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2024年11月の読書メーターまとめ

積読荘の住人
読んだ本
22
読んだページ
7834ページ
感想・レビュー
6
ナイス
24ナイス

2024年11月に読んだ本
22

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

積読荘の住人
クリスティーのスタイルがこんなに最初から確立されているとは。他の作品を読んでいればいるほど、あとで別々の長編を単独で支えることになる要素が含まれるのに驚嘆するだろう
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
6

積読荘の住人
2007年からの執筆だけれど、世に出たのは2020年コロナ禍真っ最中、主人公モーナが「なぜ英雄が必要だったの?」と問うのが実に世相にぴったり合ってしまう。こういうことも創作にはしばしば、起こるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
積読荘の住人
犯罪の国際化とかパンデミックとかを織り込んで主人公の刑事には特殊設定も付与して、と大ベテランの新作ながら若々しく新要素を貪欲にとりこんでる、ともいえますが、読後感といえば、リチャード・マシスン、フレドリック・ブラウン、ジャック・フィニイらを想起させる、アクション多めのミステリタッチSF、といったレトロ感です。新しいのかクラシックなのか不思議な味わい。
が「ナイス!」と言っています。
積読荘の住人
ネタバレなにしろ八切止夫は作品を書きすぎであるから、どれがどれやら、ということになるが、本作は重文建造物の茶室如庵に名を遺す信長の末弟・有楽斎こと長益が、一生をかけて信長殺しの真相を探っていく話である。そして家康を除き黒幕と目されたことのある人物がほぼほぼ加担しているという、戦国のアガサ・クリスティー的な真相を見いだすのである。
積読荘の住人
本の話とはいえ、本と現実のあいだのすくいとりづらく逃げていくことを書く触媒になっているので、小説の新作の途切れたあたりで、もしルポの仕事にシフトしていたなら、もうひとつの沃野を進む氷室冴子が見られたのかもしれない、などと思う
積読荘の住人
クリスティーのスタイルがこんなに最初から確立されているとは。他の作品を読んでいればいるほど、あとで別々の長編を単独で支えることになる要素が含まれるのに驚嘆するだろう
が「ナイス!」と言っています。
積読荘の住人
ネタバレ初刊が96年なので、翻訳ものサイコスリラーが隆盛のきわみのころ。驚異的な咀嚼力で多重人格や幼少期の心的外傷といった題材を日本のミステリに落とし込んだ豪腕に素直に驚く。まさかボディコンルック(死語)が誘拐ミステリでこんな使い方をされるとは。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/11/03(777日経過)
記録初日
2019/01/01(2179日経過)
読んだ本
1035冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
322164ページ(1日平均147ページ)
感想・レビュー
26件(投稿率2.5%)
本棚
204棚
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