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2024年4月の読書メーターまとめ

まりも
読んだ本
11
読んだページ
3243ページ
感想・レビュー
11
ナイス
27ナイス

2024年4月に読んだ本
11

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

まりも
上巻の最期の最期でようやく「転」がきた。淳が少女と出会い、裕が噂話で蛇の目の紋に興味を引かれるまでの「序」のあと、ひたすらフィールドワークと史料探しになる「承」が長くて、頻繁に集中力が途切れました。飢饉の話と蛇の目と少女はつながっていくのか?何もわからない。ちなみに、蛇の目紋といえば加藤清正ですね。熊本城には蛇の目ののぼりがたくさんあります。清正公さんの紋なら、強そうだし魔除けにもなりそうです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

まりも

山本弘さん亡くなられたんですね。ビブリオバトル部を読んだときは、本の趣味がまったく違うキャラ全員のバトルプレゼン内容がそれぞれ熱くて真に迫っていて、著者である山本先生の知識量と小説の技術におののきました。ベテランの熟達した書きぶりに加えて、若者に流行している新しいものを作中にを取り入れていくところなどは希少な作家性だったように思います。フィクションに真っ向から取り組まれた方のように感じました。ご病気がなければ幅広い読者に愛される大作SFをまだまだ刊行しつづけておられたのだろうと思うと、なんとも寂しいです。

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2024年4月の感想・レビュー一覧
11

まりも
先日読了した井筒俊彦『イスラーム哲学の原像』と重なる部分もあったため、どうにかこうにか読めました。神秘主義むずかしい。イスラームを信仰する人は何を目指しているのか、まずはそれを知らなければならない。イスラームの社会の中心はクルアーンであり、社会システムの諸々が壊れてもクルアーンさえ残っていれば問題はないというくらいクルアーンは大切なもの。なぜなら、アッラーの他に神はなく、アッラーの言葉すべてがクルアーンにあるからである。クルアーンは命より重い。ムスリムでない人もそのことは了解しなければならない。
まりも
上巻の最期の最期でようやく「転」がきた。淳が少女と出会い、裕が噂話で蛇の目の紋に興味を引かれるまでの「序」のあと、ひたすらフィールドワークと史料探しになる「承」が長くて、頻繁に集中力が途切れました。飢饉の話と蛇の目と少女はつながっていくのか?何もわからない。ちなみに、蛇の目紋といえば加藤清正ですね。熊本城には蛇の目ののぼりがたくさんあります。清正公さんの紋なら、強そうだし魔除けにもなりそうです。
が「ナイス!」と言っています。
まりも
ナルミはニートの素質がないんじゃないか?というくらい面倒なスケジュール調整をこなして、いろんな仕事相手にアポとって会う。しかも女の人にモッテモテ。ミンハイは大人気。ナルミのバイタリティに感心しながら、作者の幅広い知識と経験に舌を巻きながら、読み終えました。今回いちばんテンションあがったのは、「神聖なるWINSの前で、なにしてんのおまえら」テツ先輩の登場シーン。頼もしい。やっぱりかっこいいなあ。尻ポケットに競馬新聞がささっているけれども。
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まりも
口絵の幸せな光景。これはナルミのみた夢なのでは?と疑った。こんな都合のよい展開が、あるわけ……あってもいいわ!フィクションだからね!本当に彩夏が帰ってきた!けれども、彩夏とナルミの居場所である園芸部は廃部の危機。廃部を主張する生徒会長の過去とテツ先輩が中退に至った事件が重なる……。しかも今回の事件にはいつもの探偵メンバーが協力しないときた。新機軸。それでも気の良い人たちなので仲間割れはなし。今回もナルミがボロボロになるまでがんばった。アリスの罵倒のバリエーションはマンネリ化とは無縁。面白さが失速しない。
まりも
守護と守護代とその仕組みを理解するために考え込んだ1巻とは異なり、2巻の今作は止まらずに、というか止められずに最後まで読みました。千鳥の不安、柏が帯刀に甘い理由、神隠しの真相、などなど気になりすぎて就寝予定時間を過ぎても読み続けてしまいました。帯刀の後押しもあって、柏の手が千鳥に届いてよかった。柏が甘くなる理由がとても野生児でかわいかった。先代の千鳥の時間が残り僅かだから、次巻で終わりか。寂しいな。
が「ナイス!」と言っています。
まりも
ペチョーリンという人間は、恋愛の駆け引きが巧みで、女性を意のままに、自分に夢中にさせることができる。そのために男の敵は多いのだが、愛想のよさと話の面白さのせいか一部の男をも自分に執心させることができる。マクシム・マクシームイチやドクトル・ヴェルネルはそれぞれにペチョーリンの唯一の親しい友人として彼の行く末に心を砕いていた。その献身に対して、ペチョーリンは別れ際に握手すらしない冷淡さをみせる。絶対的な孤独を崩さないペチョーリンだが、他者に何かを求めて関わることもやめられない。厄介な英雄である。
が「ナイス!」と言っています。
まりも
なぜ……こんなすごい作品を今まで読んでいなかったんだ!の第二弾。現実離れしすぎないで、未成年者たちが主役で、ここまでシリアスな奥行きある社会を書けるんですね。相変わらず徹底したナルミの一人称が、読みやすい。ヒリつくおっかない世界ではありますが、ニート探偵社やハローパレスの人たちはメオを助けるために手を組み、協力する。根底には人間への信頼がある。そういうの好き。
まりも
中編のミステリが2作と、SFっぽいのが1作。いずれも鮮やかな手腕で驚かせてくれました。そして爽やかな後味がいい。くばり神にでてきた多岐さんはかなり好きなキャラでした。ぼやきながらしぶとく生きていきそうなところが素敵。
まりも
オチとか動機は読んでいるうちにだいたい予想がついて、それがくつがえることもない。ただ、強烈な新キャラがでると面白くなる。裁縫の達人祇子さまのキャラは好きだからもっと出てきて喋って欲しい。桐子がひさこで伊子がかのこなのを2巻目でようやく覚えた。キャラ名にはもっと頻繁にふりがなをつけて欲しいなあ
が「ナイス!」と言っています。
まりも
世界各地の気候と、その風土から発展した農業形態と政治機構の関連を俯瞰していく。乾燥地帯のため農業に灌漑設備が必要で、それゆえに中央集権が強いところでは資本主義が発達しにくい、など。なるほどなあ、と思った。日本の風土に合った短床犂を発明した農民を冷笑した明治時代の学者をぐっさりとやってる。学者の机上の空論的農業書はあてにならないと言っている。著者がどれほど土に触っているのかは書かれていない。
まりも
タイトルからしてヒロインの行く末がわかりきっていた「なりゆき斎王」とは異なり、こちらはどうなるのかわからなくて気になって読みすすめてしまう。三角関係では、ついつい、帝を応援してしまう。がんばれ少年。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/05/09(370日経過)
記録初日
2023/05/09(370日経過)
読んだ本
176冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
50978ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
176件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
外部サイト
自己紹介

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