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2025年1月の読書メーターまとめ

293
読んだ本
14
読んだページ
3768ページ
感想・レビュー
12
ナイス
99ナイス

2025年1月に読んだ本
14

2025年1月のお気に入り登録
2

  • 轟直人
  • WATA

2025年1月のお気に入られ登録
2

  • 轟直人
  • WATA

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

293
昨年は積読消化を目標に掲げ、そのために書籍購入の禁欲を実行していた。すると何故か、本が読めなくなってしまった。ひょんなことから書籍購入が解禁されて以来、今では毎月まとまった冊数が読めている。焚火の火を強く長持ちさせるには薪をくべ続ける必要があるように、本を長期的に読み続けるために、積読は必要なのである。だから、我々はそもそも積読をしなければ始まらないのだ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
12

293
非常に罪作りな本である。恐らくこの中で紹介されている本で読むであろう本は1冊もないとほぼ確信できる。しかし、そうであるにもかかわらず、それらを読んでみたいと思ってしまう自分がいるのもまた事実。正直人には勧められないし、自分自身、かなり飛ばし飛ばしだったけど、なぜだか読んでしまった。よくわからない読書体験だったけど、読後は清々しい気持ちにはなったのでよしとしましょう。
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293
米澤穂信氏の『満願』をライトにしたような短編集という印象。ライトというか平易な文章で読みやすくしてくれていれると言ったほうが適切かもしれない。というのも、読み応えは同等程度あり、イヤミスチックだけど、どれもそれだけに留まらない、奥行きを感じる作品群だから。違和感がラストでつながる瞬間が心地よい、「姉のように」が特に良かった。あと第六編?も掌編のなかに、水絵と諒一の性格やらをしっかり描きだしているようで、なんだかほっこりした。
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293
非営利団体と営利企業とのいいとこ取りをしたソーシャルビジネス。机上の絵空事ではなく、実践に裏打ちされた理論であるところが凄い。これを読んで思ったのが、日本は政府の福祉が充実し過ぎということ。本書にもあったけれども、無闇に福祉を充実させてよく分からない増税するぐらいなら、ソーシャルビジネスを志す人や企業を優遇する方が有意義だし、本当に必要な人に必要な支援が行き渡る気がする。
293
ネタバレ警察は苦手とか、写真は押収されたとか、警察絡みの部分で怪しいと思いつつ、スルーしてしまっていた。ラストを読むと、水谷一馬がインターネットをつい最近までしてこなかっただけでなく、そのようなイメージを持たれていたのも、式の夢の件もそっちだったかと、最初からかなり匂わせていたのに、気付かなかったのはかなり悔しい。途中から、よくこれでやりとり続けるなあとは思っていたけど、もしかしたら泳がせていたのかもしれない。あと、壺が割れたというのは多分そういうことなんだと思うけど、水谷以外で蓉子になれたというのもそっち?
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293
なぜ宮野氏が磯野氏を選んだのだろうか。最後の10便までを読み通して感じるのは、両者の価値観や状況が正反対に見えること。「にもかかわらず」なんだか通じ合っているように見えること-正確には、お互いのお互いに対しての分からなさを面白がる精神で繋がれていること。自分と価値観や状況が違うものに、理屈をこねくり回してあなたは間違っていると言うのは、簡単だ。しかしそれではなにも生まれない。私はこう思うけど、あなたはどうなの?の往復が、当初には思いもよらない偶然へと導かれていくことにつながるような気がした。
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293
末弟→長女→次男→次女→長兄。物語る順番が素晴らしい。長兄w......これは失礼。末弟が「剽窃」で粗筋を作りながら、(祖母が)開いたものに替え、それを3人が物語へと昇華していく。そして満を持して、長兄の登場だ。長兄の性格は冒頭にある説明を除いてよく知らないが、非常に長兄らしさが出ており素晴らしい。3人との落差を富士急でたとえるならば、(スリルと恐怖の極致たるアトラクションに3人との落差をたとえるのは無謀の事であるが)まずFUJIYAMAであろうか、ド・ドドンパであろうか、とにかくジェットコースターである
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293
最近になって自分も誰かのために時間を使うことの心地よさみたいなものを感じだした。自分のためでなく、相手のためにと考えるだけで、今までよりも少しだけ視野が広くなる。すると、今まで見えなかったものが見えるようになり、何気ないことが有り難いことなのだと気づけるようになる。そのおかげで、普段の生活がいつにも増して価値のあるものに変わる。その出発点は正直お金だった。結局、この世は人が全てなんだと感じられるようになったのはお金のおかげかもしれない。
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293
冒頭から手に汗握る展開の連続で、読ませるのなんのって、もう一気呵成。刑事の勘が都合よく当たりすぎだし、奥さんも理解ありすぎだけど、細かいところはどうでもいい。地面師たちも作者もその手際に天晴れ。
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293
昨年は積読消化を目標に掲げ、そのために書籍購入の禁欲を実行していた。すると何故か、本が読めなくなってしまった。ひょんなことから書籍購入が解禁されて以来、今では毎月まとまった冊数が読めている。焚火の火を強く長持ちさせるには薪をくべ続ける必要があるように、本を長期的に読み続けるために、積読は必要なのである。だから、我々はそもそも積読をしなければ始まらないのだ。
が「ナイス!」と言っています。
293
贋作「坊ちゃん」殺人事件を読んで。そう読むとそうとしか思えなくなるから不思議だ。なぜそう読めてしまうのか?個人的に思うのは、坊ちゃんの匿名性にあるのではないか。贋作〜でも何度も坊ちゃんに対して「あなたは一体何者か」と問い続けているように、彼の思想や性格は分かりすぎるぐらいに書かれているのに、彼の名前などは全く書かれていない。書き方の非対称性から、何かが隠されているかもしれないという思考へと導かれても何ら不思議ではないのかもしれない。
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293
これは日本人の日本語との格闘の記録である。時々刻々と変化する言葉の「普通」との偏差を、辞書・辞典と感覚の両面で捕まえ、偏差の大きいもののみに焦点をしぼり、より「自然」な表現にシフトさせていく。それはあくまでも自然かどうかであって、正しいかではない。そもそも日本語は漢字の表記から何から、正しいものはないのである。九章を読むと、何だかんだ言っても日本人は昔から、他国との距離の取り方が上手いというかちゃっかりしているというか、本音と建前という面従腹背具合が、政治にぴったりなんだという気がしてくる。
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293
なぜ慢性的なデフレが30年も続いたのか。この問いを皮切りに、物価研究の第一人者が物価のあれこれを解説してくれている。個人的には、コロナ禍の日本人の自発的なロックダウンの問題点が、日本のデフレの超長期化の原因と同じというのが1番腑に落ちた。マイナス金利政策の失敗の原因を、政策の徹底不足と考える視点は、実際にそうなったら確かに受け入れがたいけど、理屈は通ってるから面白いと思った。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/05/12(1013日経過)
記録初日
2022/05/12(1013日経過)
読んだ本
140冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
37036ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
126件(投稿率90.0%)
本棚
5棚
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