歪み合いを苦々しく思うこともあったが、それぞれの個性や掛け合いが感じられたのは良かったと思う。また、(それこそ主人公が嫌いそうなありきたりな表現になってしまうけれど)複雑な家庭事情ゆえに抱えている孤独を、文章を書くことで反芻し、昇華しているような主人公の生き様は、文学や文章というものにとても誠実なものに感じた。
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