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2024年4月の読書メーターまとめ

ありえない犬
読んだ本
9
読んだページ
2384ページ
感想・レビュー
9
ナイス
73ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ありえない犬
だいたいNETFLIXで見られるところまでだった。続編も読みたいけど文庫本で買ったのでしばらくは待ちたい。三体世界にも地球と同じように身分があり、理想があって、ままならさでどうにもならない人々がいるのか。三体世界の歴史とかもこの先わかるのかな。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

ありえない犬
精神的にも経済的にも自立していない女の子、しかも10代にありがちな「私は特別」という思い込みに陥りやすい時期に「君は特別」だと言ってくれる成熟した(ように見える)男性に言い寄られたら気分がいいし、そりゃあ手籠めにされてしまうよね。しかもセックスが友だち同士で話しやすいトピックじゃなければ本書のような関係も秘匿されちゃうから「自分が間違ってるのかな」と思い込んでしまいがちだし。訳者あとがきにあったように、中学、高校の課題図書にしたほうがいいんじゃないかと思う。男性の自分が見てもニックのやり口はかなりエグい。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
今まで読んでいた本の中でもベスト中のベスト。人におすすめして、読んでくれるようなので再読。1人の人間の隣りに居てこんなふうに色々と思われたり思ったり、幸せだと思う。黙読していても文のリズムが心地よくて、しばらく脳内の文体が雨森零っぽくなるのも毎度のこと。電子でもいいから河出書房には出してほしい。雨森零の文体のリズム、比喩の量、質、いつまでも頭にのこるエピソード…どれをとっても一級品だ。この作家に出会えて幸せです。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
だいたいNETFLIXで見られるところまでだった。続編も読みたいけど文庫本で買ったのでしばらくは待ちたい。三体世界にも地球と同じように身分があり、理想があって、ままならさでどうにもならない人々がいるのか。三体世界の歴史とかもこの先わかるのかな。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
あー、よかった…。本書のこと、うまく語るのは無理です。この本を読む時間はまるで仲のいい友達と居心地のいい場所で過ごす時のようでした。いい小説は人恋しくさせますね。『本で読んだいい話を、本の中だけにとどまらせたくはありません。わたしの身近で生まれる物語も、誰かに聞かせてあげたくなるような良い物語であってほしいです。』なぜかここでぐっときた。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
一気に読んでしまった。身近な人にほど言えないことってあるよね。義母も実母も主人公と二人きりのときには旦那のことを本人には聞かずに主人公に聞いてくる。気付かないフリは優しさの一種だっていうことに慣れすぎて、何が優しさなのか?って考えてしまう。それは不調に気づいても我慢して病院に行くことを渋ってしまって、いよいよ本格的に不調が募ると今度は医者に叱られるかな、と別のことが怖くなることに少しだけ似てる気がした。大丈夫だよってポーズも優しさがあるから、表面的に全員大丈夫。いまの時代は狂わなすぎていて狂っている。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
自分も(A)印に自由を奪われている人間の1人です。検索すればすぐにレシピはでてくるから手間だと思いながらも同じレシピを調べて何度つくって覚えていられない(A)印。憎い…いいんですか?ついて行っても?まずは糠床と野菜を干すネットからかな。たしかにコンビニ弁当や惣菜パンは地獄とは言えないけど牢獄感がある。味の予想がつくし、その後どんな気持ちになるのかもわかる。なぜか罪悪感までついてくるから最悪で、作ってヘトヘトになる最悪よりマシで選んでいる。週末えのきを干してみよう。まずは味噌汁の真似をしてみよう。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
自分が見ている世界は「正しい」世界か?正しい人間関係は嘘がないことなのか?学生からの付き合いで結婚までいくのはマッチングアプリより正しいのか?もがき苦しんだ努力の果てに掴む夢の実現じゃなければ夢の実現とはいえないのか?自分の今日住む世界が昨日までにつくられた言葉でしか語り得ないのだから性情的にはみんな時代に追いつけない。ままならない。ままならいからそのままならなさを無くしたいか?そのままにしておきたいか?20年後自分が反対意見を言っていても驚かないが、ままならなさはそのままに残しておきたいと今は思う。
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
サン=テグジュペリが「完璧とは加えるべきものが無くなったときの状態をいうのではなく、削るべきものがこれ以上無くなった状態を言う」とかなんとかいってたけれども、ではどう削るか?に関して本書は優しく手ほどきしてくれる。核となる事実(背骨)と主観の肉付け。「◯◯とは✕✕と見つけたり」のプロフェッショナルごっこで結論を一言で言えるようにするといいのだとか。それにしてもこの本の感想は他の本の感想に比べて『試されてる』感じがして怖い…
が「ナイス!」と言っています。
ありえない犬
優しさって限りある資源だから枯渇する。前から歩きスマホで向かってきた人すら避けることも厭になるほどに枯渇してるときもあるよね。そんなとき悪いのはわざと避けなかった主人公側なのかな?主人公は悪いことだと自覚してるけど、いつもこちらで気を遣って避けることの割の合わなさには誰も敬意なんて払ってくれない。私はずっと避け続けなければならないの?もし親しい友達にこう言われたらどうする?なんと答えられるか考えてしまう。これは歩きスマホの問題だけじゃない。善良な人たちは割を食うし、利口な人はそんな善良な人に失礼すぎる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/02/15(5555日経過)
記録初日
2009/02/12(5558日経過)
読んだ本
257冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
75022ページ(1日平均13ページ)
感想・レビュー
180件(投稿率70.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
39歳
血液型
A型
自己紹介

純文学大好き。
エンタメ好き。
漫画好き。
SFちょっと苦手。
歴史ものちょっといいかも?
そんなとこです。
とりあえず感想は書くようにしています。

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