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2024年9月の読書メーターまとめ

みかんちゃん
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感想・レビュー
20
ナイス
288ナイス

2024年9月に読んだ本
21

2024年9月のお気に入り登録
1

  • 湯湖

2024年9月のお気に入られ登録
2

  • moonlight
  • ユジ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みかんちゃん
面白すぎて1日で読んだ。 被害者家族と加害者家族、昼と夜白鳥とコウモリのような対極の二人が父親の行動に納得が行かず調べ始める。 段々と真実に向かって繋がっていくのが気持ちがいいが辛い。昼が夜になるようにそれぞれの立場が代わっていくのが見事だし、真犯人の供述によって最後更にもう一段階あるのがすごい 被害者、加害者、真実を知りたい気持ちと隠したい気持ちが交錯するので一気読みしてしまった 昔金八先生が真実を知るということは答え合わせではない。覚悟がいることだというようなことを話していたが正にこれ
みかんちゃん
2024/09/08 19:52

で。美令さんが真実を知ろうとするのを止めればよかった、というのに対しこれでよかった、と言えるのは強いし、覚悟とはこういうことなのかもしれないと思った。ラストの2人には希望を感じるが、やはり本当の加害者を思うとなんともしんどい。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
20

みかんちゃん
なんとなく手にした情報を勝手につなぎ合わせて【事実】としてしまう人間の嫌な部分。 好奇心とか野次馬根性のゲス人間が頭に浮かぶけれど(そしてそれは私の中にもちゃんとあった、深夜出掛けた中学生というだけで不良、みたいに)自分を保つため、なこともある。 自慢の息子を突然失ってしまった衝撃を受け止めきれずにいる様子、なにか出来ることをと必死で行動する母親たちの描写はとても苦しい (だからといって悲しみ方の違う人たちを責めるのは違うとおもうしみんな悲しかった) 十五年の時間差のある事件事故がつながるのはまあ
みかんちゃん
2024/09/30 23:33

いつも笑っていて欲しい。救いのある悲しみ。息子がこんな風に感じていたと知った時はそれを知る前より苦しむのだろうか?子どもを信じ全てを知りたいと必死な母親たちを 見た後だから打ち明けてくれていれば他の道もあったのではないか、(自分ならそうして欲しい、なんとかしてあげたいと思う) ただ、過程で勝手な自分の信じたい道に向かって情報をつなぎ合わせていたのもまた同じ母親たちなのだと気づいたときにゾッとする。

みかんちゃん
2024/10/01 06:53

後母親として一番知りたい息子たちの視点がないのも凄い。勝手に想像してあれこれ言うことで傷ついた人たちを見てよくないことだと思っているのに、周りの話を聞いて想像するしかないの

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
将棋は駒の動かし方がわかるくらいな私でも知っている有名棋士と同世代で鎬を削っていた村山聖さん 幼い頃から集中力と自分自身のやるべき事を見極めやり抜く力が凄い 思うようにならない事も多かったのだろうけれどそのときそのとき出きることをすべき事を全ては目標の為に手を抜くことなく頑張る姿は文字で見ていても胸を打たれる 体を休めるとなれば、真っ暗な部屋でただひたすら横になり意識を確認するためにポタポタと垂れる水音を聞くのみ、という究極の世界 かと思えばチャーミングだったりとても魅力的な方だったのだろうな
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
捜査ってのはこんな感じなんかね ほんの少しの引っ掛かりを見逃さず 無駄に思える上司の【定石どおりの】捜査もこなして だんだんと真相に近づいていくのは楽しかったけど、犯人とかばう親が糞なのはもちろん、不倫した男が糞過ぎて急速に冷めた 不倫相手に子連れで会うとかありえんやろ お決まりの離婚するだとか、今は結婚できないと中絶させたり糞オブ糞 誘拐事件発生直後に、少しでも手掛かりが欲しいのでと立ち入った事をズケズケ聞く警察が嫌なヤツに書かれていたけど、結局そこだったんかーい!合ってたやないかーい!って、なった
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
ネタバレ人気者の、女子生徒に好意をド直球で受けてもしっかり生徒として受け止めて、全員を見守り、自分の時間を生徒のためにつかって…すごく素敵な先生だ。先生もキツイと感じながらも仕事が好きだとやりがいを感じて 不正に加担するように言われても断る姿はイメージ通りのいい先生!その事で嵌められ辛い立場にたたされてもなお理想の先生でいようと出きることを探していたのに、自分がその場にいられるのは自分が糾弾しようとしている道を通れたからだと知ってしまった時はこちらまでショックを受けてしまう。タイトルは思ってたのと違う視点で驚いた
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
どんな酷い男でもいいところを見つけて愛してしまう故酷い男とばかり付き合ってしまう筋金入りの都合のいい女桜子が出会った完全な悪、という男が気になりすぎた。 本当に陰湿な嫌なやつだ 善のふりして傷つけて楽しむとは…… サルかに合戦よろしく、復讐計画をたてる男運を変える会のメンバーたち こういう一生の友達いいね 会うたびこの事件で大笑いできそう 結果は…いつの時代もおばちゃん強しというところか 復讐云々よりも他の乗客もちゃんと男の嫌らしさに気づいていたんだというところが一番スカッとポイントかも
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
読み終わってすぐ、真相を知った上で二人の共同生活を眺めたくて再読しました。 こどもが辛い思いをしているのを見るのが辛い 正しい方法ではなかったかもしれないけれど、自分なりに地に足をつけようと幸せになろうと努力した彼女は立派だし、ここからリセットして幸せになって欲しい。 その希望が見えるラストでよかった
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
裏社会のおじさんたちのお話だけど伊坂さんの書くおじさんたちはみんな魅力的ですね 冒頭に出てくる「俺の友達なのに!」と叫ぶおじさんでグッと引き込まれました 様々な出来事が時系列と視点を行き来して描かれるので把握が大変。だけど読みやすくてするする読めました 先生を人知れず救おうとし、救った正義感の強い岡田少年が何故あんな【仕事】をしていたのか気になる 結末はわからないままで少しもやるけど、 焼き肉屋だったら承知しねえぞの文の潔い終わりかたはかっこいい 岡田の名言 レバーをドライブにいれておけば勝手に進む
nyaho
2024/09/29 18:05

母親としてどちらかといえば

nyaho
2024/09/29 18:05

逆に母親の方が先生よりもその思いでいたいです。

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
恋愛小説じゃないから言うだけ野暮だけどこういう関係って乗り換えたやつが最悪 きっちり始末してから次にすすみなさい 推理小説として難しい 二人がやったことをそれぞれかばいあったり、犯人だけが行ったこと、二人でやったこと、がある上に、被害者の兄が自ら復習するため、警察に介入させないために証拠を持ち去ったり隠したりしているため、かなりしっかり整理して読まないといけない。様々な証拠が欠けるなか二人にたどり着いた加賀は見事 最愛の妹が二人から殺意を向けられてた、その理由と共に知る兄の心中を思うと辛い
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
親に振り回され、【普通】を与えて貰えなかった、【普通】でないとわかってしまう、常に悪い方を考え傷つかないようにしているこどもがとにかく気の毒。 なかった頃を知ってる人ほど手放すことを躊躇する←スマホについてこう言っていたけれど真相を知ると人生そのものにかかっていたのではないかと思う 中盤までのうっすら感じた違和感(自分に後ろ暗いところがあるとはいえDV夫を受け入れ生活出来るのか?等)は終盤急速に回収される。 帰ってきた夫の最後の言葉に希望を感じる終わりかたは素敵だけど職業を考えると厳しいだろうな辛い
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
美智瑠の話術があまり出てこないことが残念なのと、いくらなんでもやりすぎな事件ばかりなのと前作のウルトラフリーとか今回のバスや新幹線の事故は実際にあったものに近いためとにかくキツイ辛い それを事も無げに、自分の為、自分が退屈しない為だけに他人を使って遂行する美智瑠のサイコプリを楽しむ話とわかっていてもうーむきつい 中学生じだいからその片鱗はあったものの、仕返しの意があったように思えスッキリものとしてみられなくもなかったけど今回はただただ鬱 美貌と頭脳で勧善懲悪なダークヒロイン美智瑠ちゃんに育って欲しかった
みかんちゃん
2024/09/20 19:30

「犯罪を誘発させるというのは教唆のことですか」 「 ああ。カネが欲しい、愛情が欲しい、名誉が欲しい、白由が欲しい。普通の人間が当たり前に欲 して、しかし手に入らないものは沢山ある。欲が限界に近づくと倫理が曖昧になりやすい。そうい う人間の弱みにつけ込んで悪意を増幅させ、白分の手を汚さずに他人を殺していく」

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
【ku】特殊能力とか魔法とかが苦手で(じゃあ殺人は現実なのかよ怖とは思うけど)ハリポタすら読んでないので、主人公が特殊能力云々の手紙を受け取ったときに離脱するかも…って思ったら、かなり面白くて一気に読めた私も集団苦手なので犯人?の気持ちすごくわかるよ 能力以外の描写がとてもリアルで苦しくなるけどラストで救われるのでは みんな一生懸命に過ごしている 主人公の本当の気持ち、疑われた理由 「この世界、近くに人がいるのは叫び出したくなるくらい煩わしくて、でも――」 「一 人でいるのは耐えられないくらいさみしい」
みかんちゃん
2024/09/20 19:33

「例えば、一つの言葉を説明するとき、我々はどうしても他の言葉を用いてその言葉を説明しなけ ればならない。『楽しい』とは、『楽しいことである』なんてトートロジー、辞書では許されない。 一つの単語は必ず別の単語との差異の中でしか、意味を持てない。『極寒』とは『寒い』よりも更 に厳しい寒さのこと。『薄ら寒い』とは『寒い』ほど寒くはないこと。こうやって分解して比べて いくことでしか、、言葉は意味を持てない。差の世界だけが言葉の意味を構成できる――

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
カネや政治の話に知識も興味もないので、そこの部分は読むのがキツかったけど、不動産詐欺の所で今話題の【地面師】が出てきて盛り上がった。 恭子ってこんなだったっけ?もっとターゲットの欲しい事をスッとさりげなく差し出して、誘導していくイメージだったのになんか直接的すぎるというかあからさますぎん?と思ったらラストそういうこと??
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
【ku】人を惹き付けてやまない人っているよね。 そんな人が人を操作する能力に長けていたら…というお話 幼稚園時代から、同じことを言っていても周りがついていく人とそうでない人にわかれるのは何故だろうカリスマ性ってやつなのか? 人を観察し、欲しい言葉をかけてあげて信頼を獲得していく美智瑠 人を騙したいとは決して思っていないけど、コミュ力のない私は憧れのような尊敬のような気持ちを持ってしまったので、本人に直接出会ってしまったらと思うと怖い ラストのどんでん返し部分は非現実過ぎてあんまり好みじゃなかったけど、
みかんちゃん
2024/09/17 17:18

美智瑠のためにはなくてはならないトリックなのだ

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
1善人の死 2人格者の死、あんないい人から恨みを買うわけない!と皆が口を揃えて言うような人柄の被害者たち。 少し前に同じく生活保護絡みの【悪い夏】を読んでいたので、悪いやつに恨まれてしまったのだろうと思った。 動機となったけいさんの死はとても辛く、こういう事が起こらないためのセーフティネットだ!と強く思う。しかし悪い夏では息子が行方不明といって受給しているにも関わらず、ベンツに乗った息子がたびたび帰ってきているというケースがあった。 3番目の被害者を追う人物を容疑者として話が進むがラスト驚いた
みかんちゃん
2024/09/15 13:39

映画化されていたらしいが、最後の仕掛けがわからないような作りはお見事だった

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
少女誘拐殺人事件を報道する新人記者目線でマスコミの報道ありかたを通して人間のゲスな好奇心、それは必要なことなのか考えさせられる。 あの池上さんがあとがきでおっしゃるくらい報道の裏側がリアルらしい サイレンというのはギリシャ神話に出てくるセイレーンとかいう妖精が語源らしい 「上半身が人間の女、下半身が鳥。岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う。俺に言わせれば君たちマスコミはまるでそのセイレーンだよ。視聴者を耳触りのいい言葉で誘い、不信と嘲笑の渦に引き摺り込もうとしている」
みかんちゃん
2024/09/13 09:12

引き摺りこもうとしているとまでは思ってなかったけど、悲しい思いをしたであろう人にマイクを向けているのは見ているのが辛い

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みかんちゃん
子どもがひどい目にあう話がキツくて読んでなかったけど今日図書館で見かけて読み始めたらキツいながらも気になってすぐ読めた 母親は嫌なやつだと思ったけどだからって許されぬ こどもにとって大人の行動、言葉、態度は大人が想像も出来ないほど影響をあたえてしまうのだ それなのに面と向かってあんなん言われたら… 最終犯人がわかるが、当時もっとしっかりとケア する形で子どもたちの話を聞けていれば15年前にわかったかもなあ 大人は何度も何度も聞いたつもりだろうけど、子どもたちははなせていなかったのだ
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
面白すぎて1日で読んだ。 被害者家族と加害者家族、昼と夜白鳥とコウモリのような対極の二人が父親の行動に納得が行かず調べ始める。 段々と真実に向かって繋がっていくのが気持ちがいいが辛い。昼が夜になるようにそれぞれの立場が代わっていくのが見事だし、真犯人の供述によって最後更にもう一段階あるのがすごい 被害者、加害者、真実を知りたい気持ちと隠したい気持ちが交錯するので一気読みしてしまった 昔金八先生が真実を知るということは答え合わせではない。覚悟がいることだというようなことを話していたが正にこれ
みかんちゃん
2024/09/08 19:52

で。美令さんが真実を知ろうとするのを止めればよかった、というのに対しこれでよかった、と言えるのは強いし、覚悟とはこういうことなのかもしれないと思った。ラストの2人には希望を感じるが、やはり本当の加害者を思うとなんともしんどい。

が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
KU 序盤不正受給している吉男等々出てくる【ケース】に嫌悪感 愛美は見ていて【朝が来る】を思い出した。 この作品を読むまではそういった人たちをどこかで自業自得、努力、モラルがないと冷たく切り捨ててしまうような考えが自分の中にもあったから だから佐々木と出会い、一緒に生活を始めて、立て直せるのではないかと思ったときは嬉しかった。 しかし悪い繋がりはそうは簡単には切れてくれず……… 読書してここでも人との繋がりに救われた、繋がりを持つことは大事なんて感想文を書いたけど、この作品の繋がりは…
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
Kindle Unlimitedに来ていたので何度目かわからないけど再読。 ここから落ちたら死ぬなーとか子どもをここ(歩道橋とか)で落としちゃったらどうしようみたいな不安というか恐怖はむしろ防衛的反応であるみたいなのを読んだことがあるのを思い出した ジャングルを生き延びるのに必要な恐怖や不安は現代においては心を病むマイナススキルになっているという部分は毎回引っ掛かる なんとか解消して心身健康にいたい 今回はラストの新聞記者の優しさに気づけた。 少年は気の毒すぎるが早苗と線虫はその後どうなるのだろう
が「ナイス!」と言っています。
みかんちゃん
歴史が好きじゃないので舞台の話が歴史物だと頭に入ってこなくて大変 お子さんの話 など、日常をよくみているなーさすが
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/05/10(589日経過)
記録初日
2023/05/04(595日経過)
読んだ本
123冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
38928ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
106件(投稿率86.2%)
本棚
2棚
性別
外部サイト
自己紹介

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