また、1万時間の法則の再現性が疑われている昨今であるが、著者は法則否定派で、著者の体感で2000時間集中(本書でいう能動的な勉強)すれば、十分に一流になれるという。林修が絶賛しているという事もあり、才能の開花させ方は、林修に似ている。つまり、あまり努力しなくても勝てる、価値のある領域に自分の身を置くことである。
むしろ突き抜けているからこそマスクなのであり、変にバランスを取って欲しくもないというファン目線の感情もある(バランス感覚があるのは素晴らしいが、、)。上下巻を通して、家族を非常に大切にしているのはよく伝わる。これほどの経営者にも関わらず、子供の一人が性転換、共産主義傾倒、マスクとの絶縁をしておきながら、その子供と真摯に向き合おうとしている。子供は何人もいるので一人くらいマスクを完全に受け付けない子供がいてもおかしくないが、可能な範囲でその子供も受け入れようとしている。
マスクについては、もう一つ特徴的な事はAIへの考え方だと思う。終始、マスクはAIが人間の脅威になることを人一倍懸念している。ラリー・ペイジとの仲違いもエピソードもある。個人的な感想として、マスクはAIをその道の専門家ほど理解できておらず、良く知らないからこそ非常に恐れているという印象も持った。その為、自分でコントロール可能なAIを開発しようと会社も立ち上げている。マスクは、複数惑星に移住できなければ人類滅亡するという自らの強迫観念的で自らの尻を叩いており、この強迫観念+不安でAIを敵視していると思った。
医療・健康・教育・哲学・宗教・ビジネス書・自己啓発をメインで読んでいましたが、最近は小説がマイブームです。
目標年間100冊(2冊/W、8冊/M)。
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