わたしには難しかった。 本書で「思う」と「考える」の違いについて触れられているけれど、わたしはそれを思いながら読むことしかできなかった。 漢文について触れていた部分はなるほどなと思った。たしかに元々はそういう意味合いの学習としてあったのかもしれない。今は「なんのために」が学生まで届いていない気がするけれど。

summer eveningを「なんでもないなつの日」と翻訳するのが素敵。 ちょうど昨日ビジュアルシンカーについて知ったので、この絵本の文字の少なさに着目した。 絵だけでは少し物足りない感じや上手く入ってこないことから、わたしは言語化して考える側面のほうが強いのか？と思う。 それでもこの絵本は空の色合いやゆったりした農家の生活が描かれていることがとてもいい雰囲気を醸し出しているのでとても好きな絵本になった。

ヨシタケさんの本ってほんまに自己啓発になる。 どこからみたらこんな考えるきっかけを作れるんやろう？？ 自分説明書。すきなものときらいなもの、できることとできないこと。どんなあとを残すか。なにマシーンか。 みんなからみたわたし。 いろんな居場所。 わたししかしらないわたし。 自分の木を気に入ってるかどうか。

2分で読めて心温まる。 ふわっと新しい出会い世界に出会える。 もしもあのとき、、、わたしにもある。 成し遂げられなかったこと、捨ててしまったこと、選ばなかったこと。 ここにはないし持ってないけど、どこかに確かにあると言ってもらえると、「もったいなくて捨てられない」のような感情になることなく「大丈夫、ちゃんと心にしまってる。」のような気持ちになれる。

不幸が僕にばかり降ってくるな？という著者は表紙にも描かれているみたいな見事なのびたくん。 わたし自身はそんなに何度も苛まれた経験はないけれどなんかわかる。 ん？でも反対の場合も。主人公では？と勘違いするような演出に包まれたこともあったあった。 詠んで切くなる短歌、人間味と哀愁に溢れていて嫌いになれない。 サラダバー待ちなのもイカ入ってないのもわたしやったらイライラしてしまいそうやけどこの人はどうなんやろ。 お年玉が少なかったおじさんお葬式が質素だった。こんな切ない雰囲気の話に切なくなるのはやめたくないな。

わたしには難しかった。 本書で「思う」と「考える」の違いについて触れられているけれど、わたしはそれを思いながら読むことしかできなかった。 漢文について触れていた部分はなるほどなと思った。たしかに元々はそういう意味合いの学習としてあったのかもしれない。今は「なんのために」が学生まで届いていない気がするけれど。