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2024年4月の読書メーターまとめ

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読んだ本
19
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7294ページ
感想・レビュー
19
ナイス
705ナイス

2024年4月に読んだ本
19

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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面白いが、映画と結末が違うとは!読んでいるうちに映画の記憶が甦ってきたのでなんとなくこうなるだろうと予測していただけにちょっと驚いた。ルメートルは映画の脚本にも関わっていて結末部分には最後まで躊躇したが納得したとか。なるほど。エドゥアールとアルベールの復讐の行く末に待っているものはハッピーエンドではなかったが、エドゥアールは長きに渡るモヤモヤも確執も全て解き放ったのなら彼なりに良かったのか。ムカつくあいつに仕返しが出来たのはよかったが、爽快とも悲哀とも言えない読後感。下巻はテンポよくて一気読み。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
19

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映画版鑑賞済。湿地というタイトルはいまいち絡みが薄かった気もするが面白い。一つの遺体から繋がっていくこの地で起こった忌まわしき出来事、出生の秘密、家族の悲劇。症例が少ない遺伝子系疾患をキーにある当事者が執念で紐解いていく。警察顔負けだがその調査が可能になるのは理由がある。ある人にとっては不幸が続いた上に知る真実がキツすぎる。知らなければ済む話だったかもしれないが、愛する者を失った立場としては当然真相を知りたい気持ちはあるし、この悲劇、過去のある時点で終わらなかったのがツラい。事件解決しても凹む結末。
が「ナイス!」と言っています。
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映画版鑑賞済。湿地というタイトルはいまいち絡みが薄かった気もするが面白い。一つの遺体から繋がっていくこの地で起こった忌まわしき出来事、出生の秘密、家族の悲劇。症例が少ない遺伝子系疾患をキーにある当事者が執念で紐解いていく。警察顔負けだがその調査が可能になるのは理由がある。ある人にとっては不幸が続いた上に知る真実がキツすぎる。知らなければ済む話だったかもしれないが、愛する者を失った立場としては当然真相を知りたい気持ちはあるし、この悲劇、過去のある時点で終わらなかったのがツラい。事件解決しても凹む結末。
が「ナイス!」と言っています。
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前作は映画→小説の順だったが本作は映画がオーストラリアで今年2月に公開・米国5月公開で未見。今回アーロンは本来の連邦警察の仕事で森で行方不明になったアリスの捜査。オーストラリアの大自然の中で起こる狭い範囲の人間模様は想像以上にドロドロに絡み合う。捜査側と当事者たちの様子が交互に描かれ双方が真相と結末に向かっていくテンポ良いミステリー。 前作のキャラも話題にあがるし最後に出てきてニヤリ。 映画版は前作と同じ監督主演が続投。予告見てますます楽しみ。 これ小説も映画も次作出して三部作とかにすればいいのに。
mim_3_
2024/04/28 00:46

映画版タイトル「Force of Nature: The Dry 2」

が「ナイス!」と言っています。
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映画「異人たち(2023)」がすごく良かったのでかなり違うという原作がどうなってるかと思い読んだ。完全に怪談だった。亡くなったはずの親に会うのは浅草で季節は夏。同じマンションのケイと浅草の両親と交流するほどやつれていく主人公。一連の夢か幻のような出来事が終わってからも少しある。切ないというよりは、怖くはないがうっすら寒気がするくらいのゴーストストーリー。 原作、イギリス映画版両方よかったが私はやはり苦み過去を抱えた男のラブストーリーと親との和解を描いた美しいイギリス映画版が好み。良いアレンジだったな。
かおる
2024/04/27 12:56

良いね、ありがとうございます。『偉人たち』もう見たのですね。私もぜひ見たいと思っています。アレンジ、楽しみです。

mim_3_
2024/04/27 13:04

かおる様、コメントありがとうございます。「異人たち」は原作をかなりアレンジしているのですがとても良かったです。泣きました。

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映画鑑賞済。続編も既に映画化済(現時点で日本公開未定)。干ばつにあえぐオーストラリアの田舎町を舞台にしたミステリー。友人の自殺の知らせを受け故郷に20年ぶりに帰った主人公アーロンが事件の真相に迫るうちに過去の事件と否応なく向き合うことになる話。王道的ミステリーに暑さと干ばつが人を狂わすよう。町の追い詰められたor諦めきってる人々の姿、閉鎖的な雰囲気も絡み、独特な雰囲気で面白かった。続編「Force of Nature: The Dry 2/潤みと翳り」映画そろそろ日本に来そうな気もするが小説を先に読もう。
が「ナイス!」と言っています。
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映画鑑賞済。続編も既に映画化済(現時点で日本公開未定)。干ばつにあえぐオーストラリアの田舎町を舞台にしたミステリー。友人の自殺の知らせを受け故郷に20年ぶりに帰った主人公アーロンが事件の真相に迫るうちに過去の事件と否応なく向き合うことになる話。王道的ミステリーに暑さと干ばつが人を狂わすよう。町の追い詰められたor諦めきってる人々の姿、閉鎖的な雰囲気も絡み、独特な雰囲気で面白かった。続編「Force of Nature: The Dry 2/潤みと翳り」映画そろそろ日本に来そうな気もするが小説を先に読もう。
が「ナイス!」と言っています。
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映画鑑賞済。続編も既に映画化済(現時点で日本公開未定)。干ばつにあえぐオーストラリアの田舎町を舞台にしたミステリー。友人の自殺の知らせを受け故郷に20年ぶりに帰った主人公アーロンが事件の真相に迫るうちに過去の事件と否応なく向き合うことになる話。王道的ミステリーに暑さと干ばつが人を狂わすよう。町の追い詰められたor諦めきってる人々の姿、閉鎖的な雰囲気も絡み、独特な雰囲気で面白かった。続編「Force of Nature: The Dry 2/潤みと翳り」映画そろそろ日本に来そうな気もするが小説を先に読もう。
が「ナイス!」と言っています。
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映画鑑賞済。実際の出来事、やはり衝撃的。裕福な家庭に育った青年が家を出て何もかも捨てて自然の中で生活する。文明嫌悪や親との確執などもあるが、彼は悲観的ではなくおそらくしばらくしたら戻るつもりで、必要な準備はさほどせず自分がどれだけ生命力があるか試したかったようにも見える。結末がわかっているだけに終盤の描写がキツい。本人日記、写真、関わった人々の話をもとに紐解いていくが、餓死か偶然死か。著者のリサーチから見えてくるがやはりわからない。映画は毒による死亡になってた。あまりに無謀だが本人はそう思ってはいないのね
が「ナイス!」と言っています。
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映画鑑賞済。実際の出来事、やはり衝撃的。裕福な家庭に育った青年が家を出て何もかも捨てて自然の中で生活する。文明嫌悪や親との確執などもあるが、彼は悲観的ではなくおそらくしばらくしたら戻るつもりで、必要な準備はさほどせず自分がどれだけ生命力があるか試したかったようにも見える。結末がわかっているだけに終盤の描写がキツい。本人日記、写真、関わった人々の話をもとに紐解いていくが、餓死か偶然死か。著者のリサーチから見えてくるがやはりわからない。映画は毒による死亡になってた。あまりに無謀だが本人はそう思ってはいないのね
が「ナイス!」と言っています。
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映画と結末が大きく違ってちょっと驚いた。こっちのほうは悲劇的だった。感動というより戸惑いが勝る。白血病のケイトのドナーとなるために生まれてきたアナが自分の生き方を追求するために起こした裁判は…という流れは同じだったけど。 アナが訴訟を起こした理由もわかる。しかしこの展開はどの登場人物の立場で考えてみても無念すぎやしないか。家族のあり方や人生、命や生死について考えてしまう話ではあるけど、元になった出来事、この小説、映画版どれも違って、どれも手放しにいい話とは言えないのが興味深い。映画のほうが好みかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
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映画は公開時に鑑賞済。白血病の姉ケイトを助けるために産まれてきたアナ、といっても自分の体は姉のためにあるという意味でもあるので、アナが10代にもなればいろいろ悩むし考えるだろう。アナとケイトのそれぞれの自分の生き方、親のエゴなど読みながら考えることがたくさん。結末はわかっていても感情を揺さぶられる親子のありかた、命についての物語。映画から察すると下巻は泣くよ多分😭😭😭
が「ナイス!」と言っています。
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面白いが、映画と結末が違うとは!読んでいるうちに映画の記憶が甦ってきたのでなんとなくこうなるだろうと予測していただけにちょっと驚いた。ルメートルは映画の脚本にも関わっていて結末部分には最後まで躊躇したが納得したとか。なるほど。エドゥアールとアルベールの復讐の行く末に待っているものはハッピーエンドではなかったが、エドゥアールは長きに渡るモヤモヤも確執も全て解き放ったのなら彼なりに良かったのか。ムカつくあいつに仕返しが出来たのはよかったが、爽快とも悲哀とも言えない読後感。下巻はテンポよくて一気読み。
が「ナイス!」と言っています。
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映画版鑑賞済。第一次世界大戦末期で生き残った男2人の行く末を描くが上巻は戦地の状況と中尉の残忍さで気分が凹む。帰還兵は社会から冷遇される辛い状況もあいまってどうなることかと思うが、映画を見てるのでこの後面白くなってくるのはわかってるので下巻が楽しみ。それにしても戦争は色んな方向にダメージを与えるものだと改めて。戦争がもたらしたものの悲惨さ壮絶さ困難試練はもちろん、エドゥアールが外見的にかなりの傷を負う箇所とその後の描写が生々しい。完全に二人に肩入れしてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
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映画は焦点をかなり絞ってたので、描かれてない人物や背景てんこ盛りでめちゃくゃ面白い。ギャングのスターだらけの時代、マシンガンケリー、ボニー&クライド、プリティボーイフロイド、ベイビーフェイスネルソン、デリンジャー。大恐慌時代、州跨ぎ犯罪連発、FBIの誕生、フーバー長官の裏の顔。殉職する捜査官たちや、一通り終わっても名前をクレジットされることも栄誉もなく疲弊して辞めていく捜査官たち。 デリンジャーが整形して死にそうになったとか、アナセージの約束は守られなかったとか、いろいろ面白い。もう1~2本映画出来そう。
mim_3_
2024/04/08 22:58

デリンジャーを追い詰めた捜査官パーヴィス(映画ではクリスチャン・ベールが演じている人物)の自伝と彼の息子が書いた本も面白かった。読み応えありすぎる。

が「ナイス!」と言っています。
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映画は焦点をかなり絞ってたので、描かれてない人物や背景てんこ盛りでめちゃくゃ面白い。ギャングのスターだらけの時代、マシンガンケリー、ボニー&クライド、プリティボーイフロイド、ベイビーフェイスネルソン、デリンジャー。大恐慌時代、州跨ぎ犯罪連発、FBIの誕生、フーバー長官の裏の顔。殉職する捜査官たちや、一通り終わっても名前をクレジットされることも栄誉もなく疲弊して辞めていく捜査官たち。 デリンジャーが整形して死にそうになったとか、アナセージの約束は守られなかったとか、いろいろ面白い。もう1~2本映画出来そう。
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2024/04/08 21:19

デリンジャーを追い詰めた捜査官パーヴィス(映画ではクリスチャン・ベールが演じている人物)の自伝と彼の息子が書いた本も面白かった。読み応えありすぎる。

が「ナイス!」と言っています。
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映画「パブリック・エネミーズ」でパーヴィスに興味を持ったので。メルヴィン・パーヴィス本人著による「American Agent」の邦訳版。捜査官就任から捜査の裏側まで。この人めちゃ頭よくておしゃれで見た目もよかったらしく、他のFBI上官やエドガー・フーバーから嫉妬されたとか骨髄炎に悩まされたとか。あれだけフーバーに嫌がらせされても良いところを見つけようとする人柄。デリンジャー捜査の過程も面白いがパーヴィスの人となりも垣間見えて面白い。そもそもGメンという言葉は悪党が作ったものだと。
が「ナイス!」と言っています。
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著者エマ・ドナヒューが映画脚本も書いてて基本同じだが、こちらは息子の語りのおかげで純真無垢な視点で描かれ厳しさやわらいでいる感じがする。映画はわりとドラマチックだった。 それにしても胸糞父の理不尽な軟禁に息子はずっとそれが普通で疑問に思わないのも胸が痛むし、外に出てからのマスコミの無神経な質問には腹が立つ。悲惨な状況を生き抜いた被害者として「特殊さ」を強調したがる。でも母子はお互いが愛し合い支えになっているし、幼い子供に母は特殊・悲惨だと思わせたくない、深い愛情を感じる。ジャックが成長した時にどう思うのか
が「ナイス!」と言っています。
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下巻は外の世界に出た母子の物語。著者エマ・ドナヒューが映画の脚本も書いていて基本同じだけど、こちらは外界になじむのに苦労する様子は息子ジャックの語りのおかげで純真無垢な視点で描かれ厳しさやわらいでいる感じがする。映画はわりとドラマチックだった。 それにしてもマスコミの無神経な質問には母同様腹が立つ。悲惨な状況を生き抜いた被害者として「特殊さ」を強調したがる。でも母子はお互いが愛し合い支えになっているし、幼い子供に母は特殊・悲惨だと思わせたくない、深い愛情を感じる。ジャックが成長した時にどう思うのか気になる
が「ナイス!」と言っています。
mim_3_
映画を先に観ていたので結末は知ってはいたが、それでも短いし面白いし一気読みしてしまった。善良なイタリア人男性が起こした殺人、動機は何だったのか?新米弁護士が担当した裁判からとんでもないスキャンダルが出てきてまあビックリ。国家を揺るがすことが明るみになっていく展開がスリリングかつ興味深い。 さらに著者の後書きがなかなか衝撃的、祖父がナチス中心人物(ニュールンベルグ裁判で有罪判決を受けたバルドゥール・フォン・シーラッハ)だったと12歳で知ったと。祖父が歴史の教科書に負の意味で載ってるっていうのを知ったと…。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/10/13(580日経過)
記録初日
2022/11/10(552日経過)
読んだ本
114冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
43113ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
113件(投稿率99.1%)
本棚
3棚
外部サイト
自己紹介

映画化作品や映画関連本を好んで読みます(映画を先に観ることが多い、映画をほどよく忘れうっすら覚えてる状態で原作読むのが好き)。
積読本管理と備忘録としてはじめました。
通勤時間に読んでいます。

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