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2024年3月の読書メーターまとめ

ヒガシグチ
読んだ本
8
読んだページ
2656ページ
感想・レビュー
8
ナイス
91ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月のお気に入り登録
2

  • 眠る山猫屋
  • HANA

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 眠る山猫屋
  • HANA

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ヒガシグチ
ネタバレ霊能作家鹿角南シリーズ(?)、自分的には祝山に続き2作目の拝読。従妹の嫁ぎ先の蔵で発見された目嚢なる古文書を読み進めるうちに身の回りに怪異が起こりだして…。といった禁書物ホラー。作中作のクオリティが高く一つ一つが実在の歴史ある怪談のような読み味で、単体で面白かった。一人称視点で物語が進んでいく中で、主人公が正しく怪異を認識できず偶然で片付けようとしている点や、目嚢に対する向き合い方が徐々に変容していく様子にリアリティがあった。物語全体に説得力があり堅実な恐怖を感じる作品。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ヒガシグチ

ヒガシグチさんの2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3306ページ ナイス数:67ナイス ★ヒガシグチさんの2024年2月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/1299582/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
8

ヒガシグチ
ネタバレ霊能作家鹿角南シリーズ(?)、自分的には祝山に続き2作目の拝読。従妹の嫁ぎ先の蔵で発見された目嚢なる古文書を読み進めるうちに身の回りに怪異が起こりだして…。といった禁書物ホラー。作中作のクオリティが高く一つ一つが実在の歴史ある怪談のような読み味で、単体で面白かった。一人称視点で物語が進んでいく中で、主人公が正しく怪異を認識できず偶然で片付けようとしている点や、目嚢に対する向き合い方が徐々に変容していく様子にリアリティがあった。物語全体に説得力があり堅実な恐怖を感じる作品。
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ヒガシグチ
恥ずかしながら初読。感想としては赤川次郎が巻末で述べている通り、エンタテインメントに求めるものがすべて揃っている最高の一冊だった。ある程度は他の本や書評でネタバレを食らっているにも関わらず読み進めるときのワクワク感は過去一番に匹敵する程だった。ミステリー入門のおすすめを聞かれたら間違いなく本書をあげるだろう(そんな機会はないが…)。これに懲りたら読まず嫌いをやめ、有名どころを読んでいこうと思わされた作品。
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ヒガシグチ
ネタバレ第四夜は今までで一番面白かったのかもしれない。山の牧場は伝聞ではなく実際の著者の体験談ということもあり、情景描写が鮮明で山を登って牧場へと向かう描写から結末まで容易に想像できたしリアリティもあった。後日談まで読むとなんだか陰謀論みたいに思えなくもないが、実際体験したらこのような思考になるのだろう。一方ネットで最凶の怪談と評価されていた八甲田山は個人的にあんまりだった。怪異に遭ったことを後に他の体験者と共有する時のセリフは「怖かったあ…」で合っているのだろうか?そんな目に遭ったことないから分からないが…。
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ヒガシグチ
4短編+2掌編からなる短編集。第一章で非常に上質なホラーを堪能させていただいただけに、結末はそれを超えられなかった感はあるがページを繰る手が止まらない良作だった。題名に込められた意味や怪異に遭う条件などは作品の中間あたりで判明するが、その条件に当てはまった状態で読めていたら臨場感があってもっと面白かったんだろうなと。そこだけが唯一悔やまれる。
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ヒガシグチ
法月綸太郎初読。ホワイダニット色が強い7つの短編からなる短編集。様々な本の解説で書かれているように死刑囚パズルは最高だった。数年前に死刑囚パズルのみ読んで以来長らく眠らせており、この度読了したため感想を書いているが、その結末は今でも鮮明に覚えているほど衝撃的だった。それ以外の作品も琴線に触れるものが多かったがサイコパス診断で聞いたことがあるような結末を迎えた作品があったのが悲しかった。診断が流行る以前に本書を読まなかった自分が憎い。
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ヒガシグチ
ネタバレ皆さんは気持ちが落ち込んだ時どんな本を読みますか? 私は連城三紀彦の美女や恒川光太郎の金色機械などを愛読していたが、本書収録の掌編である孤独な幽霊はそれらに近い読後感があった。中年の夫婦が購入したマンションで毎日のように怪現象が起こって…といった正統派ホラーな導入部からは考えられないような物語の帰結。意識外の方向から心を揺さぶる「奇妙な味」。それ以外の収録作品も内容は多岐に渡り飽きが来ないうえに満足感が高かった。何度でも読みたい作品。
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ヒガシグチ
ネタバレ解説に"白井智之入門に最適"なる記述があったが個人的には大失敗したなと。文章からミスリードさせようとしてきている感じがひしひしと伝わってきたのがなんとも…。何かの本でミステリーの登場人物は作者の駒である的な主張を目にしたことがあるが、本書には正にそれが当てはまるように感じた。ちびまんとジャンボは非常に楽しく読めたので別作品も読んでみたい。
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ヒガシグチ
Yahooニュースを見るみたいな感覚で読んでいるので詳しい内容まで記憶してないがすっかり生活の一部となってしまった作品。残り話数700が果たして多いのか少ないのか。全部読み終わったときにはきっと寂しさを感じるんだろうな…。内容については音が鳴ったとか寝ていると上に人が乗ってきたとか主観的体験談が多かった印象。実際に外傷を受けたり、知り合いが命を落としたりする話は実話怪談には少ないのだろうか?
ミエル
2024/03/01 23:48

近いペースで読んでる!新耳袋に出てくる怪談ってライトなものが多いですよね。怪異小話のような印象です。あえてそういうセレクトなのかなと思ってますがどうだろう? 99話刻むの大変ですもんね。

ヒガシグチ
2024/03/02 06:09

ミエルさん コメントありがとうございます!確かに百物語的仕掛けを優先するなら一話一話が重いと朝になってしまうから、ライトなのも納得です。続編にすごく怖い話があることを期待して読み進めます!

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/12/12(908日経過)
記録初日
2021/12/04(916日経過)
読んだ本
126冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
44692ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
22件(投稿率17.5%)
本棚
0棚
職業
技術系
外部サイト
自己紹介

主にホラーとミステリーを読んでいます。週一冊程度を目安に読んでいきたいです。

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