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2024年11月の読書メーターまとめ

ゆうこ
読んだ本
6
読んだページ
1814ページ
感想・レビュー
6
ナイス
104ナイス

2024年11月に読んだ本
6

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆうこ
『長い闘争の果てに自分たちがえたのは、血潮に汚れた醜い碑文だけだ。沈黙の檻に真実を閉じ込め、悲しい人々の声を封印し、口当たりのより虚飾を身にまとったー血まみれの深紅の碑文。』表題の意味がこれだったのかと思うとともに、海の民を守るために、自分たちの朋を守ために戦い抜いたザフィールと、ひたすら自分の信念だけを貫き通した青澄。どちらがいいということではないが、最期が見えているなら仲間のために生きたザフィールがいい。出会えてよかったと思えるすごい本です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

ゆうこ

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:1162ページ ナイス数:76ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/133229/summary/monthly/2024/10

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
6

ゆうこ
心優しい陰陽師兄弟の私好みのお話でした。この世に恨みを残し鬼となってしまった物の怪たちを、払うのではなく話を聞き、要望を知り、共に救われる道を探す。蘆屋道満の式神さえも、兄弟を頼り式神になってしまう。『鬼は人ができぬことをする、人は鬼ができぬことをする。』こんな言葉を鬼が口にするほど慕われている。どの話もいい話だけれど、山神様が出てくる白狗山彦がお気に入り。このシリーズがどんどん続くことを待ちたい。
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ゆうこ
人が人の形を失う、ということの恐ろしさを感じて、途中で挫折です。人が争うこともない世界に生きる人の最終形イソア。人の形を持たず心をかき乱す歌を歌い、ひたすら増殖を繰り返す。斧を手に取りイソア狩りを始めた主人公が正しいのか、歌に飲まれても諍いがない世界を求めた友人が正しいのかそんなことはわからない。でも、その行動を「私ははみ出し者だ。変わり種だ。夢みる葦笛にはなれない。」と言わせてしまう恐ろしさがある。なぜかどの話も、誰も幸せになっていないように感じた。
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ゆうこ
この本でオーシャンクロニクルシリーズは終わるようだ。島に迎えられ、伴侶を見送り、「魚になりたかった」と言葉を残し海に帰っていった海上民・ザフィール。医者でありながら苛烈な人生を送った人の穏やかな最期が描かれた「老人と人魚」。朋を持たない魚舟が獣船に変わっていく様を描いた「獣たちの海」が良かった。もしこの続きがあるなら、今度はどんな話になるだろう。宇宙に行ったコピーマキ、結氷した海のマルガリータ・コリエ、気になることは多い。楽しみに待ちたい。
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ゆうこ
『長い闘争の果てに自分たちがえたのは、血潮に汚れた醜い碑文だけだ。沈黙の檻に真実を閉じ込め、悲しい人々の声を封印し、口当たりのより虚飾を身にまとったー血まみれの深紅の碑文。』表題の意味がこれだったのかと思うとともに、海の民を守るために、自分たちの朋を守ために戦い抜いたザフィールと、ひたすら自分の信念だけを貫き通した青澄。どちらがいいということではないが、最期が見えているなら仲間のために生きたザフィールがいい。出会えてよかったと思えるすごい本です。
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ゆうこ
前回では陸上民と海上民をつないだ青澄も救済団体のトップとなり以前よりも向き合い方に政治色が強くなった。一方医療を身につけた海上民・ザフィールの魅力に惹かれた。『彼らを手助けすれば、それが回り回って、別の誰かを救うかもしれない。いずれは海上社会全体を救うかもしれない。誰かを助けるという行為は・・・・現場で血まみれになりながら、ひたすら日常を生きていくことであるべきだ。・・・』最終面でザフィールと青澄が対峙する。後半はどうなるのか。二人とも目指すところは同じであるはずなのに。
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ゆうこ
ギヴンが好きで、キズナツキさんの言葉が好きで読んだ。もどかしい大人の恋、離れたくても離れられないふたり。そんな素敵な大人の恋のはなし。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/09/04(4855日経過)
記録初日
2010/12/18(5115日経過)
読んだ本
867冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
292824ページ(1日平均57ページ)
感想・レビュー
766件(投稿率88.4%)
本棚
17棚
性別
年齢
58歳
血液型
A型
職業
営業・企画系
自己紹介

本が好き。
ファンタジー・時代物・写真集・漫画・・・なんでも一度は手にとって見ます。手にとって見てからじゃないと、わからないから。
きっとどんなときより、電車の中で本を読んでるときが一番集中してるかも・・・。

この場を通して、知らなかった作家さん・読んだことのないジャンル・興味を持てなかった本にどんどん挑んで見たいと思います。

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