一穂さんの『レモンの目』がゾッとして特に良かった。

トナオ食べてみたい。一番気軽に食べに行けそうなのは韓国のチョングッチャンかな。映画HEROで確か出てきた。

『わずかばかりの犠牲』は大学入学前の若者にぜひ読んでほしい。自分だけは大丈夫、は絶対通じない恐い結末が待ってるという啓蒙として最適。どの話もいや～な読後感だったけど面白かった。

一穂さんの『レモンの目』がゾッとして特に良かった。

「死神の微笑」面白いなと思ったら『神様のカルテ』の人かと納得。「悲雨」も好き。「探検の思い出」は短いのにめっちゃ怖くて、夜読んで後悔した。「女帝の憂鬱」は難読人名だらけだし人間関係ややこしいし、日本史の勉強してるみたいで難しかった。

1巻は城下に行ったり事件に巻き込まれたり、戦闘シーンとか盛り上がる場面が多かっけど、2巻はひたすら聞き込みをするばかりで、前置きが長いなと思ってしまった。納涼祭あたりをもっと詳しく知りたかった。主人公や世界観は好きなので続きが気になる。

最初に出てくる、手をパーにして目をカッと見開いた男性の絵がインパクト抜群。贋作のモディリアーニはそうと言われないと分からないぐらい特徴をとらえててすごいと思った。いろんなアートの背景が知れて面白かった。

コミカライズを読んで続きが気になったので。文体が独特だった。「～する陛下。」や「～の意を示す紗耶。」のような名前で終わる文が度々出てくるので、劇の台本みたいだなと思った。主人公が仕事熱心で責任感があるのがいい。暁雅に髪色がばれたときどうなるのか気になる。

『波戸崎大尉の誉れ』が特に面白かった。『ペリーの墓』は日本史の勉強になった。推理作家さんでも一部合ってるけど完全に当てたという人はいないので、一般人が挑戦して当てようなんて土台無理な話だよなと改めて思った。

コミカライズを読んで続きが気になったので。最近、魔法が存在する異世界ものばかりで食傷ぎみになっていたので、魔法のない世界の話でよかった。何より高山さんの美麗なイラスト！主人公とヒーローはもちろんのこと、脇役まで美しいなんて。挿し絵のある小説を読んだのは久々だけど、次はどんなイラストだろうかとワクワクしながらページをめくれるのはいいですね。