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2024年11月の読書メーターまとめ

ゆた
読んだ本
3
読んだページ
704ページ
感想・レビュー
3
ナイス
24ナイス

2024年11月に読んだ本
3

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆた
米澤穂信さんの著作はアンソロジーで読んだことはあったものの長編では初読み。松倉と堀川の図書委員会コンビによる青春ミステリー。日常の延長線上に起こる謎を二人が解明していくのだが、その過程が面白い。二人とも似たもの同士なようでいて案外でこぼこコンビでもあるので、互いに補完し合って正解に辿り着く。 親友とか仲間といった熱さはなく、あくまでも同じ委員会の友人といった低温度の関係性が、淡々とした文章と相まって作品世界を形成している。最後の章で松倉の本質に関わる話が出てくるが、堀川の友人としての選択に優しさを感じた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
3

ゆた
米澤穂信さんの著作はアンソロジーで読んだことはあったものの長編では初読み。松倉と堀川の図書委員会コンビによる青春ミステリー。日常の延長線上に起こる謎を二人が解明していくのだが、その過程が面白い。二人とも似たもの同士なようでいて案外でこぼこコンビでもあるので、互いに補完し合って正解に辿り着く。 親友とか仲間といった熱さはなく、あくまでも同じ委員会の友人といった低温度の関係性が、淡々とした文章と相まって作品世界を形成している。最後の章で松倉の本質に関わる話が出てくるが、堀川の友人としての選択に優しさを感じた。
が「ナイス!」と言っています。
ゆた
ネタバレこそあどの森シリーズ三作目。今回はラブロマンスと冒険モノ。一作目に出てきたナルホドとマサカが登場。何故二人がこそあどの森にやってきたかの理由がわかる。悪い海賊と名高いフラフラは、実際は残虐とは真逆の人間で、そこに情報の脆弱さを教えられる。情報操作で人はいくらでも幻を本物だと信じてしまう。 そして今回のふたごはミントとシナモンでちょっと大人の風味な名前。本作の内容に合わせて名付けているんだろうと思う。最後にどう締めくくるのかなと思っていたが、ホーローのカップで終わる演出はとても洒落てるなと思った。
ゆた
こそあどの森シリーズの二作目。前回はほのぼのとした話だったのに対して、今回はハラハラさせる展開で著者の引き出しの多さに大人も子供もびっくりしたと思う。『自分のしらないうちに別の名前になるひともいれば、自分の名前とちがう名でよばれるひともいる。そして自分で自分の名前を決めるひともいるってわけだ』最後のこのセリフがとても印象深い。姿形が変わろうと、自分の知らない一面を相手が持っていようと、その人はその人なのだと受け入れることが愛なのだと教えてくれる物語。スキッパーと一緒に読者も成長できる素敵なお話だった。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/03/16(996日経過)
記録初日
2022/01/18(1053日経過)
読んだ本
161冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
46928ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
145件(投稿率90.1%)
本棚
0棚
性別
年齢
33歳
職業
専門職
自己紹介

WEBでちまちま小説を書いてる会社員です。
読書傾向はかなり雑食。ジャンル問わず、面白そうだと思ったものを読みます。最近好んで読むのはサスペンスやSF系ですが、恋愛ものもよく読みます。ライトノベルも好みます。
好きな作家は中村文則、小野不由美、綾辻行人、乙一(敬称略)
本以外にもPlasticTreeというバンドが好きで、邦画洋画問わず映画などもよく観ます。

お気に入り、お気に入られなどの基本的な機能やそこに関するルール(暗黙のルールという意味も含めて)まだよく分かってないので、おっかなびっくり探っていこうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

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