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2024年4月の読書メーターまとめ

鉄鍋
読んだ本
6
読んだページ
2040ページ
感想・レビュー
6
ナイス
85ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄鍋
全日本音楽著作権連盟と音楽教室の闘いを縦軸にチェロを演奏を楽しむ仲間たちの絆が横軸に進んでいく。音楽は、人と人の心のわだかまりを溶かしたり歩むべき人生の支えとなる摩訶不思議な調べである。主人公と講師の本音でぶつけ合う関係性にも共感や涙を誘う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

鉄鍋
九州の人が正しく縁もゆかりもない東北の伊達と相馬の諍いに目をつけてここまで盛り上げてくれたことに対してリスペクトの念を感じ得ない。人は、先祖が脈々と繋がってきて今ここに生き存えていることに感謝しなければならない。実は、縁もゆかりもあった物語がそれぞれの人にはある。誰かと必ず繋がっているのだから人には優しく感謝を持つ心が必要だ。 平易な文体なのにグッとくる言葉が印象的。 「生きるということは、目の前のできる事をやることである。」
鉄鍋
信長の茶道具、秀吉の茶会と権威のシンボルを建前に天下を牛耳ってきた武将の影に碁打ちの名人がフィクションとノンフィクションを織り交ぜながら暗殺の仮想ストーリーを描く発想がユニークで面白い。歴史の真実とは正しく当事者だけにしか語れないものだということを想像させる説得力をもっている。
鉄鍋
難しい本だ。建築家のおばさんが新宿御苑跡に建てた刑務所と刑務官になった若者がそのタワーのコンセプトについてやりとりを交わす過程がシュールである。刑務所に収監される犯罪者を同情されるべき人と捉える思想は未来の刑務所が悲惨な牢獄から脱却しなければならないメッセージにも聞こえる。それは、この先死刑廃止論にも繋がる日本の本来あるべき姿を予感させる。
が「ナイス!」と言っています。
鉄鍋
全日本音楽著作権連盟と音楽教室の闘いを縦軸にチェロを演奏を楽しむ仲間たちの絆が横軸に進んでいく。音楽は、人と人の心のわだかまりを溶かしたり歩むべき人生の支えとなる摩訶不思議な調べである。主人公と講師の本音でぶつけ合う関係性にも共感や涙を誘う。
が「ナイス!」と言っています。
鉄鍋
近年、このような新手法というのかニューウェーブな小説、特に推理小説の書き方が増えてきている。昔気質のオーソドックスな純文学のやり方では読者のハートを射るのが飽きられてきているのだろうか?本書の趣向は一粒で二度美味しいとか関西鰻のまむしみたいにご飯の下に本命の蒲焼を隠すような子憎い手を使っている。また、コロナ禍の時間差攻撃を巧みに利用して臨場感を持たせてたり人に言えない心象傷がいを絡ませながら人間の深層心理も抉っている。最後の場面で嫌いな人をつくらずに「了」してよかった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄鍋
サスペンスものにはこういう特殊能力を持ったヒーローやヒロインが登場することで異空間の現象を事件解決の糸口するところが間間ある。テレパシーや普通の人間には聞こえない音を聴き分けるとか、今回のような見えない右目が過去を見透せるという斬新なアイデアが長時間効かない設定もおり混ぜられてストーリーの極限度を震撼させている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/08(859日経過)
記録初日
2022/09/19(605日経過)
読んだ本
118冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
39181ページ(1日平均64ページ)
感想・レビュー
114件(投稿率96.6%)
本棚
0棚
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