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2025年12月の読書メーターまとめ

mrs.シンデレラ
読んだ本
5
読んだページ
1428ページ
感想・レビュー
5
ナイス
100ナイス
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2025年12月に読んだ本
5

2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mrs.シンデレラ
ネタバレ父親と娘、二人の孤独感が胸を締め付ける。人に囲まれながら、金縛りにあっているような疎外感と、長くなった寿命をひとり生きるために、ルーティーンを繰り返すだけの空虚。救いは得られなかったのか。父の独りよがりが過ぎた決意は、怖がられただけだった。娘が見つけた居場所は、彼女を微笑ませた。だが、その場所に居続けるための代償は、彼女の将来をも奪いかねない程に大きいのだ。そして私の知るファンという概念を遥かに超えてしまっている人達の熱量で、「推し」という神に祭り上げられた彼らの、追い詰められ、怯えた顔が見えた気がした。
が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
5

mrs.シンデレラ
ネタバレ男は自分の夢と彼女を愛している。彼の自意識の鎧を、そうなんだーと笑うような、温かな陽射しのような彼女の可愛らしさ。なのに二人の時間は同じ速度で流れてはいかない。彼女は自分の将来と彼、彼の夢も背負ってしまう。二人でいることの幸せは、それを支える彼女の肩に食い込んでいく、その痛々しい優しさが切ない。ああだこうだと自らを分析する主人公のちょっと内弁慶な心模様と登場する公園や部屋、街並みの描写が秀逸、お互いへの思いとやるせなさが細やかに伝わってくる恋愛小説の秀作だと思う。再読。
が「ナイス!」と言っています。
mrs.シンデレラ
ネタバレ二重のどんでん返しに参った。真実を知った父の衝撃と慟哭が頭の中で反響する。愛情の渇望、煽り、唆し、母親がそこまでするのかと思う。母親が採集してきた蝶(少年達)を標本にした、それが引き金となって目覚めたもの、母が失ったもの。母と娘、二人はその時、親子ではなく勝者と敗者になったのか。父と息子、巻き込まれたというには、その取り返しのつかなさに言葉もない。
が「ナイス!」と言っています。
mrs.シンデレラ
ネタバレ補聴器のセールスマンの旅は、時として国籍不明な感じで現実と夢がゆるやかに混ざり合っているような、おとぎ話のような雰囲気がある。生真面目な仕事人間というより、耳がたまらなく好きな、お客の話を静かに根気よく聞く、その人が大切に思う物をゴミにできないやさしい人。子供の頃、欲しくてたまらなかったトランペットも、耳のような形に見えないか?自らが最適とする耳の持ち主と出会い、踊る姿は幸福感に満ちている。耳の中にカルテットを持つ彼の生涯は、様々な音楽に溢れていたんだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
mrs.シンデレラ
ネタバレ父親と娘、二人の孤独感が胸を締め付ける。人に囲まれながら、金縛りにあっているような疎外感と、長くなった寿命をひとり生きるために、ルーティーンを繰り返すだけの空虚。救いは得られなかったのか。父の独りよがりが過ぎた決意は、怖がられただけだった。娘が見つけた居場所は、彼女を微笑ませた。だが、その場所に居続けるための代償は、彼女の将来をも奪いかねない程に大きいのだ。そして私の知るファンという概念を遥かに超えてしまっている人達の熱量で、「推し」という神に祭り上げられた彼らの、追い詰められ、怯えた顔が見えた気がした。
が「ナイス!」と言っています。
mrs.シンデレラ
ユートピアは場所ではないのだ。どんなに風光明媚な景色も、温暖な気候も、そこに住む人々が俯いた心で生きているのなら、なんのかいもない。手を取り合って向き合いながら、分かり合おうとしているようで、どこか上からの目線、柔らかい言葉で相手を思いやりつつも自分をじわじわと主張しているやり取り。この場所で、今を生きるための怨念のモチーフ、女性達(母親?)が担ってきた手仕事の隠された思いを知った気がするのは、考えすぎだろうか。幼くも、大人びた娘の母親達をみる目が、もやもやと心に残った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/06(946日経過)
記録初日
2023/06/06(946日経過)
読んだ本
254冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
77486ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
254件(投稿率100.0%)
本棚
0棚

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