ネタバレ堀内誠一さんの、なんとも楽しそうな自動車。この表紙は今でもハッキリ思い浮かべれるほど印象が強かった。そうそう、このエンジンの表情が良いのよ。　この幼いころ読んだ本は入手できないみたいでおどろきました。

ネタバレ子どものとき買ってもらい大好きだった作品。堀内誠一展でこの表紙の原画の美しさに感動感涙。記念に新しく購入して読みました。名作ですね。　もう自分の役割がなくなりつつあるとき、思いきって冒険に出たじいさん。色んなものを見て、海をさ迷い、弱ってしまう。でも最後にあった幸せの場所、穏やかな姿。泣ける。　自分も現役の限界を感じる年頃ですが、でも何か挑戦が出来るんじゃないかと、励まされました。この本や「ふたごのでんしゃ」、役割を終えたあとの物語。子どものときと初老では、感じることが違うっていうのも、また味わいです。

ネタバレ二ノ宮知子の『飲みにいこうぜ！』を読み、会社でやり放題のOL…で思い出した作品。こちらは昭和末期で今とは時代が違い、バブル絶頂、アーバンなお嬢さんたちはボディコンワンレンフレグランスで決めて。中尊寺ゆつこ、桜沢エリカ、内田春菊、岡崎京子と、漫画家の姉さんたちがかっこ良かった記憶。　ゆつこさん御存命なら、どんなスタイルの作品を出していたでしょうか、還暦オヤジギャルでしょうか。

ネタバレ久々に読んだけど、破天荒なギャグ。一流商社で仕事が超できて美人で、大暴れでも誰も勝てず逆らえないというの。漫画でこその、胸がすく面白さでしたね。(自分は職場で鬱屈の日々だったしな…)この時代は酒豪はラッパ飲みだったのか？そうだったかも笑。徐霊しないで帰る話も、すごく可笑しくて良い。　二ノ宮先生といえば傑作『平成よっぱらい研究所』からの『飲みに行こうぜ！！』で。西原りえぞう先生と酒豪女子漫画家のツートップだったように思う。お二人とも、自分のエッセイ漫画に出てくる男性と結婚したのもビックリしたな。

ネタバレエッセイ自伝小説を数冊読み、こちらを。　「不貞の季節」寝取られもの。読んで性癖に刺さるならたまらんと思う官能小説。　　「鹿の園」「妖花」自伝的ものですが、こういう破天荒なオジサンの人生の話を聞く分には興味深く面白い。　　「美少年」結末が衝撃過ぎて、この舞踊家の彼が実在したと聞くと…(省略)。男性作家の書いた嗜虐趣味男色(肉体は男の女性)小説なので、BL民はうっかり触れぬほうがよろしいかと。

ネタバレKU　直木賞受賞おめでとうございます、一穂ミチ先生。『アフター·ユー』連載初回から読んでいますが、とにかく先が気になり配信日に早速読む。男女ふたりが、各々の消えたパートナーを探すミステリーな旅。特に沙都子のキャラクターが面白い。

ネタバレ『花と蛇』一巻しか読んでいませんが、あとがきからこの先生のエッセイは面白そうと思い、Kindleで『団鬼六原作劇画集成 １、２』続いてこちらを読んで 、ご自分のSMの嗜好に対することや、勢いまかせの半生がわかった。　インテリで破天荒で自由人。こういう男は面白いに決まっているし人気だったでしょう。アブノーマル趣味の交遊がすごい、時代的にも人が人を呼ぶのでしょう。　たこ八郎さん、海で亡くなったくらいの記憶しかなかったが。渥美清さんのお話も興味深い。　続いて、また小説を読んでみる。

ネタバレKU　色褪せることのないレシピ。ガッツリ食べようぜ！という心意気で、でも盛り付けが粋で、器もきちんと選ばれている(民芸や作家物)。気さくに、こういうふうに供される料理っていいじゃないですか。

ネタバレ息子とも読んだし、小さな子がいる友人へのプレゼントにも選ぶ人気の本。保育園でも先生が読み聞かせしていると、子どももみんなで見る方が盛り上がるようで楽しそうでした。

ネタバレ団鬼六氏の、『花と蛇』『美少年』、自叙伝やエッセイなど数冊読んだ上でこちらを。　団氏を偲んでの作品です。自分の趣向を人に美学と認識させる力量があれば、それを『耽美』という言葉を使える、ということなのか。　成人男性が街中の婦人の裸体を妄想する視線を高尚な単語にすり替え談義なさっているものもスキモノ同士、とても楽しそうです。　問題はBLを何気に貶める発言です。上から目線で接して良い分野はありません。どこにも愛好家はついているのです。