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2025年11月の読書メーターまとめ

カーゾン
読んだ本
9
読んだページ
3807ページ
感想・レビュー
9
ナイス
256ナイス
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2025年11月に読んだ本
9

2025年11月のお気に入り登録
1

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2025年11月のお気に入られ登録
3

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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

カーゾン
L:非ポアロ&ミス・マープルものなのでずっと後回しになり今回が初読。「おしどり探偵」の解説で出来の良い作品との評だったが、まぁ納得。緻密な推理で犯人を指摘するのではなく、タペンスが結構無茶な冒険をした後に犯人と対峙し、筋のあちこちにあったエピソードが繋がり、その犯人のサイコパスぶりにゾッとしながら収束。純ミステリではないが概ね満足。ただ、ストーリーの展開上の”お約束”で仕方がないとは思うが、いい歳したタペンスの身勝手で無茶な単独行動には承服は出来ない。他の3編もスパイ/スリラー系だから読まんでも良いかな。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
9

カーゾン
ネタバレM:本邦初訳の英国国会議員が書いたミステリで、ヤフーショッピングで正価の3分の1で出ていたので購入。富豪が死亡し最初は自殺とみられていたが、納得しない主人公が他殺説を唱えて警察と共に犯人探しをするストーリー。最後に関係者を1室に集め、犯人を指摘し、タイトルの電鈴が拳銃発射に絡むのは解ったが、その機械的トリックの説明をされても理解出来ず。国会内部の描写や関係者ならではの会話は面白かったが、醜聞を狙う新聞記者や左翼の議員等はもっと毒気のある人物に描いても良かったのでは?と思う位大人しめ。図書館にあればどうぞ。
が「ナイス!」と言っています。
カーゾン
M:相変わらず会話が途切れる、最後まで喋らないうちに相手が話の腰を折ったり邪魔が入る、と今作でもカーのやり方が踏襲され、またかとイライラする。歴史ものの中では殴り合いはあれど活劇は少ない。むしろトリックや犯人を示すための伏線もちゃんとあって、歴史もの系の中では上位に来る著作かと。 ただ、今回も短気で思い込みの激しい主人公と彼が好きになる女性は犯人ではない、となれば犯人は当てやすいよね? 歴史もの食わず嫌いの人にも読んでほしい一作だけど、なんで古本市場での値段こんなに高いの? そこまでの価値は無いと思うぞ。
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カーゾン
ネタバレM:中也君があの人だったとの驚きが一番だが、ストーリー的にはホラー色が強く、館ものよりは『囁き』ものに傾斜している気がした。人の入替りは納得するも1950年代と1990年代が行き来しているのは気付かなかった。十角館や時計館のような驚愕は感じられず、鹿谷氏は登場しなくても良かったような。様々な登場人物のその後が気になるも著者は敢えてそこは触れずに終わらせたかったと推察。尚「蛇足」の年表を先に読んじゃだめよ。〔追伸〕シューベルト・ピアノソナタ20番第二楽章は個人的に弾きたい曲の上位には来ないことが確認出来た。
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カーゾン
ネタバレM:山室まりや訳のHPB版を読んだ筈だが書庫になく文庫版で再読。ほぼ筋を忘れてました。晩年の頁数も多く、心理描写が長々と続く文に慣れてしまったせいか短いなという印象。病院内の容疑者への正統的な尋問が続くのもまだ2作目だからか? 尋問から解放された後、各人の私生活や過去の半生(からの悩み)が描かれるのも後の作品への兆しが窺える。 嫌疑の濃い人間をずっと描いて真の殺人者はこの人、という捻りも良かったと思うが、動機は陳腐でした。イヤミス的に終わる後期の作に比べ、噂好き雑用係による後日談があったのも却って新鮮。
が「ナイス!」と言っています。
カーゾン
ネタバレM:クレインものの5冊目かつ最終作。殺人現場やクレイン及び探偵仲間が踏み込んだ場所に漂うクチナシの香水の匂い、ということからこの香水を使ってる女性は犯人ではない、とう前提及び殺すなら排気ガスを車に引き込む手間より拳銃や暴力によってさっさと始末するだろうの理由でナイトクラブの連中も除外。とすれば犯人は残った数名の中にいると容易に推理出来る。因ってフーダニット追及より殆どいつも酔っぱらっているクレインと女性たちとのやりとり、随時現れるバイオレンスシーンと”浅めの”謎解きシーンを楽しむのが吉の作品。
が「ナイス!」と言っています。
カーゾン
M:何故か創元の「猫マーク」なのに買っていてずっと積読だった1冊。悪女ぶりは「罪への誘い」のヒロインの方がずっと上。表題作の方は夫のDVがある分同情の余地があるので軽めに感じた。ヒロインに好意を持っていて誤って(?)殺された秘書氏が可哀相。短めの長編の中にフランス人らしい男女の愛憎からの殺意の醸成・実際の犯罪そして結末のところで二転三転させる筆の運びは流石です。フランスでも日本でも映像化されているようだが、見たことはなく、特に「罪への~」の方はじっくり見てみたいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
カーゾン
ネタバレM:なかなか殺人が起きない。江南さん役に立たず。ずっと暗いトーン。「食したまえ」「ダリアの祝福を」…って肉はアレで飲み物はアレで、だわな。詳しい感想は下巻終わった時に書きます。
が「ナイス!」と言っています。
カーゾン
ネタバレL:舞台がフロリダでシカゴより日照量が違うせいか、全体的に明るい雰囲気で進むハードボイルド&本格の融合作品。クレインもの4作目だが、既読の「精神病院の殺人」「処刑6日前」よりは本格テイストは少なめ。最後の船上でのアクションは迫力はあったが、冒頭の怪しい手紙の出現の仕方で犯人は絞れるよな。登場人物それなりに個性があって描き分けられているとは思うのだが、今作も含め何で論創社の編集(?)の連中は登場人物を何人もカットしちゃうのか(怒) 「赤き死の香り」は入手済だから、残りの「モルグの女」探してみようっと。
が「ナイス!」と言っています。
カーゾン
L:非ポアロ&ミス・マープルものなのでずっと後回しになり今回が初読。「おしどり探偵」の解説で出来の良い作品との評だったが、まぁ納得。緻密な推理で犯人を指摘するのではなく、タペンスが結構無茶な冒険をした後に犯人と対峙し、筋のあちこちにあったエピソードが繋がり、その犯人のサイコパスぶりにゾッとしながら収束。純ミステリではないが概ね満足。ただ、ストーリーの展開上の”お約束”で仕方がないとは思うが、いい歳したタペンスの身勝手で無茶な単独行動には承服は出来ない。他の3編もスパイ/スリラー系だから読まんでも良いかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/06/20(1271日経過)
記録初日
1970/01/01(20434日経過)
読んだ本
1297冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
437871ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
1020件(投稿率78.6%)
本棚
8棚
性別
現住所
神奈川県
自己紹介

小学生5年の時、少年少女向け推理小説をあらかた読みつくし、文庫本へ移動。最初の文庫本は「Xの悲劇」 33歳、マイホーム建てる時点で推理小説のストックが500冊以上あったため書斎を設ける。令和2年のコロナ禍での自宅待機を契機に、ヤフオクや「日本の古本屋」サイトでの絶版及び単行本型推理小説集めを再開。読書頻度も格段に上がる。 不規則に入る休日は専らミステリに浸るか、サッカー観戦(サンフレッチェ広島サポーターです)に没頭する孫2人の爺やです。
なお、書評の前の記号 M:自分で購入の本 L:図書館本 を示します。
〔追伸〕昨年秋から約25年ぶりにピアノを復活し、読んだ本一覧に楽譜が加わっています。

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