古本食堂の続編。珊瑚さんと美希喜ちゃんの関係性が微笑ましい。相変わらず、登場する数々のグルメの描写がたまらない。どれもこれも美味しそうで、涎もの！巻末に、プチ番外編エピソードと神保町のグルメ地図のおまけ付きなのが憎い！！この本を片手に神保町へお出掛けしたくなる一冊。更なる続編を期待したい。

ミステリーとスイーツ好きにはたまらない！！タイトルに惹かれて、手に取ってみた。5作品からなる短編集。最初「和菓子のアン」の番外編が読めると勘違い。(第1作目の内容が収録されていた。)5作品の内、3作品は既読済みだったため、懐かしく読めた。初読書、若竹七海さんの作品は刑事がスイーツを沢山食べながら張込みしている姿がギャップを感じ印象的だった。様々な軽井沢スイーツが登場し食べに行きたくなったが、食べる量が半端なく読んでいて胸焼けしそうなほど。読んで甘い物で満たされる作品の数々に、ご馳走様でした！

連作短編集。各々、それぞれの立場で社会の荒波に揉まれながら、踠きながら、生きづらさを感じながらも、自分が休まる場所を見つけて前に進んでゆく。そんなストーリー。まさに今の現実を突き付けられているようでリアル感が半端なく、読みながら苦しく切なく感じる部分もあったが、最後には主人公ひとりひとりに優しく寄り添うようなお話に心が温まった。それぞれの主人公の境遇が今の自分であったり、現代のあらゆる人に通じるようで感情移入しながら読める作品だった。

古本食堂の続編。珊瑚さんと美希喜ちゃんの関係性が微笑ましい。相変わらず、登場する数々のグルメの描写がたまらない。どれもこれも美味しそうで、涎もの！巻末に、プチ番外編エピソードと神保町のグルメ地図のおまけ付きなのが憎い！！この本を片手に神保町へお出掛けしたくなる一冊。更なる続編を期待したい。

理数系男子が和菓子の世界に興味を持ったら、こうなるのかなと興味深く読めた。和菓子の世界は面白いと感じさせられるとともに、学生時代ならではの青春を感じる一冊でもある。