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2024年8月の読書メーターまとめ

針
読んだ本
7
読んだページ
1838ページ
感想・レビュー
7
ナイス
117ナイス

2024年8月に読んだ本
7

2024年8月のお気に入り登録
1

  • 広井啓

2024年8月のお気に入られ登録
1

  • 広井啓

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

針
夢=無意識=イメージ=創作の関係性を、ときには論理的に、ときにはイメージの連なりのみで綴った随想集みたいな変わった本。自分はやっぱり不条理で残酷なイマジネーションの部分に惹かれます。ひと繋がりの文章として読むのがいいんだろうけど、単品の文章としては「藤野君のこと」、「蓄音機」、「案内人」、「密会」あたりが好きでした。安部公房生誕100年で本屋に平積みになってたものをいくつか買ってきたのでざっくばらんに読む所存。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

針

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1834ページ ナイス数:140ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1354352/summary/monthly/2024/7 7月も相変わらず脈絡なく乱読……😇

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2024年8月の感想・レビュー一覧
7

針
『ソウルの春』という映画を観に行くのに、歴史を全然知らないのもなーと思って入門。韓国の現代史を超大まかにまとめると、米ソによる分割統治(1945、韓国と北朝鮮に)→朝鮮戦争(1950〜53休戦)→李承晩の独裁(〜1960)→クーデターからの朴正煕の独裁(〜1979)→ 朴正煕射殺→クーデターからの全斗煥&盧泰愚の独裁(〜1987)→ようやく民主化って感じで、まさに激動の戦後史。語り口も非常に密な本で、いろいろ勉強になってよかったです(ちなみに映画もめっちゃ面白かったです!)。以下補足→
針
2024/08/30 07:35

ちなみにこの本は韓国の現代史を、基本線はしっかり辿りつつ、特に政治に対する抵抗や民主化運動などに重点を置いてまとめてる感じ。立場的にはいわゆるリベラルというか戦後民主主義的な視点で貫かれていて、日韓の歴史認識などもそこから記述されています。人によっては考え方が違う人もいそうだけど、自分は大枠ではほぼこの考え方に近かったし、たぶん学術界的にもこれがいわゆる「本線」なんじゃないかなーという気はします。分かんないけど。

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針
夢=無意識=イメージ=創作の関係性を、ときには論理的に、ときにはイメージの連なりのみで綴った随想集みたいな変わった本。自分はやっぱり不条理で残酷なイマジネーションの部分に惹かれます。ひと繋がりの文章として読むのがいいんだろうけど、単品の文章としては「藤野君のこと」、「蓄音機」、「案内人」、「密会」あたりが好きでした。安部公房生誕100年で本屋に平積みになってたものをいくつか買ってきたのでざっくばらんに読む所存。
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針
長らく題名だけ知ってた作品ですが、これは青春小説の名作だと思う。自分の外の世界の転変に抗いながらなんとか自分を保とうとする精神の揺れを、一見非常に軽薄かつ逡巡と言い訳だらけの饒舌体で語っていて、方法とテーマの一致感がすごい。しゃらくさいと感じる方もいっぱいいそうだけど自分はこの主人公がかなり好きで、けっこう感じ入るところのある小説でした。当たり前だけど青春小説こそ嘘とかお為ごかしがあっちゃいけないのですね……。→
針
2024/08/08 23:52

リアルタイムにはどうだったか知らないけど、今の眼で読むと70年代カウンターカルチャー的な空気の“乱暴さ”に対する、一見弱々しいけどその実強靭で切実な返歌って感じもする。『ライ麦畑でつかまえて』と文体が相似してるって指摘が当時あったそうで、確かにそれは自分も思ったけど、この小説にはホールデン的な反抗をも相対化しようという感じがたぶんあって、一枚上手ってわけでもないけどテーマ的には『ライ麦畑』を食ってる小説じゃないでしょうか。

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針
基本的には資料集。「日本国憲法」&「大日本帝国憲法」の全文と、敗戦関連の文書、安保条約などがまとめて入っています。法律と条約の条文ばかりなのでまぁ読み物ではなかったのですが🙁、最後についている長谷部恭男氏による50ページの解説がとても簡潔で分かりやすい。ニュースなどでよく話題になる論点にはおおむねすべて触れてくれてるような。中学高校のころは結局ちゃんと勉強しなかったなーと思いながら読了。ちなみに大日本帝国憲法は初めて全文読んだけどほんとに天皇がめっちゃ強かったです。
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針
古い一軒家に引っ越した大家族が次々不可解な出来事に襲われていく……というお家ホラー。今度映画をやるそうなので読んでみましたがなるほど〜〜〜! という感じでした。かなり怖いしテンションがすごい。これはこういう方向性の作品かなーと思って読んでったら「あとがき」にすべて書いてあっていろいろ納得。けっこう面白くてよかったです。これ以上内容には触れないでおきます。
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針
倉橋由美子のエッセイ選集。この方の文章が湛えているシニカルさと毒気がもともと好きというのはあったのですが、非常によかったです。それでも序盤は歯に衣着せぬ攻撃性がなかなか💦と思ったりもしたんだけど、中盤の文学論、特に大江健三郎・坂口安吾・三島由紀夫に触れたエッセイがとても面白くて。小説を読む際にはアイデアとかストーリーテリングにももちろん惹かれるところはあるのですが、でも最初の興味は文章そのものの「味」だったよなぁというのをふと思い出させられる本でした。久しぶりに「日本文学」を読み漁りたいような気持ち。
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針
どうでもいい理由である日地球が消滅し、唯一生き残った地球人のアーサーが宇宙人フォードとともに銀河系をウロウロするっていうお話。正直自分はもうちょいドギツいユーモアのほうが好きかなというのはあって、中盤どうでもいい話だなーと一瞬思ったりもしたんだけど、しかしギャグはいちいち面白い! 全編遊びごころで出来てて展開がほんとに無ッ茶苦茶! ザ・SFチックなアイデアも後半にちょっとあったりして何だかんだ楽しく。万人におすすめできるユーモアSFだと思いました。これで300ページを成り立たせてる(?)からすごい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/07/31(934日経過)
記録初日
2017/04/08(2874日経過)
読んだ本
758冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
217386ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
499件(投稿率65.8%)
本棚
8棚
URL/ブログ
https://filmarks.com/users/untitledthread
自己紹介

寝床のまわりにある本をてきとうに読んでおります。

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