ネタバレこの本は一見分厚いが、第3章から後書きまでが書きたかったことだと私は解釈した。第3章(200ページ)まで読んだ人に対する信頼を以てして初めて書ける内容なのだ、と。靖国神社は日本における公定ナショナリズムの象徴的施設らしい。公定ナショナリズムとは、かつての王朝がナショナリズムに衣替えし、新自由主義を超克するために前進ではなく後退を模索するもので、ロシア、オーストリア、日本がその典型例とのこと。日本の分析は腹落ちした、日米同盟をなくして日本の安保が確立されないという論理を大戦後のエリートが作り上げた等。

ネタバレ初めて手塚治虫作品を読んだ時ぐらいの衝撃があった。全く古さは感じない。何度も読み返したい本。キースはミュウの素質がありながら(さもなくばマザーに操られていたか)人間側に立ち続け、最後は共存の道を選んだ、と。後日談が見たくなってしまうな。

ネタバレこの本は一見分厚いが、第3章から後書きまでが書きたかったことだと私は解釈した。第3章(200ページ)まで読んだ人に対する信頼を以てして初めて書ける内容なのだ、と。靖国神社は日本における公定ナショナリズムの象徴的施設らしい。公定ナショナリズムとは、かつての王朝がナショナリズムに衣替えし、新自由主義を超克するために前進ではなく後退を模索するもので、ロシア、オーストリア、日本がその典型例とのこと。日本の分析は腹落ちした、日米同盟をなくして日本の安保が確立されないという論理を大戦後のエリートが作り上げた等。