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2024年10月の読書メーターまとめ

白花豆
読んだ本
14
読んだページ
3708ページ
感想・レビュー
6
ナイス
416ナイス

2024年10月に読んだ本
14

2024年10月のお気に入り登録
1

  • あしぶえ

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • あしぶえ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

白花豆
前作の事件で心が壊れてしまったピップ。全く違った人格になってしまったようで、かわいそう。マックスから名誉毀損で訴えられ、追い打ちをかけるようにストーカーからの「きみが行方不明者になったら、誰がきみを探してくれるのかな」のメッセージ。セラピーも受けず、一人、薬に頼っているピップは、自分で自分を鼓舞するしかない。私はやれる、と。でもどんどんおかしな方向に行ってしまう。後半は「ダメダメ!」と止めたくなった。完全犯罪を企むなんて悲しすぎる。復讐をよしとする欧州人の感覚がわからない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

白花豆

朝一で東京都美術館に田中一村展を見に行ってきました。大雨のおかげで観覧者が少なく、ゆっくり見られました。30年来追いかけているのですが、近年見つかった個人蔵の作品も多く、見応えがありました。今日、最終日になってしまった「大地に耳をすます気配と手ざわり」。自然をテーマにした現代作家5人展。川村喜一さん目当てでしたが、さらに倉科光子さんのもよかったです。東日本大震災後、生えてきた植物を「tsunami plants」と名付け、描き続けています。またどこかで見たい! 写真は彼女のポストカードです。

朝一で東京都美術館に田中一村展を見に行ってきました。大雨のおかげで観覧者が少なく、ゆっくり見られました。30年来追いかけているのですが、近年見つかった個人蔵の作品も多く、見応えがありました。今日、最終日になってしまった「大地に耳をすます気配と手ざわり」。自然をテーマにした現代作家5人展。川村喜一さん目当てでしたが、さらに倉科光子さんのもよかったです。東日本大震災後、生えてきた植物を「tsunami plants」と名付け、描き続けています。またどこかで見たい! 写真は彼女のポストカードです。
itica
2024/10/09 20:20

自然の美しさと逞しさが感じられる良い絵ですね。色合いも素敵です🍃

白花豆
2024/10/10 10:53

>iticaさん ありがとうございます💕 心が落ち着きます☘️

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

白花豆
日常生活を美学として捉えた興味深い思考法。要するに「用の美」を、生活全般に広め、さらに心の動き=感性を思考してみる。日常というとあまりにも広いので、本書では、椅子、掃除や片付け、料理、地元、ルーティーンについて考える。それぞれに「美」や芸術性を見いだしていくのだが、著者は料理がキライなので、料理に対しては冷たい。私は料理が好きなので、充分に「日常美」を感じるし、ルーティーンが「美」なら、料理も「美」であると思うのだけれど。結局、感性に頼った哲学は、個々人差があり、無用の論となりかねない。
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白花豆
凍死はいちばん美しい死に方だと聞いたことがあるが、本書で凍傷や矛盾脱衣などを知り、そうでもないと思った。首に残る3つの小さな痣がキーポイントとなり、時期も場所も重ならない凍死の解明に乗り出す。事件解決の一方、お祭り好きのにぎやかな勇の過去と、自分の生い立ちに向き合った彼の心情がつらい。
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白花豆
前作の事件で心が壊れてしまったピップ。全く違った人格になってしまったようで、かわいそう。マックスから名誉毀損で訴えられ、追い打ちをかけるようにストーカーからの「きみが行方不明者になったら、誰がきみを探してくれるのかな」のメッセージ。セラピーも受けず、一人、薬に頼っているピップは、自分で自分を鼓舞するしかない。私はやれる、と。でもどんどんおかしな方向に行ってしまう。後半は「ダメダメ!」と止めたくなった。完全犯罪を企むなんて悲しすぎる。復讐をよしとする欧州人の感覚がわからない。
が「ナイス!」と言っています。
白花豆
子どもがいないので、全く知らなかったのですが、著者は子どもの行動療法士で、10000人以上の子どもの問題行動と向き合ってきた専門家。軽井沢にインクルーシブ教育の幼稚園も立ち上げてしまったという。近年増えている引きこもりや不登校、発達障害について、私が薄々感じていたことを、本書は本質をズバリと指摘し、著者がどのように解決したかを提示しています。一人ひとり違うので、解決法はそれぞれ違う。でも根っこは同じ。それがわかって、すっきり。
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白花豆
今やハーバード大学でも未来のビジネスマンが学ぶ『論語』。かたや無為自然の『老子』。この二つの思想を現代的なテーマでは、どんなふうに語られているか、教えてくれる。教えてくれるが、答えは自分で出す。今時のハウツーではないところが田口氏。その分、深い。迷ったときに考えるヒントを与えてくれる本として手元に置きたい。
が「ナイス!」と言っています。
白花豆
定年退職したハロルドの元に、元同僚でホスピスにいるクウィーニーから手紙が届く。ハロルドは、ふと歩いて届けようと思い、携帯電話もウォーキングシューズも地図もないまま、800キロ以上離れた北の町を目指す。道中、ハロルドの孤独感、クウィーニーとの付き合いなどが徐々に明らかになり、SNSで拡散され、英雄視され、奇妙な騒ぎに巻き込まれる。シニカルな展開とシリアスな状況はハード。天涯孤独のクウィーニーがハロルドを待っているというシスターの言葉が、一条の光として小説を差す。ネット(メール・リモート)<手紙<会う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/17(4847日経過)
記録初日
2011/08/17(4847日経過)
読んだ本
2685冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
642658ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
1687件(投稿率62.8%)
本棚
36棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
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2020.1 2年ぶりに読メ再開。

小説、エッセイを中心に読んでいます。たまにビジネス書、ノンフィクションなども。レシピ本も大好き。

好きな作家は宮部みゆき、池澤夏樹、平安寿子、絲山秋子、内藤了、曽根圭介、帚木蓬生、姫野カオルコ、道尾秀介、吉田篤弘、川上弘美、小川洋子、東野圭吾、山家望などなど。

ストレス解消は、カフェで小説を読むこと。家でもなく職場でもなく、誰も自分を知らないところが必要。

いい本に出会えるとお酒を呑みながら読みたくなる。猛読酔書と呼ぶ状態。

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2014.8 ハンドルネームを白花豆に変えました。

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