話しずれまくった【ミモザ】なんで夫に相談しねーんだよとイライラハラハラして読んでられんかった。大嫌いな不倫話で瀬部もだから不倫するような奴はって感じのやつでイライラただ、最後のシーンで夫に相談しなかったのもわかるかもと思ってしまう関係性が哀しい

どの話しも小さなミス、ちょっとした好奇心とか見栄とかそんなところからだんだん大事になっていくの様子が怖い。

自由に自分で選んだら結果を自分の責任として引き受け なくてはならないから自分より間違えない人に決めてほしい、とか選ぶ自由よりも選べない（経済的等の理由で）不自由さ（不幸さ）のほうが強く感じてしまうとか、考えさせられることが多かった

読後にモデルとなる人物（尾上縫）を知り、調べてみたらすごいですね本当にこのような人が存在したことにびっくり

最後には応援して送り出したくなる。びわの木が植えてあると病人が出たりして縁起悪いというのを、枇杷の葉は病気にも怪我にもいいから貰いに来るためにそういう人が集まったのをとやかく言い出しただけ、というのがこの話の全てに繋がっている。キーパーソンの荒木さん&がんちゃんがいい 。家なんて入れ物だ、中身がしっかりしていればいい、はじめは細いつながりのひもをそれぞれの模様に太く長くくんでいけばいい。温かく、人のつながりを嬉しく思える言葉がいっぱいでいいおはなしでした（嫌なやつ無責任なやつもいるけど💢）