主人公の彼が上司のデスクを漁って証拠隠滅を謀るシーンはドキドキものだったし、スパイだと講師にバレた時は神経病んでゆくゆくは自殺するんじゃないかとか勝手に想像してハラハラしました。いい意味で予想が覆された今は面白かったな、のめり込んだなーのひと言ですね。 ずっと昔の若い頃の事ですけど、私も同様の音楽教室に通って異業種のメンツと夜のお店でミニコンサート繰り返した経験があるから、とても懐かしい気持ちで読了しました。初読みの作家さんだったけれど他の作品も読んでみたいです。

無門君、いろいろ気付くのが遅かったね～。 忍びが活躍する作品が読みたくて手に取った一冊でした。前半戦いが始まるまでは私的には中弛みがきつくて辛かったのですが、作品としては面白く読めたかなと。特に戦いの場面ではこれでもかと繰り出される術やそのスピード感に驚き、忍びのパワーに圧倒されました。

面白かった。ほぼ一気読み。司馬さんの作品にしてはさくさくと読めた。

小中学生向けの偉人伝シリーズだけれど、しっかり読み応えある伊達政宗でした。 初っ端の片目を切る場面は痛々しくて…想像に有り余るとはこの事か… 時代が時代だから仕方ないとは言え、痛かったろうなと。。 肉親の情に薄い人生だったけれど、周りの家臣には恵まれていたのは良かったです。 父親や弟を我が手で殺さなくてはならないなんてと思うが、反対に自分がやらねばやられるのだから、戦国時代はやっぱり恐ろしい。

後書きに高校生の阿部智里さんと作家の阿部智里さんのとの合作とあったけれど、高校生の時にこの世界観で小説を書くのだから物凄い熱量を持つ作家さんなんだろうなと改めて思った。これまでのシリーズとは違って、現代と山内が出て来たり日本書紀が出てくるからちょっと自分には重かった感じ。雪哉や他の八咫烏達のその後が気になるので、すぐに次へ行きたいと思います。

山梨県に行くとあちらこちらで見かける信玄公ゆかりの○○。名所旧跡でよく見かけるけど、自分あんまりその足跡は知らなかったなと思い出して手に取った一冊。小中学生向けの本ではありましたが、なかなか読みごたえがありました。民衆や家臣達がどうしたら自分に付いてきてくれるかを第一に考えて行動した知的な人だったようですね。甲陽軍艦って戦国時代における教養書みたいな感じなのかな。ちょっと気になりました。

こういう関係もいいよね。過去は過去、消すことは出来ないけど。

明智光秀とその娘たまこ（ガラシャ）の物語。 細川ガラシャという名は知っているけれど、その方の事は殆ど知らなかったので手にとってみた。 忠興のたまこに対する愛情に疑問を抱きながら読んでいたけれど、やはり最後の別れの場面は辛いものがありました。愛するものを失ってから過ぎた日々の自分の行いに後悔するっていうのもやり切れないので、毎日お互い良いことはあんまりないけれど…家族の事は大事に悔いのない行動をしていきたいなと思いを改めた一冊となりました。

主人公の彼が上司のデスクを漁って証拠隠滅を謀るシーンはドキドキものだったし、スパイだと講師にバレた時は神経病んでゆくゆくは自殺するんじゃないかとか勝手に想像してハラハラしました。いい意味で予想が覆された今は面白かったな、のめり込んだなーのひと言ですね。 ずっと昔の若い頃の事ですけど、私も同様の音楽教室に通って異業種のメンツと夜のお店でミニコンサート繰り返した経験があるから、とても懐かしい気持ちで読了しました。初読みの作家さんだったけれど他の作品も読んでみたいです。

生類憐れみの令で有名な五代将軍徳川綱吉の話。自分は歴史に弱いので、綱吉さんのどこが最悪の将軍何だろう？と思いながらずっと読んでいた。在職中に度重なる天災や疫病、事件等が起こって本当にタイミングが悪かったんだなと読了して思った。事が起こってから、民の為にと考えた施策が世間からキチンと評価されなくて…というのは、つい最近の世の中でもいろいろあったけど、いつの世の中も同じなんだな。