山本弘さん亡くなられたんですね。ビブリオバトル部を読んだときは、本の趣味がまったく違うキャラ全員のバトルプレゼン内容がそれぞれ熱くて真に迫っていて、著者である山本先生の知識量と小説の技術におののきました。ベテランの熟達した書きぶりに加えて、若者に流行している新しいものを作中にを取り入れていくところなどは希少な作家性だったように思います。フィクションに真っ向から取り組まれた方のように感じました。ご病気がなければ幅広い読者に愛される大作SFをまだまだ刊行しつづけておられたのだろうと思うと、なんとも寂しいです。
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