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2024年12月の読書メーターまとめ

あじむ
読んだ本
9
読んだページ
2349ページ
感想・レビュー
9
ナイス
179ナイス

2024年12月に読んだ本
9

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あじむ
傷をテーマにした短編集。1編あたり20ページほどなのに内容が濃く、語られる傷の重さと痛みを感じます。いかに傷というものにテーマ性や物語性があるのかがわかります。 最後に恐怖を感じるとともに少し納得してしまった「この世のすべての」とアイドルグループとSNSをテーマにした「グリフィスの傷」、物語の最後に父親の態度の真相が判明する「慈雨」が印象に残りました。 傷をテーマにしているだけあって、気楽に読むのには向いておらず、感想を書くのも色々と考えてしまいました。それでもゆっくりと静かに読書を楽しめた本でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
9

あじむ
恋愛リアリティーショーを舞台に社会的なテーマが盛り込まれた作品。著者らしいテーマと独特の文体ですが、意外にも読み進めることが出来ました。 最初から大きな展開があり、読み始めはどんな展開になるのだろうかとワクワクしました。だけど、途中から場面が変わり主要キャラの物語が始まったあたりから、これまでの展開は何だったのだろうと考えてしまいました。恋愛リアリティーショーという舞台やそれに対するSNSの反応の描き方が良かっただけに、そこを離れてしまったのが少しもったいなく感じました。
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あじむ
ネタバレSAO自体はなんとなくの世界観しか知らなかったのですが、それでも楽しめました。必要な知識はその都度説明してくれているので困ることが無かったです。 SAOの世界観でよくここまでのミステリを構築したなぁといった感想です。舞台を活かした物語展開や伏線は素晴らしかったです。 ただ、そのミステリを楽しめたかと言われると厳しかったです。館の謎解きの難しさや犯行動機が強引なのが否めないです。現実世界と絡めた物語展開も複雑で、納得のいかない箇所も。著者があとがきにて語っていますが、SAOの設定が完璧すぎるのでしょう。
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あじむ
科学的ということを解説し、科学的思考の大切さを説明してくれています。理系の道を進んだ身としては著者の言うことには頷くばかりです。 怪しい商品やデマといったことが蔓延っている現状をみると、日常的に科学的思考できるようにしておく必要がありそうです。それでも楽するために答えや結果に飛びついてしまうのが人間の性なんでしょう。
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あじむ
内向型人間によるエッセイ集。内向型人間の得意なことや苦手なこと、どういったことが好きなのかを著者の体験を通して解説してくれています。うまく説明しづらいことを言語化してくれていると感じ、読みながら「分かる分かる」と共感することが多かったです。また「そういうことだったのか」や「こうすれば良かったのか」と思うことも多かったです。 内向型な人間である身としては、刺さるものが多い内容でした。内向型であることによって苦労や損をしているのではと思うことがあったので、その呪縛から少し解放されたような気がします。
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あじむ
新宿鮫の短編集ですが、こち亀やエンジェル・ハートといった漫画とコラボしたユニークな作品も収録されています。ちゃんとそれぞれの漫画と新宿鮫の世界観が両立しているのが素晴らしいです。 収録されている短編の中では、「五十階で待つ」が印象に残りました。現代の闇バイトのような話で、こういったことはいつの時代も変わらないのですね。また「雷鳴」や「水仙」などのも好きです。 1編あたり30ページ程ですがバラエティに富んでおり、気軽に鮫島の物語が楽しめました。ですが、重厚な長編の方がやはり面白いなと思ってしまいました。
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あじむ
絵画描かれたアイテムの解説をしてくれている1冊です。日常的によく見るものが、そんな意味を持っていたのかと、いろいろなことが学べます。それと同時にモノに込められた意味や物語が現代においては希薄になっているのでは?と思ってしまいました。それだけ時代や世界が変わってしまったのでしょう。 絵画そのものの解説が行われているわけではないので、物語性は薄いです。ですが図版が大量に収録されているので、多くの絵を鑑賞する楽しさがありました。読み終わった後でも、ページをめくって作品を鑑賞してしまいました。
が「ナイス!」と言っています。
あじむ
クリスティにしては珍しく密室を扱った作品です。しかし、現場の情景が正確に浮かび上がらなかったせいか、解決編を読んでもいまいちピンときませんでした。漂う不自然さをなんとなく感じ取ってはいたのですが、うーんといった感想です。 ですが、意外な人物が犯人であったのには驚きました。登場人物の何気ないセリフが伏線となっていたのは流石クリスティといったところです。やはりクリスティは物理トリックよりも心理や人物によるトリックの上手い作家なのだなと思いました。 最後に登場人物たちの呪縛が解放された終わり方が綺麗でした。
が「ナイス!」と言っています。
あじむ
自然界は散らばっているという言葉を最初に読んだときに、人間社会がいかに整理されたものかに気づきました。人間が社会生活を営むためには整理が必要なんなんだなぁと。 そして自分が好きなことに取り組んでいるときは散らかっていて、日常的に取り組むことは片付いていることにも気づいたとき、著者のいうことがいかに的を射ているかを感じました。 ただ、日常の物事と整理術を無理に結びつけている感じがしました。著者にとっての整理術は「まえがき」に書いてあることが、本当にすべてなのだろうなぁと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
あじむ
傷をテーマにした短編集。1編あたり20ページほどなのに内容が濃く、語られる傷の重さと痛みを感じます。いかに傷というものにテーマ性や物語性があるのかがわかります。 最後に恐怖を感じるとともに少し納得してしまった「この世のすべての」とアイドルグループとSNSをテーマにした「グリフィスの傷」、物語の最後に父親の態度の真相が判明する「慈雨」が印象に残りました。 傷をテーマにしているだけあって、気楽に読むのには向いておらず、感想を書くのも色々と考えてしまいました。それでもゆっくりと静かに読書を楽しめた本でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/01/03(737日経過)
記録初日
2023/01/09(731日経過)
読んだ本
191冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
50674ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
190件(投稿率99.5%)
本棚
0棚
性別
年齢
30歳
血液型
B型
現住所
北海道
自己紹介

雑多な本を色々読んでます。誰も知らない作家を愛し、マイナーな本を楽しむという独自の世界で生きています。
興味の対象となる分野が広すぎるので、色んな本が積ん読になってしまう困った性格。今日も積読が増える。

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