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2024年9月の読書メーターまとめ

アトラス書房
読んだ本
11
読んだページ
2859ページ
感想・レビュー
11
ナイス
47ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アトラス書房
510頁 中学校の子供というのは、無慈悲な連中でしてね。一人ひとりになれば天使のような子供たちなのに、一緒にかたまると、特に学校では、往々にしてひどく無慈悲になるものでして。みんながからかい始めたものですから、イリューシャの高潔な魂が目覚めたんでございますな。これがごく普通の少年で、弱虫な息子でしたら、降参して、父親を恥じるところでござんしょうが、あの子は父親のためにみんなを向こうに回してたった一人で立ち上がりましたんです。父親のため、真理のために、真実のためにでございますよ。
アトラス書房
2024/09/29 14:41

612頁 「いいかい、見習い僧君、この地上にはばかなことが、あまりにも必要なんだよ。ばかなことの上にこの世界は成り立っているんだし、ばかなことがなかったら、ひょっとすると、この世界ではまるきり何事も起こらなかったかもしれないんだぜ。われわれは知るべきことはちゃんと知っているんだよ」

アトラス書房
2024/09/29 14:47

「つまり、悪いのは人間自身なのさ。天国を与えられていたのに、不幸になるのを承知の上で、自由なんぞを欲し、天上の火を盗んだんだからな。つまり、人間なんぞ憐れむことはないってわけだ。(中略)俺に必要なのは報復だよ、でなかったら俺はわが身を滅ぼしてしまうだろう。その報復もそのうちどこか無限のかなたでなどじゃなく、この地上で起こってもらいたいね。俺がこの目で見られるようにな。俺はそれを信じてきたし、この目で見たいのだ。もしその時までに俺が死んでしまうようなら、よみがえらせてほしい。」

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
11

アトラス書房
510頁 中学校の子供というのは、無慈悲な連中でしてね。一人ひとりになれば天使のような子供たちなのに、一緒にかたまると、特に学校では、往々にしてひどく無慈悲になるものでして。みんながからかい始めたものですから、イリューシャの高潔な魂が目覚めたんでございますな。これがごく普通の少年で、弱虫な息子でしたら、降参して、父親を恥じるところでござんしょうが、あの子は父親のためにみんなを向こうに回してたった一人で立ち上がりましたんです。父親のため、真理のために、真実のためにでございますよ。
アトラス書房
2024/09/29 14:41

612頁 「いいかい、見習い僧君、この地上にはばかなことが、あまりにも必要なんだよ。ばかなことの上にこの世界は成り立っているんだし、ばかなことがなかったら、ひょっとすると、この世界ではまるきり何事も起こらなかったかもしれないんだぜ。われわれは知るべきことはちゃんと知っているんだよ」

アトラス書房
2024/09/29 14:47

「つまり、悪いのは人間自身なのさ。天国を与えられていたのに、不幸になるのを承知の上で、自由なんぞを欲し、天上の火を盗んだんだからな。つまり、人間なんぞ憐れむことはないってわけだ。(中略)俺に必要なのは報復だよ、でなかったら俺はわが身を滅ぼしてしまうだろう。その報復もそのうちどこか無限のかなたでなどじゃなく、この地上で起こってもらいたいね。俺がこの目で見られるようにな。俺はそれを信じてきたし、この目で見たいのだ。もしその時までに俺が死んでしまうようなら、よみがえらせてほしい。」

が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
子どもが何も言われなくなると状況は一変する。自分が世界の中心ではなくなったと感じた子どもは、戸惑うが、ご飯を食べないとお腹が減るし濡れたシーツをそのままにすると冷たい布団で寝なければならない。
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
シーツでお化けになって、みんなをおどかす話。ふわおばさん、そこまで怖がるかな…?
アトラス書房
59頁「わたしはお前のことをこんなふうに考えているのだよ。お前はこの壁の中から出ていっても、俗世間でも修道僧としてありつづけることだろう。大勢の敵を持つことになろうが、ほかならぬ敵たちでさえ、お前を愛するようになるだろうよ。人生はお前に数多くの不幸をもたらすけれど、お前はその不幸によって幸福になり、人生を祝福し、ほかの人々にも祝福させるようになるのだ。これが何より大切なことだ、お前はそういう人間なのだ」
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
国学院大学での授業をもとにした内容。思考実験や科学哲学などに触れて、哲学を紐解いています。
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
入門書かと思いきや、ある程度学習の進んだ方でもどんどん新しい要素に触れることができる。エリアーデの『世界宗教史』から、世界中に共通する神話があるという話を引き出しているのは興味深い。
アトラス書房
2024/09/24 19:19

天と地の分離、などは世界のあらゆる場所で普遍的に見られるようになった。水も天も地も農業に欠かせない。さらに、竜退治神話で扱われる竜は水の象徴で、その支配は農耕文明において重大な意味を持つ。デュルケームは『宗教生活の原初形態』において、宗教の本質は「聖」と「俗」との区分にあると主張した。

アトラス書房
2024/09/24 20:44

科学が明らかにするのは、いわば「事実の世界」のメカニズムだ。それはたとえば、ものを手放せば落ちるとか、DNAは二重らせん構造をなしているとか、人は恋をしている時、脳の腹側被蓋野が活性化しているとか、フェニチルアニンやドーパミンが分泌されているとかいった、文字通り「事実」の世界だ。それに対して、哲学が探究すべきテーマは、真善美をはじめとする、人間的な「意味の世界」の本質だ。

が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
天使の受胎告知や動物のお出迎えなど、イエスキリストの誕生を思わせる内容にほっこり。うさこちゃん、これから元気に育っていってね。
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
言及している内容のレベルはかなり高いです。これを中高生のうちから読むと、それからの読書がとても充実しそう。「超人も総合的人間も、これまでの人類が高い価値と考えてきたものを拒絶するという意味では同じ」と聞いて、ニーチェの入門書でなかなか分からなかった思想の一端が垣間見えました。
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
鈴鬼「相手を満足させるというのは、たいへん難しいことです。相手をよく観察して、どういう人か見極める冷静さや、相手が何を求めているかを察する聡明さや思いやり、そして、どうやったら喜んで受け止めてもらえるかを工夫する、考え深さが必要です。これは、心が大人でないとできないことですよ」
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
ネタバレ鈴鬼の父である会長の取り計らいで、なんとユーレイも別館敷地で実体化できるように。そんな別館にあかねの母を招待するも、お気持ちだけ受け取っておきますという心のこもった手紙が届いた。亡くなった者のことは、もう、思い出してくれるだけで十分ですし、それで幸せです。「関さんのご両親も、きっとそう思われていることでしょう」という二行で、おっこは揺さぶられる。魔界で自分の母と会えたことが、未だに忘れられないのだ。
が「ナイス!」と言っています。
アトラス書房
16巻まで読んだので、いったん台湾編に戻ってきました。真月「セレブはね、ちょっとしたことで大きな声を出さないのよ。従業員や運転手や、世話をしてくれてる人たちが、主人やゲストにアクシデントが起きたのではないかと、いちいち気をつかうからよ。落ち着いて行動しないと迷惑もかかるわ。たとえば、ここでわたしたちがケガでもしたら、その時ついていた者の責任になって、その人がおじいちゃんに謝らないといけなくなるの」⇒源蔵が声をかけてきて、おっこはいくらか落ち着く。
アトラス書房
2024/09/04 19:45

「え!出してもらえるの⁉ わー、楽しみ!どうしよ。そのマンガが大ヒットして、アニメになっちゃったら! あたし、世界中で有名になっちゃうかも!」 →世界中かどうかは不明ですが、少なくとも日本ではそこそこ有名になりましたね。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/02/26(589日経過)
記録初日
2023/02/26(589日経過)
読んだ本
198冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
50752ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
178件(投稿率89.9%)
本棚
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