p.17「自己の肉体的生への配慮というオイコスの事柄は、本来的にはポリスの問題ではないにもかかわらず、物質的な富の再配分こそが「政治」の重要課題であるという考えこそ、アーレントにいわせれば、ポリスという本来的な「政治」の忘却にほかならなかった。」p.238「正しい戦争という表現は良い統治という表現に似ている。形容詞と名詞の間に深刻で永続的な緊張があるが、かといって必然的に矛盾するというのでもない。」

よーさいどく

p.17「自己の肉体的生への配慮というオイコスの事柄は、本来的にはポリスの問題ではないにもかかわらず、物質的な富の再配分こそが「政治」の重要課題であるという考えこそ、アーレントにいわせれば、ポリスという本来的な「政治」の忘却にほかならなかった。」p.238「正しい戦争という表現は良い統治という表現に似ている。形容詞と名詞の間に深刻で永続的な緊張があるが、かといって必然的に矛盾するというのでもない。」

神前法後(p.114)、土地フェチズムと千利休?(p.206) p.400「帝国憲法は天皇と人民との契約ではなく、明治天皇と神々の契約になってしまったのも事実です。」 しかしながら、デモクラシー(民主主義)に区別されて自由主義という言葉が一切出て来ないのは何故だろう。後福田歓一読みたい。

p.193「女性議員の割合が高いことで知られる国々では、軒並み拘束名簿式の比例代表制が用いられている。」

大学生になって初めて電子辞書を買ったので連語辞典、類語辞典を知るいい機会になった。電子辞書は履歴が残るのがデカい。

p.156「乱暴にいえばマルクス主義とは、金本位制に固執することによってこのマクロ経済という次元を丸ごと見落としてしまう社会経済思想であった、ということになります。」