小市民シリーズの一作目。古典部シリーズや図書委員シリーズと同じ日常推理系ということで、期待していた作品。 正直、他シリーズと比べると物足りない感じがする作品だった。主人公の志す小市民がイマイチピンとこないのと、登場人物に魅力をあまり感じられなかった。推理は比較的しっかりしていた。 今後のシリーズで面白くなるのを期待したいと思った。

結婚式直前に婚約破棄された主人公が、立ち直り方を見つけて行く小説。 心情描写が豊かで、エッセイを読んでいるようだった。題名にも表れている通り、日常の中の食にフォーカスしており、優しい文体だった。やりたいことのリストである、ドリフターズ・リストは参考にしたいと思った。

人に言えない秘密を抱えた2人の関係性を描く青春小説。高校生同士の言葉で言い表せないような関係をうまく文章で表現していて、懐かしくなった。 主人公がとても優しく誠実で、こんな考え方ができるといいなと思った。 個人的に空気感がとても好きな小説だった。

小市民シリーズの一作目。古典部シリーズや図書委員シリーズと同じ日常推理系ということで、期待していた作品。 正直、他シリーズと比べると物足りない感じがする作品だった。主人公の志す小市民がイマイチピンとこないのと、登場人物に魅力をあまり感じられなかった。推理は比較的しっかりしていた。 今後のシリーズで面白くなるのを期待したいと思った。

新人類、戦争、薬学をテーマとした壮大なSF作品。 様々な方面の専門的な知識で物語が裏付けされており説得力がある。 全く違う立場の複数の人物視点で進行するので、徐々に話が繋がっていく過程が面白かった。臨場感あふれる大作。

小学生の少女が、大人の友達の助けを借りながら「幸せ」について考えて行く話。まっすぐな少女の性格が読んでいて心地よかった。周りの「友達」たちの考え方も素敵で、胸に染み渡るような台詞が数多くあった。最後はファンタジー要素も少しあり、いい終わり方だなと思った。

館シリーズ4作目。あらゆる意味で今までの館シリーズとは違った作品。ストーリーが館の中で進行するというよりは、主人公の周りで起こる事件の謎を追って行くという話。終盤のどんでん返しがあるのはすごいが、フィクション感が強すぎて、自分にはあんまり刺さらなかった。