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2024年11月の読書メーターまとめ

せらーらー
読んだ本
3
読んだページ
974ページ
感想・レビュー
3
ナイス
21ナイス

2024年11月に読んだ本
3

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

せらーらー
まともに立花隆さんの本を読まず、この本を読んでしまった。生前、メディアに出られていた方なので、ぼんやりとした輪郭ではあるけど、『ものすごい多種多様なセンサーの持ち主』という印象がある。Nスペで昔、戦後、シベリア抑留された人々の歴史を取材していた。現地での取材の終わりに、語りながら滂沱の涙を流されているのを見た。取材というより、一人の人間として、その場に来ている、という感じだった。著者は立花さんに対して、どこか突き放すような文章を書く。純粋観客に踏みとどまれなかった立花隆に対するもどかしさだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
3

せらーらー
理論物理学者の佐治晴夫先生。語り口が軽いのだが、実に滋味深いエッセイ。数学、物理学、量子力学、あらゆる学問が、宗教やオカルティック(と思われているもの)に接近していく。ここまで双方が近づいてきたことをこの本は教えてくれた。私たちの質量サイズの単位を太陽に置き換えると、私たちの体温のほうが熱いらしい。私たちはもともと同じような宇宙に漂うチリホコリだった。それから悠久の時を流れて、人間になり、社会が生まれた。そう考えてみると、宇宙にいる私たちは、釈迦の掌の上で転がされて、『自分』を演じているのかもなって思う。
が「ナイス!」と言っています。
せらーらー
まともに立花隆さんの本を読まず、この本を読んでしまった。生前、メディアに出られていた方なので、ぼんやりとした輪郭ではあるけど、『ものすごい多種多様なセンサーの持ち主』という印象がある。Nスペで昔、戦後、シベリア抑留された人々の歴史を取材していた。現地での取材の終わりに、語りながら滂沱の涙を流されているのを見た。取材というより、一人の人間として、その場に来ている、という感じだった。著者は立花さんに対して、どこか突き放すような文章を書く。純粋観客に踏みとどまれなかった立花隆に対するもどかしさだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
せらーらー
『百年の孤独』を読むのは頓挫した。アマランタが自分の手をかまどに突っ込んで火傷を負ったシーンまでしか読んでない。本書は「代わりに読む」ことはどういうことか、実践しながら考えている。『百年の孤独』を木の幹として、著者のエピソードや見聞きした映画、ドラマが蔦のように絡まっている。その蔦の絡まりまくった本書に、今度は私の読書エピソードが絡まる。ベランダで、コーヒーを飲みながら読む。カラスとトンビが縄張り争いをしている。その羽音を聞き、秋空を大きく旋回をする黒と茶色の軌跡を見た。『百年の孤独』は実に強靭である。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/01/15(708日経過)
記録初日
2022/08/22(854日経過)
読んだ本
57冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
14959ページ(1日平均17ページ)
感想・レビュー
55件(投稿率96.5%)
本棚
7棚
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