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2024年4月の読書メーターまとめ

さわ
読んだ本
15
読んだページ
4145ページ
感想・レビュー
4
ナイス
40ナイス

2024年4月に読んだ本
15

2024年4月のお気に入り登録
1

  • kou

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • kou

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さわ
ネタバレ「僕はかつての自分が誰かにしてほしかったことをした」。殺人は罪だと認識しながらも、「正しいことをした」と言う犯人は、私と変わらないただの人だと感じた。つまり、その状況に陥れば、「殺して楽になりたい」と思う可能性が十分あるのだと。高度に技術が発達し、命を繋ぎ止めておける時代に、その命の負担に苦しむ人が大勢いる。愛情も表裏一体で、豊かさと苦しみをもたらすものである。少子高齢社会の問題、実情を目の当たりにさせる作品である。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

さわ
ネタバレ抗うことのできない流れの中で生きた、ブルーの悲しい物語だった。ブルーに幸せを願う一方で、彼が罪を犯した時点で、彼が救われることは一生なかったのかもしれない。親を、人生を、選べない子どもたちが、救われる社会の必要性を痛感した。
が「ナイス!」と言っています。
さわ
話が噛み合わないとき、往々にして、前提のすり合わせがなされていない。本書は、議論するときの前提「物事のどの階層を話すのか」を一致させることが、どれほど重要かを伝えてくれる。本書を読むことで、具体と抽象の軸が自分の中に認識された。今後、意見が対立していると感じたときには、まず、同じ抽象度の話をしているのかを考えたい。
さわ
ネタバレ「僕はかつての自分が誰かにしてほしかったことをした」。殺人は罪だと認識しながらも、「正しいことをした」と言う犯人は、私と変わらないただの人だと感じた。つまり、その状況に陥れば、「殺して楽になりたい」と思う可能性が十分あるのだと。高度に技術が発達し、命を繋ぎ止めておける時代に、その命の負担に苦しむ人が大勢いる。愛情も表裏一体で、豊かさと苦しみをもたらすものである。少子高齢社会の問題、実情を目の当たりにさせる作品である。
が「ナイス!」と言っています。
さわ
本書の全体を通して、主人公自身の人生にButterのような濃厚さが加わっていったと感じた。当初里香は、食に関心が薄く、人間関係も程よい付き合い方をしていた印象だ。しかし徐々に、ひとつひとつの経験が絡みつくような、深さや味を感じさせる変化を感じた。作中の料理の描写も五感を刺激し、読了後には、不思議とバターのような濃厚な感覚が印象付けられた本であった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/12/23(881日経過)
記録初日
2023/02/25(452日経過)
読んだ本
244冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
66902ページ(1日平均148ページ)
感想・レビュー
14件(投稿率5.7%)
本棚
2棚
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