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2025年1月の読書メーターまとめ

すぎもとたつはる
読んだ本
4
読んだページ
1621ページ
感想・レビュー
4
ナイス
59ナイス

2025年1月に読んだ本
4

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

すぎもとたつはる
ネタバレ本作の主人公=湯川学説を検証するため『透明な螺旋』読了後、何年ぶりかの再読。今回は問題の家がお墓であることを知っているので、初読時に抱いた強烈に不気味な感じはありませんでした。沙也加に対する「小学生でもわかることなのだが、使うことがないと大人はせっかくの知識をゴミにしてしまうものらしい」という独白は、いかにも若い頃の湯川っぽくて面白かったです。また、御厨夫人がこの家を建てた理由や経緯など、エピローグでもほぼ何も語られていませんが、今の東野さんならもう少し詳しく丁寧に描写されるんじゃないかな、と思いました。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
4

すぎもとたつはる
ネタバレ雑誌記事とかでもたまに見る、会話調のひとり語りが苦手です。語り手の「え?〇〇ですか?」という相手の質問を復唱したかのような表現が、白々し過ぎて気持ち悪い。なので、第一部の証言の連続はとにかく苦痛でした。第二部でその苦痛から解放されたと思ったら…えげつない登場人物の数!にも関わらず魅力的なキャラクターが全然いない!人の半生を取材すれば、このくらいの数の証言者はいるでしょうから、現実的だとは思いますが、その分エンタメ要素に欠けるのかな、と。似たような作品だと、宮部みゆきさんの『火車』の方が面白いと思います。
が「ナイス!」と言っています。
すぎもとたつはる
ネタバレ本作の主人公=湯川学説を検証するため『透明な螺旋』読了後、何年ぶりかの再読。今回は問題の家がお墓であることを知っているので、初読時に抱いた強烈に不気味な感じはありませんでした。沙也加に対する「小学生でもわかることなのだが、使うことがないと大人はせっかくの知識をゴミにしてしまうものらしい」という独白は、いかにも若い頃の湯川っぽくて面白かったです。また、御厨夫人がこの家を建てた理由や経緯など、エピローグでもほぼ何も語られていませんが、今の東野さんならもう少し詳しく丁寧に描写されるんじゃないかな、と思いました。
が「ナイス!」と言っています。
すぎもとたつはる
ネタバレ一度ハードカバーで読了していますが、悔しながら当時は『むかし僕が死んだ家』とのリンクにまったく気づくことができず…文庫の発売に伴い、今回はそのあたりを意識しながら再読しました。なるほど、薫との何気ない会話の中に『むかし』の沙也加を匂わせる等していたんですね。30年近く前から構想を練っていたとは思えないので、湯川を『むかし』の主人公にしたのは後づけなんでしょうけど、わざわざそうしたのは、東野さんご自身の心境の変化なのかな?と思いました。湯川が松永奈江に伝えている懺悔の内容にそれが表現されているのかな?と。
が「ナイス!」と言っています。
すぎもとたつはる
ネタバレ映画『プレステージ』の原作なので読んでみましたが、ただただ冗長なだけでした。ノーラン監督は本作の最も面白い部分だけを残し、改良して、極上のエンタメに仕上げていると思います。実写化されていないアンドルー・ウェストリーとケイト・エンジャの現代パートは、私もまったく必要性を感じなかったですし、ルパートの半透明な分身にいたっては、もはや苦笑。ボーデン兄弟がルパートに敵意を抱く理由も弱く、執拗に攻撃する意味が分かりませんし、一方のルパートも、半分以上が彼の日記なのに、そのキャラクターに全然魅力を感じませんでした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/04(627日経過)
記録初日
2023/06/03(628日経過)
読んだ本
39冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
14601ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
39件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
41歳
職業
IT関係
自己紹介

2019年くらいから東野圭吾さんにハマりました。

東野さんの作品は、登場人物の人柄や言動の背景描写が非常に丁寧で、どの作品でも「こんなヤツいるか?」みたいな違和感を覚えることがなく、良い人も悪い人もどこか「実際にいそうだな」と思わせる点に魅力を感じています。

特に、私はあまり特定の登場人物に感情移入することがないので、様々な立場の様々な意見や価値観を楽しめる点が気に入っています。

読んでいると考えさせられることも多く、他の読者の方がどのように感じたのか興味を持つようになり、とうとう自らも発信してみたくなりました(笑)

東野作品に限らず、同じ小説を読んだ方々とオンラインでもオフラインでも楽しく盛り上がれたら嬉しいです!

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