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2024年10月の読書メーターまとめ

芋猫
読んだ本
7
読んだページ
2678ページ
感想・レビュー
7
ナイス
128ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入り登録
1

  • あるひ

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • cocoon
  • あるひ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

芋猫
1969年、米国の某湿地で青年の死体が発見される。周囲に痕跡が全くないことから、誰かが彼を殺し痕跡を隠滅したのではとの疑いが生じる。その湿地には、“湿地の少女”カイア・クラークが暮らしていて…という話。独り置き去りにされた幼いカイアを包み込む自然描写がとにかく素晴らしい。野生動物学者だという作者の自然への愛と畏敬が満ち満ちていて、まるで風を感じるような気分になった。文明人とは違う価値観で生きざるを得なかったカイアの物語、自然に興味のない人たちはどう感じるんだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

芋猫

サイレントヒル2という名作ゲームのリメイク版に没頭してたので、読書まで気が回らずもう10月下旬… 時間配分のバランスをとれるようになりたい

サイレントヒル2という名作ゲームのリメイク版に没頭してたので、読書まで気が回らずもう10月下旬…
時間配分のバランスをとれるようになりたい
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

芋猫
【古本】女子高生が倒れているのが発見された。4階の自宅から転落したと見られ、自殺の疑いがかかる。母親はマスコミに対し「愛能う限り大切に育ててきた」と話すが…という話。湊かなえ十八番の視点切替え方式で話が進む。個人的には何の盛り上がりもなく、「で?」という感想だった。母との関係が最悪だった時期に読めば何か感じたのかもしれないけど、妙に説明的で文章のテンポがイマイチ、その割に散漫とした印象を受けた。日本の作家と出版社は連載でどんどん作品発表しないと儲からないから質が下がるという話があるが、それでいいのか?
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芋猫
読者の期待に応えるかのようにリスベットが行動を始める。よしよし、これで全ての謎が明らかになって大団円を迎える…には残りのページ数が足りなくない?っと思ってたら、「そ、そこで終わり⁈」と思わず叫んでしまった。2作目にしてわたしは悟った。ミレニアムはいちおう3作品に分けられてはいるけど、実際は全部を通して1作品なのだと。だって作者紹介に「2004年に三冊の出版契約を結ぶ」って書いてあるじゃない。まったくリスベットのように予測不可能な作品だわ。早く3作目も読まないと年を越せない。
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芋猫
リスベットは、ミカエルに失恋したあと長い旅に出ていた。一方ミカエルは、姿を消したリスベットを心配しつつ、ダグとミアというカップルとともに人身売買関連のスクープを出そうとしていて…という話。序盤では、リスベットとミカエル、クソ変態ビュルマン等関係者の視点を切り替えながら、前作の振返りも含めて丁寧に状況が語られ、薄らと緊張感がありつつもゆったり楽しめる。しかし突然大きな謎をぶっ込まれ、もう胃のキリキリが止まらない。早くこの事件終わってほしいんですけど!ってことで早速下巻へ…お願いリスベット…
芋猫
2024/10/25 14:55

原題をGoogle翻訳すると「火で遊んだ女の子」となり、だいぶ印象が変わる。女の子ってことは、リスベットの少女時代と関係があるのか?別の女の子の話か?

が「ナイス!」と言っています。
芋猫
1969年、米国の某湿地で青年の死体が発見される。周囲に痕跡が全くないことから、誰かが彼を殺し痕跡を隠滅したのではとの疑いが生じる。その湿地には、“湿地の少女”カイア・クラークが暮らしていて…という話。独り置き去りにされた幼いカイアを包み込む自然描写がとにかく素晴らしい。野生動物学者だという作者の自然への愛と畏敬が満ち満ちていて、まるで風を感じるような気分になった。文明人とは違う価値観で生きざるを得なかったカイアの物語、自然に興味のない人たちはどう感じるんだろう。
が「ナイス!」と言っています。
芋猫
落ち目のオカルトライター小林は、「変態部屋」などの心霊スポットの動画で人気のオカルトYouTuber池田のファンブックを作成することになり…という話。小林の仕事仲間として霊感のある宝条も加わり、幽霊に興味がない人間から見える人間までのグラデーションの中で「怪談」が語られる。背筋さんは3冊目だけど、怪談そのものは意外に王道で、その周辺の人間のドロドロを描くのがお好きらしい(わたしもそういうの好き)。風船男と輪廻のあたりは読み直して考察しようと思う。わたしの番が来ないうちに。
芋猫
2024/10/05 23:43

背筋さんは映画「ノロイ」と小説『残穢』が好きというインタビュー記事を読み、好みが完全一致でついニヤけてしまった。

が「ナイス!」と言っています。
芋猫
『ケーキの切れない非行少年たち』の第3弾。耳を疑うような犯罪行為でも、根本には「幸せになりたい」という普遍的な思いがあり、でもその発露が歪んでるんだよねという話。以前アドラー関係の本の中で「人間はみな自分にとっての“善”を求めて行動している」みたいな話を読んだことがあったので、今回は特に新しく得るものはなかった。にしても内容が薄いせいか体験談や例え話、お気持ち表明が多すぎて、ごちゃついてる印象なのが残念。心理学の薄い話は省いて、認知の歪みにフォーカスしてほしかった。じゃないと表紙の絵の意味なくない?
が「ナイス!」と言っています。
芋猫
理学療法士の川畑智さんの体験談をマンガで再現しながら、認知症の人の不可解な行動がどういう理由で起こっているのかを優しく説明してくれる本。父の謎の行動が増えてきて、ここ最近は特に対応に困るようになったので、診断されたわけではないけど覚悟を決めて読んでみた。何を考えて何を見ているのか、少し理解できて少し安心した。認知症の人が常に不安を抱えているというのは、言葉も文化もよく分からない外国に行ったときの自分に近い状態なのかなと思ったり。とりあえず、不安感を強めてしまう対応だけはしないように注意しなきゃな。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/02/09(1018日経過)
記録初日
2022/02/03(1024日経過)
読んだ本
243冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
86479ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
242件(投稿率99.6%)
本棚
1棚
性別
外部サイト
自己紹介

1987年生まれ。
サスペンス、ミステリー、ノンフィクションが特に好き。他には、興味もったことをジャンル横断して掘り下げるのが楽しいです。
軽めに楽しめる本も好きだけど、作者/著者が人生懸けて書いたであろう作品を唸りながら読むのが至福です。

批評家ぶったイタい書評ブログをやっていた黒歴史があるので、今は素直な感想を記録するようにしています。

〈お気に入りシリーズ〉
横溝正史 金田一耕助シリーズ
今野敏 隠蔽捜査シリーズ
月村了衛 機龍警察シリーズ
スティーグ・ラーソン ミレニアムシリーズ
アーナルデュル・インドリダソン エーレンデュルシリーズ
ユッシ・エーズラ・オールスン 特捜部Qシリーズ

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