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2024年5月の読書メーターまとめ

タコ星人
読んだ本
9
読んだページ
2987ページ
感想・レビュー
7
ナイス
62ナイス

2024年5月に読んだ本
9

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • Kircheis

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タコ星人
ネタバレ思ってたのと違う! 一人称視点だから仕方ないとはいえ独り合点が多く暴走気味の語り手にとまどい、噛み合っているようで噛み合っていない会話に気持ち悪さを、登場人物にも役を演じているかのようなわざとらしさを感じてしまった。私が思う(そして苦手とする)不条理小説の要素を多分に含んだ。まぁ、ホラー小説に登場する怪異なんて不条理そのものなのだが。 解釈の余地を大いに残す作品が傑作扱いされたり、駄作として見向きもされなかったりする、その線引きはどこにあるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

タコ星人
ネタバレ「死体蘇生者ハーバード・ウェスト」フランケンシュタインの怪物もラヴクラフトの手にかかれば、という意味では楽しめた。最終的に自身を実験体にするのかとも思ったが、因果応報なラスト。初の連載ものだったということで、各章冒頭でテンポが悪くなるのもやむなしか。 「ダニッチの怪」犬、強すぎ。学者三人も強すぎ。最後を学者視点ではなく、望遠鏡越しに村人に実況させたのはなかなかの英断だと思う。 ゾクゾクさせる作品が多い中、ワクワクしたのが「ネクロノミコンの歴史」。短くて素っ気ない文章なのに設定好きにはたまりません。
が「ナイス!」と言っています。
タコ星人
(私にとっては)回りくどくて仰々しい文章が、短編では恐怖を感じる演出に一役買っていたのだが、中編「狂気の山脈にて」ではそこに冗長さを感じてしまった。前半に凄惨な現場というわかりやすい恐怖が登場し、それ以降は雰囲気の怖さに終始していたせいかもしれない。想像力のスタミナ不足が私の今後の課題である。 あと序盤を読んでいる際、あっこれ有名な映画の原作だ!と気付いたのだが、読後に調べてみたら勘違いだった。
が「ナイス!」と言っています。
タコ星人
ネタバレ「カーミラ」あら^~、百合百合ですわね。カーミラは妖艶な美女を想像していましたが美少女とは意外でしたわ。ドラキュラの時にも感じたように、この印象のズレもまたこれまでの二次創作の影響かしら。 「シャルケン画伯」冒頭に説明のあった絵が終盤のシーンに繋がり、より臨場感を感じた。この感覚は面白かった。 「緑茶」昔の人は玉露で酔っ払ったと聞いたこともあるし、相性によってはカフェインにこのような効果が、あるいは……?
が「ナイス!」と言っています。
タコ星人
ネタバレ思ってたのと違う! 一人称視点だから仕方ないとはいえ独り合点が多く暴走気味の語り手にとまどい、噛み合っているようで噛み合っていない会話に気持ち悪さを、登場人物にも役を演じているかのようなわざとらしさを感じてしまった。私が思う(そして苦手とする)不条理小説の要素を多分に含んだ。まぁ、ホラー小説に登場する怪異なんて不条理そのものなのだが。 解釈の余地を大いに残す作品が傑作扱いされたり、駄作として見向きもされなかったりする、その線引きはどこにあるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
タコ星人
ネタバレ究極のウラシマ効果。宇宙の終焉を経て再生した宇宙に至る。一巡後の世界ッ。とんでもないスケールの話なのにぼやかさずにクッキリと書かれているのは凄い。 士気や結束力の維持・向上に関するドラマは面白かったが、男女のドラマは……うーむ(要らん)。遺伝子工学的な技術を登場させておらず、50人で次世代につなげなければいけないのはわかるが。 そもそも25組で遺伝的多様性を保てるのだろうか。極限状態を脱した新天地で愛憎ドロドロの第二幕、あるぞ!
が「ナイス!」と言っています。
タコ星人
この本を読むまでの私にとって、ゴシックとは〝前時代的〟(もっと言うとヴィクトリア朝時代のロンドン!)であった。そして読み終わった後、ゴシックとは……よくわからないのである。ギーガーがデザインしたエイリアンもゴシックといわれたら、なにがなにやら。 元は建築を評する言葉が他分野でも扱われるようになる。前時代的というのも当たらずとも遠からずなのだが、場所も時代も限定していないため、世界各地の歴史を取り込んでしまった。ありとあらゆる要素を含む言葉に意味などあるのだろうか。 ゴシック、嗚呼ゴシック。
が「ナイス!」と言っています。
タコ星人
ネタバレ終盤のアシュリングの章は種明かし篇そのものなのでミステリとしても読めるが、ジャロウの章で過去の出来事であるデミーロ視点の物語が挿入されていたり、サムライの章で“今がいつか”がすぐに明示されないあたり、ミステリとして読むには少し不親切で惜しい気がする。 ホーガンにしては珍しく(?)秩序・管理の〝西側〟、混沌・自由の〝東側〟といった具合で逆転しているのは面白いのだが、手放しで面白がれないのが現実世界の怖いところでもある。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/02/10(869日経過)
記録初日
2022/02/01(878日経過)
読んだ本
220冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
85747ページ(1日平均97ページ)
感想・レビュー
106件(投稿率48.2%)
本棚
0棚
自己紹介

図書館から借りて読んでます。

面白い本を読んでいるときよりも、
面白そうな本を探しているときの方が楽しい。

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