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2024年5月の読書メーターまとめ

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2024年5月に読んだ本
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2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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千駄木のうらぶれた一角。心淋し川の溜り水の匂いがこもる場所、心町。そこでみなギリギリな生活だが心豊かに暮らす人々に温かさを感じる。どの話も辛さ苦しさと背中合わせの小さな幸せがある。「灰の男」は締めに最高だった。茂十は、息子を殺した男を監視する為に心町の差配となった。その男楡爺こと次郎吉は既に呆けており罰せられないという。ある時楡爺の悲しみを知る。苦しさ憎さ悲しみ。しかし長屋の住民達の思いやりや優しさが茂十を癒やしてくれる。厳しい現実の中の温かな優しい光のようだ。真面目な良い作品だった。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年5月の感想・レビュー一覧
23

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非行を繰り返す若者の再生物語。通り魔まがいの事をして逃げて来た九州の山奥。ひょんな事でお婆さんと知り合い、村人の手伝いをしながらお婆さん宅に居ついてしまう。「いい子」と褒めてくれるお婆さん、人生を教えてくれるシゲ爺。もらって嬉しい言葉と人の繋がりの大切さは、人を成長させるし再生させる栄養になる。若者が交番に出頭する時と村へ戻ってきた時のシーンは泣けた。人の温かさが恋しくなる話だった。
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沖縄の聖地斎場御嶽のパワーと家族の愛情の深さ、そして未来の自分(エスパー)が織りなすファンタジー。父、亡くなった実母、少しずつ受け入れていく継母とぼくリョウ。この家族の愛が深まっていく過程を丁寧に書いてあり感動した。夫婦愛も素晴らしかった。
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まさかこんなに沢山シリーズ化されているとは知らずに手を出してしまった。ドラマで見たかった。春夏秋冬の四部制。必ず何かが起こり解決して「LOVEだねぇ」で終る幸せな話。語り手のおばあちゃんも神主さん曰く成仏したはずが、家族のもとでいつも様子を見ているのが面白い。さてこの先シリーズを追いかけて行こうか先が長いような(笑)
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千駄木のうらぶれた一角。心淋し川の溜り水の匂いがこもる場所、心町。そこでみなギリギリな生活だが心豊かに暮らす人々に温かさを感じる。どの話も辛さ苦しさと背中合わせの小さな幸せがある。「灰の男」は締めに最高だった。茂十は、息子を殺した男を監視する為に心町の差配となった。その男楡爺こと次郎吉は既に呆けており罰せられないという。ある時楡爺の悲しみを知る。苦しさ憎さ悲しみ。しかし長屋の住民達の思いやりや優しさが茂十を癒やしてくれる。厳しい現実の中の温かな優しい光のようだ。真面目な良い作品だった。
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家族シリーズ最新作はシリーズベスト版。今回は誰にでも経験がある様な話ではなく、胸に刺さる辛いものが多かった。家族とは「ある」ものではなく、「なる」もの。「ホタルの熱」「ママ、みーつけた」は苦境に立たされた母子の話。辛い話だった。誰かが手を差し伸べて寄り添ってくれるだけで、心強く生きていく力が湧いてくる。誰かのために頑張ろうと一歩踏み出せる。家族に、そして周りの人との繋がりに感謝したいと思った。
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義理でも疎遠でも嫁でも、心は家族の事を思いしっかりと深く繋がっている。その繋がりがあれば安心できる。「最後のお便り」亡くなったお母さんに声がけ届けば良いな。「かわいい娘」親にとって子供は何よりかわいい。何があっても守ってあげるよ。血の繋がり云々ではなく家族という気持ちがあればもうそれだけで本当の家族なのだ。家族は幸せの形。
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家族シリーズ5作目。「ピンクのカーネーション」が良かった。亡くなった実母への想いと義母への思い。合わせたらピンクのカーネーションになってしまった、子供の繊細な思いが溢れている。子供は大人が思うより大人だ。「だめもと」「ぶかっこうなおにぎり」どこの家庭でも似たような事があるのでは。家族シリーズは読み手が共感できて最後はほっこりする話なので読後感が良い。
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軽いミステリーとお仕事ストーリー。書店の実店舗では沢山の苦労があり、薄利である事を知った。「贈呈式で会いましょう」の恩師がなかなか良かった。「絵本の神さま」は感動した。夢が叶って良かった。いつも図書館本で申し訳ない気持ちになった。
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初読み作家さん。どの話も良かった。「空箱の中身」身につまされる話だった。「コロッケ泣いた」も泣けた。昔話をしている「夏になり」は当時も現在も幸せなんだな、と心温まった。家族に会いたくなる一冊だった。
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いんちき霊導師とマネージャーの息子、何でも屋のスタッフ。このチームが素晴らしくやり手。毎回ギリギリ、またはそれ以上スリリングな事をして霊導師を守っている。それを疑っている週刊誌の記者とのバトルも面白い。話としても感動させられた。「しおあい」の18年越しの後悔の話は良かった。尻尾を捕まえられる前に消えてしまったチームは最後までお見事だった。
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「万年筆」育ての祖母から貰った万年筆。初任給を貰い、その万年筆で祖母に感謝の手紙を書く新田青年。万年筆の箱に入っていた祖母からの手紙に初めて気付き号泣。祖母の気持ちが凄く理解できる。私も涙。歳をとったら孫と健康が何よりの生き甲斐になる。「システム手帳」は仕事には必須なアイテム。人として成長させてくれる。「大学ノート」は微笑ましくてこちらもほっこり。「メモパッド」は渋い深い話で大人好みだった。四宝堂の店主硯さんはいつでも皆に寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれる。
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ネタバレ今回登場した生物はどれも馴染みがあり、薄気味悪さもなくて読みやすかった。ただ一般家庭ではペンギンは無いだろうな。ヤギの話は良かった。草を食べているヤギの様子がほのぼのさせてくれた。須藤と薄が増々息が合ってきて掛け合いもテンポ良く楽しめた。薄が人間という生物に興味を持ち始め、南極行きや他の仕事へのお誘いを断った。 総務課総務部動植物管理係に居残り。このままのコンビでまた楽しませてくれる事を期待したい。
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海水と川が入り交じる箱崎の中洲にある船宿「若狭屋」。(箱崎ジャンクションが複雑な理由が分かり納得) 話は船宿の女将お涼を訪ねてくる人達の心の憂いを癒やしてくれる。妖怪ものというよりは軽い人情ものという感じでサラリと読める。「海へ」「江戸の夢」はほっこりした。川や海には溺れた者や滝行で落ちたもの等、恨み辛みが流れている。やはり水は危ないな。
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自分の子供時代や、子供、孫の事を考えながら読んだ。子供は大人が思っている以上に色々考えているし繊細だなと思う。年齢と共に自分の世界が広がり自他の違いを感じる様になり増々心の中は複雑化していく。三章の「飴と耳と、手紙」では切なくて泣けてしまった。祖父への尊敬の念、家族への愛情、友達への友情が詰った一冊。南部煎餅を食べたくなった。
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今回は長編。警察に対する思惑利害関係が一致した男とカルト教団が手を組んで警察に報復しようとする。そして彼らは動物に長けている警視庁総務部総務課動植物管理係の須藤と薄を利用。この二人は結局の所警視庁にも良いように使われてしまっている。須藤には体調面では不安があるが捜査一課に戻って欲しいなと個人的には思う。全体的には面白かった。薄の語彙力の無さにはちょっと閉口。
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お蔦さん第3弾。望や洋平達子供の成長は早いものだ。「三つ子花火」のような旦那さんって多いんだろうなと、苛つきながら読んだ。家事育児は24時間就業で休日無し。そこの所も理解して欲しい。「鬼怒川便り」は神楽坂っ子の粋が描かれていてこの本らしくて良かった。今年は神楽坂まつりは50回目の記念大会。のぞきに行って来ようかな。
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1作目と違い、1つの事件が中心となっていて面白かった。今回は、望の後輩有斗が望の家に遊びに来ている間に有斗の家族が姿を消した。家には血溜まりが残されていた。警察は勿論だが、人情溢れた神楽坂住民が協力し子供達を守る心意気が素晴らしい。最後はまさかの展開で驚いたが、因果応報という感じか。相変わらずお蔦さんはカッコ良いし望のご飯を食べたくなる。
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神楽坂の元芸者の粋な祖母と、両親の転勤に同行せず祖母と暮らす事にした孫の望。神楽坂のあの独特な雰囲気を思い出しながら楽しく読んだ。祖母のお蔦さんはまだまだ若くて切れ者。とてもクール!望の作る料理がまた美味しそう。全体的にサラッと読めた。
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前作よりライトな感じ。神様に慣れちゃったのかな?「死神に恋」の死神の言葉は良かった。人は何も知らないで生まれ落ちる瞬間に、無限の可能性を秘めていて、何にでもなれる。納得。「引きこもりにおじさん」も良かった。誰かが良い事を行うと周りに派生していき相乗効果がある。公園も人の心もすっきり。「七回目の神様」で死神と前作の榎本帆奈の息子幸生が誕生以来再開出来て嬉しかった。上手くおさまりました。
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死神が寿命を決めるのでは無く判定報告するのみなら出会っても良いかな。その死神は人間の感覚が理解出来ない。でも人間でも感覚がズレている者もいる。小さな幸せ、大きな幸せ、後から気付く幸せを大切にしたい。衣食住が足りていれば十分とは言えども貧乏神には付かれたくないな。人間は強い。最大の試練から立ち上がった者は、本当の意味での心の強さを手に入れる。愛する者を失った日々でも、一人で生きていく力を手に入れる。それでも生きていくという断固たる決意をその身に秘める。すてきな応援メッセージ。
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捜査一課ベテラン警部補が頭に銃を撃たれ、リハビリのために総務課へ。正式名称には「動植物管理係」。動物専従係の薄とペアで動物絡みの捜査をする。ベテランと動物オタクのチグハグなやり取りが面白い。そしてその会話の中に沢山の動物愛とヒントが盛り込まれていて、動物と人間の習性を読み取る薄の観察力はお見事だ。作者の動物愛が薄を通して垣間見れる。楽しい推理小説。
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納棺師の話。 残された人にとって、亡き人の存在を感じることは、生きるための理由になる。共感。
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何も知らずに手にした本だが面白かった。犬は野良1匹だけなのか?と読み進めて行ったら話は人探しへ。紺屋とはんぺーそれぞれの依頼が重なり合って深みを帯びてくる。紺屋と真壁が鉢合わせするのでは?とハラハラしたが時すでに遅し。桐子の血染めのキャップに全てを語らせるところがうまいなと思った。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/01/25(522日経過)
記録初日
2023/01/07(540日経過)
読んだ本
311冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
98950ページ(1日平均183ページ)
感想・レビュー
294件(投稿率94.5%)
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