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2024年10月の読書メーターまとめ

かんがるー
読んだ本
15
読んだページ
3809ページ
感想・レビュー
15
ナイス
184ナイス

2024年10月に読んだ本
15

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かんがるー
満場一致、頭ひとつ飛び抜けた作品の選評通りの作品。 ラストの個人感想は賛否分かれるかもしれませんが、それは感想だから否があって然りだけど本格ミステリかつ医療ミステリ作品として賞賛の一冊です。これミステリー好きな人で嫌いな人いないでしょ! 医療に関する情報がリアルなのはもちろん、揺れる感情と人の脆さ、倫理観などの描写が秀逸。文章のリズムと物語のスピード感が推進力になってページを捲る手が止まりませんでした。 帯の続編発表とあとがきでの発表との違いにも配慮があって、ぜひ巻末を先に捲らずに読んで欲しいです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
15

かんがるー
シリーズ第16弾 ふと、読みたくなったのでシリーズ続きを読みました。 今回は夏希じゃなくて分室に席を置く警視が主役の作品。現実の警察にはこんなふうに単独で分室に勤務し特命を受けて事件を解決に導く刑事さんはいないのでしょうがとても魅力的なキャラで推しなので16巻は最高でした!
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かんがるー
大切なことなのに自分たちの都合のいいように見ないふり知らないふりをしてやり過ごす。本人たち以外は気づいていることも知らずに、そして視点者もまた気づいていても気づかないふりをしてやり過ごす。 他の連作2篇も子どもが持つ無邪気な邪悪さと老人が持つ強かな老獪さが補色のように書かれていて、でもそれはやっぱり似ている。子どもだから老人だからと思い込みで物事を見ていると鷺が孔雀だと見間違うように上辺だけしか見ず足元をすくわれそう。
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かんがるー
購入してから「犯人視点」って書いてあるのに気づいて倒叙ミステリーなんだと読みはじめましたが、5篇のうち1、2篇はベーシックで3篇目は倒叙ですが印象がちょっと違って、4、5篇目は2篇に繋がりがあって且つ事件背景が凄い面白かった!この読後感はイヤミスに近いのかなぁ。 続編も読んでみたいと思います。
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かんがるー
シリーズ第5弾 このシリーズはいつも芸術絡みの事件がおきますが今回は設計士。設計士と言っても意匠を得意とする人達。芸術性にすぐれた設計にはやっぱり感性や素質も必要で芸術って人を狂わすには十分な魔力がありますね。 あの推理キレキレの亜澄が乱れるって可愛いなぁー。鳴神さんの書くキャラクターって親近感というかそこに居そうな感じがするから不思議。共感とかリアルとも違うんだよね。
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かんがるー
ケーキの定番ショートケーキとそれをめぐる話の連作短編。 どの話もじんわり温かくて、ケーキの【定番】ショートケーキがそれぞれの【特別】な存在であるのがとってもいい。他のケーキじゃなくショートケーキっていうのがね。 私はショートケーキ派じゃないし、どちらかと言えば食べないけどそれでも全ての話に共感できるのだからショートケーキって凄い!そして坂木司さんが凄い!
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かんがるー
文庫530ページ超えでも一気読みでした。 医師をはじめとした医療全体の在り方を考えさせられる社会派の一冊。 柚月さんの書く主人公はいつも愚直で仕事人。今回はちょっと違うのかなぁと思って読み進めましたが、今回も真っ直ぐな人でした。大病院を巡る構図や権力とかはよく作品になるけど、読後にクリーンな風を感じるのは主人公が真っ直ぐな柚月作品だからかなと思う。
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かんがるー
逆転シリーズ第3弾 「逆転美人」からはじまってトリックでシリーズ化している珍しいシリーズではないでしょうか? もうね、トリックを見抜こうなんて無理なので楽しく読ませていただきました。でも一応、一応は読む前に目次とにらめっこしてみたり色々斜め読みしてみたり、五十音順とかしりとりとかしてみたりもしましたが(笑) とにかく頭をからっぽにしてこの先にわかるトリックにワクワクしながら読むという他では味わえない読書体験が楽しめます!
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かんがるー
第153回芥川賞受賞作 同居する祖父との関わりを通して自らの生活を再構築していく青年を通して見えるものとは。 同じ行動を取っても理念が相反することや理念は同じでも行動が反すること。そこに本人の意思が不在の場合はどちらもエゴではないのか? 言葉の上澄みだけを耳から聞くだけの怖さ、目に見えない人の心と願望は振り幅が大きいものかもしれない。 介護という社会、家族問題と壁にぶつかった若者の再起が上手く絡まってて読むと色々思うところはある。 テーマや話の流れから鬱々としそうだけどそうならない最後がいい。
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かんがるー
満場一致、頭ひとつ飛び抜けた作品の選評通りの作品。 ラストの個人感想は賛否分かれるかもしれませんが、それは感想だから否があって然りだけど本格ミステリかつ医療ミステリ作品として賞賛の一冊です。これミステリー好きな人で嫌いな人いないでしょ! 医療に関する情報がリアルなのはもちろん、揺れる感情と人の脆さ、倫理観などの描写が秀逸。文章のリズムと物語のスピード感が推進力になってページを捲る手が止まりませんでした。 帯の続編発表とあとがきでの発表との違いにも配慮があって、ぜひ巻末を先に捲らずに読んで欲しいです。
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かんがるー
これはネタバレ厳禁作品になると思うので素直に感想が書けませんが面白かったです!とは言えます。 とあるBARでお客さんが倒れ地縛霊として現れ、そのBARに持ち込まれる謎を解くコージーミステリー。連作短編でコージーミステリーなので気軽に楽しめるからミステリーあんまり読まないなっていう人でも楽しめます。 うー、何も書けない( ¯⌓¯ )💭 気になる方はネタバレを踏む前に読んでみてください!
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かんがるー
FIREの先に見える自分の姿に何を見るのか。 ただひたすらに資産を増やし、また増やすために全てを損得勘定する。そんなお金に縛られた彼女と相反するように金に縛られない世界に没頭する彼氏。 目には見えない幸せと不安に対して自分の信じることに拘りすぎて視野が狭くなっていく。お金で買えないものも信頼では補えないことも許容し生きていかないとね。現実は幻のようにはいかないのだから。
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かんがるー
前作は毒島さんの口撃がなんだか弱く感じたのですが、タイトルに暴言って付いてるぐらい戻ってきましたー! このシリーズが好きな人はそれを楽しみに、毒島さんの口撃でスカッとするために読んでるはずだから皆さんお待ちかねに違いない笑 毒島さんの作家としての信念と揺るぎない価値観が垣間見えてドキッとしました。人間離れした完璧なキャラクターに体温が感じられるのいいですよね。
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かんがるー
本当に身近で起こりそうな、起こってもおかしくないようなテーマ。実際に目にするようなことを掘り下げたら犯罪になった感じの小説で読み出したら止まらないタイプでした。 フェイク写真のところも本当に酷すぎ。一般人なら生活できない次元だよなぁー。
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かんがるー
犬飼隼人シリーズ第7弾 ミステリーではあるものの【安楽死】に対する倫理観や生死観を問うというより考えるテーマの続編。 あくまでも小説の中の事件ではあるけど現実に起きないとも限らないという怖さ。前作より【悪】さが勝っている構成だから読後は引っ張らずに終われたかな。 現実でも海外に渡って合法に安楽死を選んだ人のドキュメンタリーが放送されましたね。海を渡っての覚悟も費用もあるけど続く人が増えると議論も進むのかなぁ…。
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かんがるー
中山七里さんの中では異質な感じがする作品。 本筋は弱者と国、公安と捜査一課で中山さんらしいんですがなんだろう主人公がごく普通の公務員だからかな。中山さんの小説に出てくるキャラはいつも濃ゆいからなー。 どんなテーマであれ、どんな筋道であれ中山さんがいつも仰っている「読みやすい文章」はもちろんなのでこちらもあっという間に読了です。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/05/19(919日経過)
記録初日
2022/05/15(923日経過)
読んだ本
374冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
119597ページ(1日平均129ページ)
感想・レビュー
366件(投稿率97.9%)
本棚
17棚
外部サイト
URL/ブログ
https://youtube.com/@kangaroo_bookshelf
自己紹介

ミステリ小説、中山七里さん最推し!
YouTubeで読書vlogアップしています。ずっと放置していたリアル本棚の整理中。
URLのリットリンクには各SNSをまとめています。感想は大差ないので使いやすいとこで仲良くしてください!

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