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ネタバレ中村文則は大好きな作家だけど、この作品はあまり好きになれないし、面白くなかった。作中作の構造だが、それが単にご都合主義のプロットをいくつか重ねただけに感じる。差別主義者の描写も一辺倒、リベラルの主張も紋切り型。勿論、主人公が単なるリベラルジャーナリストではなく、そこを描こうとしているのも伝わるといえば伝わるが、それだけ。Bに脅された結果、五十嵐が差別主義的書き込みをさせられるというのは、闇社会の脅しとしてはあまりにリアリティがない上薄っぺらい陰謀論のような話で微妙だし、その葛藤も表層的でうーんという感じ。
0255文字
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『悪童日記』の続編に当たる作品。続編というより、個人的にはむしろ二次創作を読むような気分で読んだ。前作で見知った街中と馴染みのある人物達の間に新しい場所・人物も登場して、話が展開していく様が読んでいて面白い。ストーリーの構成も文体も良すぎて感嘆した。
0255文字
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最高すぎる小説。文学にかぶれながらも結局社会の有象無象に埋もれて疲弊してしまった奴、文学しない人々を見下しつつ文学してるつもりになってるだけの自分を一番嫌悪している奴、全ての(精神的)童貞達に読んで欲しい作品。
0255文字
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「真実」しか書かない練習をする双子達による日記(つまり主観的・内的な感情は排除される)の体裁をとった作品。比喩や感情表現に富んだ文章に触れるのも小説を読む醍醐味だが、そうした「感傷的」な作品にはない抑制された文学の力強さがビシビシと伝わってきて良い。表面的には感傷的でなくても、登場人物達の活き活きとした動きが伝わってくる。
0255文字
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ネタバレ旅を通した少女の成長、ジーコやカワウとオーバーラップする人生のあり方への洞察が面白い。タイトルも良い、タイトルの意味を考えながら読み進める心地よい読書体験だった。旅の目的は小説とサッカーの練習、つまり「練習する旅」であるが、この旅はいつまでも終わらない。人生という旅はこれからも続いていく(こういうメッセージをタイトルと内容から読み取ったので亜美の死は正直小説に「裏切られた」と思った。嬉しい裏切りじゃなくてただただ残念な裏切り)のだから、この旅は「練習する旅」でありながらも同時に「旅する練習」になっている。
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まだ単行本化されていないけど、新潮10月号に掲載された「皆のあらばしり」は人物描写もストーリーも恣意性がなくなりリアルかつかなり個性的になっていて面白かった。本作の旅や地史学的エピソードが好きだった僕はかなりお気に入りの作品になりました。芥川賞取ってほしい

11/10 22:38
0255文字
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スペインから亡命した麻薬密売人、闇医者、臓器売買人、マフィアなど様々な裏社会の人々が手を組み一つのビッグビジネスを展開しようとする...惨憺かつ残虐に描かれる裏社会の物語を支えるのは、禍々しく幻想的なアステカ神話への信仰。非現実的な裏社会と異国の神話が混ざり合った奇妙な世界観の中で展開されるストーリーは、しかしながら、その緻密に構成された設定、物語に絡む時事問題などが相待って妙な現実感をもってこちらに迫ってきた。酷い暴力描写が散りばめられつつも軽快に進行する物語に、ページをめくる手が止まらなかった。
0255文字
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赤ん坊の死を願うエゴイズムとその恥に板挟みになる鳥、生と死の可能性を行き来する赤ん坊、複数の男と関係を持つ、若さと成熟の狭間に生きる火見子...というまさに≪多元的宇宙≫の選択肢の前で宙づりにされ続ける、≪genuine≫(p.123)ではない登場人物達。 不安定な生を生きる恐怖を描き出した本作は、非倫理的内容を多分に含んでいるが、不具の赤ん坊を持ってしまった親の恐怖心や葛藤は、全ての読者へある程度の共感を持って迫るものがあるように思う。(→つづき)
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大江は、「他人どもの共通の世界」からは外れた『個人的な体験』を、しかし圧倒的な筆力を持って一つの共通体験=文学として描き出すことに成功している。 また、個人的に印象に残ったシーンは、鳥と火見子が赤ん坊を病院から引き取った後、車内で赤ん坊がアイ、イヤー、イエーと泣き出すシーンだ。赤ん坊に意志はあるのか?彼は苦しんでいるのか?意志疎通のできない「完全な他者」の真意の読み取れない叫び声は、そのアイ、イヤー、イエーという奇妙な字面も相まって、「正常」な人間が叫ぶいかなる声にも見いだせない過剰な恐怖を私に与えた。

09/23 13:53
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読書データ

プロフィール

登録日
2021/09/15(1293日経過)
記録初日
2021/09/16(1292日経過)
読んだ本
54冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
16021ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
7件(投稿率13.0%)
本棚
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現住所
京都府
自己紹介

小説と人文書

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