレスやカントを知り、その博学さに感銘を受けた。ともに「形而上学」に大変に驚かされました。それまでプラトンにも飽き気味でした。ゲーテもとても好きになりました。こんな近況です。

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