子どもと違い大人は自由に生きているものだと思っていた宙。母親もママもやっちゃんもみんな苦しかったのだと思う。何が正しくて何が間違っているのかなんてわからない。愛は難しい、でも食事を囲みほっとできるのならそれはしあわせかも知れない。 ソフリット、食べる人のことを考えながら作ってみたい。

子どもと違い大人は自由に生きているものだと思っていた宙。母親もママもやっちゃんもみんな苦しかったのだと思う。何が正しくて何が間違っているのかなんてわからない。愛は難しい、でも食事を囲みほっとできるのならそれはしあわせかも知れない。 ソフリット、食べる人のことを考えながら作ってみたい。

エッセイであっても端正な文章。小川さんの世界がここにある。

非生産者を擁してる集団の方がそうでない集団よりも生き延びる力は強い　ほんとに哀しいけど事実であるなんだろうなぁ。いつか他者と繋がれると信じて孤独を耐える。しばらく抱えて考えたい言葉が詰まっていた。

ぞわっとする話。おままごとのような生活でも人がいる限り、生活はある。日常が夫が風呂に入れなくなるという些細と思われることから綻びはじめる。息苦しさが余韻として残った。

ただ子供を預かる話かと思いきや、まほろ駅前前2作の面々が派手に豪快に騒ぎまくる。なのに多田と行天の切羽詰まった感が浮きあがる。このシリーズもこれでおしまいと思うとさみしいが、楽しい時間だった。特にサンタとトナカイはある日の便利屋的なお話。笑いが止まらず、家で読んでてよかった。

人生百年時代の新老人。90を超えた五木さん自身が代表格だろう。 思えば二昔前は還暦過ぎれば見るからに老人だった。今はお勤め終り、さあ、これからは遊ぶぞのターニングポイントだ。また、医療はこれでよかったのか、3割が高齢者となった今、苦しまず死に至る道を探すのも大事なんだろう。

エコノミストの語る未来。株価が30万とかにわかには信じがたいが、説得力はある。若干日本に甘い気がするけど、継続的に読み続けたいと思わせる１冊。

読むというか見る本。たくさんの作品に物語がある気がして勝手に想像してほっこり。やさしい気持ちになれたしあわせな時間。

いきなり売れっ子となった帆立さん。いきなり高額腕時計買ったりバッグを買ったり、びっくりするけど、清々しい。大人の部活にも全力投球、それを気負うこともなく。著者近影写真、いいんじゃないかしら。ぜひ総裁選立候補のあかつきには使って欲しい。旦那さんのあとがきは愛があるなぁ。

毎回のことながら、目詰まりをおこして不満タラタラな主婦。モンモンとしながら暮らす毎日。それでも子は育つ。たぶん、この母達より一回りは下だけど、それでも確かに4大出たら就職先ないし、女性の求人票は自宅通勤が基本だったなぁ。企業側は今でも明確に書かないだけで、思惑は変わってない気がする。でも母達の時代より選択肢の幅は広がったはず。希望のある最後でよかった。

まほろ駅前の便利屋こと多田便利軒に関わった人々目線のお話。普段なら交わらない人達。そして奇妙な二人組。少しずつでも明るくなればと見守る岡夫人が好き。

ある時間、ある処に開店する満月珈琲店。自分でも気が付かない悩みをやさしく明らかにしていく。占星術に基づくネコ達の言葉。心暖かくなる話でした。

クレイジージャーニーを見て知った丸山ゴンザレスさん。テレビのプロデューサーとの関係や取材の裏話など面白い。危険を察知する力があるからできるんだろうな。女じゃ見られない世界の裏側が垣間見えた１冊。

心理学者の河合さんと小川さんの対話。自分を掘り下げることの近くにいる2人。重荷を背負うのではなく礎にせなあかん。河合さんの言葉は刺さる。