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2024年6月の読書メーターまとめ

ピラミッド
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感想・レビュー
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ナイス
127ナイス

2024年6月に読んだ本
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2024年6月のお気に入り登録
1

  • ハゲおやじ

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ピラミッド
孤島での連続殺人。偶然居合わせた犀川らが巻き込まれる。 殺人事件の現場だというのに割りとのんきな人びと。犯人は勿論のこと、登場人物たちは満遍なく倫理観薄めの世界観。未成年飲酒。個人的にこういう雰囲気でのミステリーって人の生き死にとか諸々がないがしろにされている気がして少し嫌かも。まあ大昔のやつだし言ってもしゃあないか。 トリックは掌の上過ぎてどないせえちゅうねんというところ。スケールに感心しといたら良いのか
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
14

ピラミッド
とある市立高校が舞台。芸術棟と呼ばれる文化部の部室が集まる別棟に巻き起こるお化け騒ぎに首を突っ込む。 ライトミステリー。特にトリックに新鮮なものはなく、事件に浮かれる高校生たちの空気感を感じられたらそれで良いのではないか。 題名は中々良いと思った。ミステリーという形式はそこに至る理由を探すもの。謎を飲み込めるように咀嚼すること。恋に進路に大いに迷って成長していく登場人物たちが眩しい。
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ピラミッド
江戸の小児医の話。娘の視点であるところも『阿蘭陀西鶴』に似ているが、話の筋が散らかっている感じがする。次郎助辺りとの恋愛模様がメインっぽくなってくると三哲はあんまり絡んでこないし、他のキャラの魅力がないのもあって、何を見せられているのか分からなくなる。まず会話が面白くないのが致命的。ただ、最後まで読むと子を気遣う親とともに風邪気味の子供に無闇に重ね着させたり、子供の恋路にやたら絡んできたりと親の愛情とそれに付随する押し付けがいくつも描かれているのが印象的。善悪の狭間に揺れるブランコに振り回される籔医と子供
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ピラミッド
ネタバレ千帆の過去編。彼女が郷里においてきて、未だに縛られつづけている恋人の死の真相を千暁が明らかにする。 ミステリーってのはこんな風に謎を解いたことによる救済があるものが良いな、と再認識。それにしても被害者のほぼ全員が勘違いで殺されて、それ故に犯人が分からなくなってしまうというのは皮肉(2年も捕まらないのはちょっと苦しいと思うけど)。必要な情報全部握ってたし、多分タカチは無意識的、いや半ば意識的に真相にたどり着いた上で蓋をしてたのだろう。そこを踏まえて救いをくれる千暁は、文句なくヒーローだった。
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ピラミッド
大奥最後の日。立ち退きを命じられた女官たちの中で、居残りをするものがいた。位も役目も違う5人はなぜ残り者になったのか。それは愛着か執着か、それぞれの思いが語られる中で奇妙な絆が芽生えていく様子がたまらない。おちかともみぢのやり取りが特に可愛くて良い。どうしようもなく滅んでいく城の中の出来事なのに、彼女たちの営んできた生活の延長線上を垣間見るような体感ができる。エピローグまで全部良かった。
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ピラミッド
パート1というだけあって特に何か解決するわけでもなく次巻へつづく。 花の喩えはキレイで分かりやすくてなんだかかっこいい。
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ピラミッド
庭師の話。明るげなタイトルに反して全体的に陰鬱に悩む主人公とヒロイン。敵が薄汚い手段ばかり使うのでスッキリとしない。庭の普請といういわば風雅な趣味を題材にしているのに、傷つけるの殺すのと物騒な話だなぁと終始鼻白んでしまった。ホビーアニメとかグルメ漫画みたいな価値観なのか? あと、福助の「ぢゃ」の連発がすごく気になった。なんか汚ならしい感じがして無理
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ピラミッド
ネタバレひとつの事件を様々な視点から描いた『忘れられた祝祭』という作中作に心惹かれる。カポーティ畢生の作、『冷血』に近いというのもワクワクさせ、世界そのものに引き込まれた。こういうものの取り扱いが上手い。 中盤までの展開で印象付けられた、見るものに不安すらも与える美しさや危うい魅力の描写は素晴らしかったが、その分最終盤に視点が中心人物の満喜子、緋紗子に移った時に彼女たちがしょぼくれているのはがっかりしたし、あんまり好みではなかった。 文章は好きだけど、この人の本はこんなパターン多い気がする
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ピラミッド
学園ファンタジー。 特撮ものの脚本に似た雰囲気を感じる。戦闘シーンとか今となっては薄味だけどまあ読めはする
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ピラミッド
作家と刑事、二足のわらじをはく毒島になぜだかやたら出版関係者の殺人を担当させられる高千穂が振り回される。『超痛快』などという帯の惹句と、中山作品に良くでてくる現実見えてない系ワナビとそれらへの辛辣な物言いやらでざまぁ系かな思っていたら、意外とそれだけではない関係者への敬意みたいなのが見えて程よいバランス感覚。犬養シリーズで高千穂が5作目辺りに急成長してた辺り教官としても有能さが窺える。ただ、毒島の言動自体は典型的な冷笑系で自分に酔ってる感じがして気持ち悪い。かませ犬たちもやりすぎな感じがあり、きつい
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ピラミッド
ネタバレついにウフコックとバロットが再会したと思ったらまた離ればなれに。ウフコック便利すぎるもんなぁ。眠り男 · ハンターの方はどうなるのかわからない。市長とか黒幕面したやつらをぶっ飛ばして欲しいけどそう簡単には行かないか。 というか全体的にどうなりたいか分からんなってきた ふたりとも早めに帰ってきてくれー
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ピラミッド
微妙。 タイトル通り、"七色の毒"をテーマにした短編集。刑事犬養シリーズ特有の時事っぽい事件とその裏側に渦巻く悪意のブレンド、そんなパッケージ。 それ自体は悪くない、て言うか割りと好みの様式だったのだけれど、いかんせん人間の描写が頁数と正比例するように薄っぺらい。正直老若男女取り揃えてそのどれもが失敗していると思う(特に若と女)。 毒は4色ぐらいにして、もっと一つ一つを深く掘り下げても良かったんじゃないかなぁ
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ピラミッド
引き続き戦闘が続く。合間に回想が入る 戦闘シーンが面白いので楽しく読める流石の描写力。まだまだ続きそうなのは心配
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ピラミッド
孤島での連続殺人。偶然居合わせた犀川らが巻き込まれる。 殺人事件の現場だというのに割りとのんきな人びと。犯人は勿論のこと、登場人物たちは満遍なく倫理観薄めの世界観。未成年飲酒。個人的にこういう雰囲気でのミステリーって人の生き死にとか諸々がないがしろにされている気がして少し嫌かも。まあ大昔のやつだし言ってもしゃあないか。 トリックは掌の上過ぎてどないせえちゅうねんというところ。スケールに感心しといたら良いのか
が「ナイス!」と言っています。
ピラミッド
ネタバレ匠千暁シリーズ第5長編。 シリーズ中で一番の出来栄えだと思う。『余興』として語られる小事件のクォリティも中々だし、それらを絡めて千暁が明かす過去のトラウマ的事件とその真相、そして解決までキレイに畳みきっている構成も素晴らしい。 色んな意味で最早もとには戻れない、彼らの先行きが楽しみになる話だった。 ボアン先輩がなんだからしくない程にかっこいいのもポイント。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/01/26(550日経過)
記録初日
2023/01/02(574日経過)
読んだ本
256冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
97379ページ(1日平均169ページ)
感想・レビュー
210件(投稿率82.0%)
本棚
0棚
自己紹介

備忘録として使用中。
ミステリ中心に
どちらかと言えば作者買い。たまにジャケ買い

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