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2025年1月の読書メーターまとめ

ハナさん*
読んだ本
13
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感想・レビュー
10
ナイス
139ナイス

2025年1月に読んだ本
13

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ハナさん*
2023年10月30日第1刷。市図。ここのオブ・ザ・イヤー本候補に上がっていた(結果、第2位)時に興味を持ち、予約したもの。やっと番が回ってきた。定時制高校の研究発表が……JAXAの宇宙探査機に……という辺りは実話に基づき、人物のドラマは完全創作で、素直によい話に仕上がっていた。ドラマ版も見ればよかったな。見たい。本流外の学校という題材、通信制大学・院出身の自分にも関係がある。「どんな人間も、その気にさえなれば、必ず何かを生み出せる。それが私の仮説です」(p.246)のくだりには、久しぶりにウルっときた。
ハナさん*
2025/01/19 20:02

> zero1さん ナイスとコメント、ありがとうございました。自主夜間中学には、本当に学びたい方が集っているようですね。近年はインターネットの発展等により、学びたいという人が学べる機会、昔よりも増えている気がします。それでも、対面で教師や学友とふれあう場の必要性は、失われていないと思います。選んだ扉を開いて入った場で出会った人の導きにより、次のステップに進めたら、理想的です。私は、取れずじまいだった博士号の取得を目指していますが。その前に、他分野での学士論文を書くべく、放送大学に学士入学する予定です。

ハナさん*
2025/01/23 21:51

養護教諭が語る「自分を救おうとしている人間しか、わたしは手助けできない」(p.112)ということ。重いけれど真実なのだと、多少なりとも心理臨床に関わったことがあるから、よくわかる。救急救命の現場で言われるトリアージ。それは、心に由来する問題を抱えた人にも、実は当てはまる。「わたしにはすべての生徒は救えない。だったら、誰が救えて、誰が救えないのか」「救急救命の現場で散々目にしてきたトリアージを、結局ここでもやってるの。救急よりきついのは、どれだけ経験を積んでも、正解がまるでわからないってこと」(p.111)

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
10

ハナさん*
2024年6月4日初版第1刷、7月17日第2刷(12月に第3刷がかかったと、出版元サイトにあり)。市図。自身の不定愁訴の一因として、腸カンジダ症を疑い、専門的な検査をしたらやはりそうだったため、昨日から除菌治療を始めたところである。なのであらためて、書籍の形でこの件について学んだ次第。大部分はネットにも記してあったことだが。抗生物質だけでなく、制酸剤の常用も、カンジダを増やす原因となる由。私はこれも大きいな。除菌治療に使用しているのはグレープシードオイルだが。他にニンニク、梅肉エキス、シナモン、リンゴ酢、
ハナさん*
2025/01/26 19:34

ココナッツオイル、ローズマリーあたりも、普段の食事に取り入れられそうだ。増補改訂版の本書は、改訂前と出版元が違うと思ったら、マキノ出版、潰れていたのか。本書の末尾で「精神疾患や発達障害も、この治療で改善した」とか謳われていることが、若干のトンデモ感をかもし出してしまっているが。標準的な西洋身体医学や東洋医学、あるいは心理療法的アプローチでは改善しない不定愁訴の代替医療として、とりあえず自己責任で試してみる分には、構わないのではないか。治療というよりは、QOLの改善を期待して……程度の気持ちで。

ハナさん*
2025/01/26 19:39

腸カンジダ症については、この読書メーターで、誰かがどこかに登録していた本書を見かけて、心をひかれなかったら、知ることがなかった。不定愁訴に関する代替医療系の情報収集は、ほとんど全くしていなかったので(私は、自身の不定愁訴は心因に因るところが大きいと、理解していたからだ)。もし、この除菌治療で不定愁訴が改善したら、この場には感謝してもし足りないぐらいだろう。

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ハナさん*
2022年10月16日第1刷、12月21日第2刷。市図。ご多分にもれず『世界でいちばん透きとおった物語』の流れで、本作を知った。あちこちで言われていたので、こことここをこう読んでいけば……という仕掛けは、すぐにわかった。何も知らずに読めば、驚いて感心したかもしれないが、今となっては「ふーん」でしかない。この本の作中の書き手に、このような本を出さねばならない切迫した理由が設定されている点は、好印象だ。単なる遊び心で、仕掛けたのではないという体になっているから。本書の作外の書き手は、遊び心で仕掛けたにしても。
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ハナさん*
2010年10月31日第1刷。市図。歴史的な概観や総論ではなく、26の作品について、個別具体的に紹介し、多少の考察を加えたものだった。マンバ通信というウェブメディア(初めて知った)での連載を加筆修正、書き下ろしと対談を加えたゆえに、こうした構成となったか。少女マンガというものをほとんど読まないので、既読だったのは萩尾望都の2作のみ。他は、その存在すら知らなかった。このテーマは、ルッキズムやフェミニズム、女の幸せを考えるうえで、重要な視点ではあると思う。今回は省かれた、「少年マンガの……」の方を読みたい。
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ハナさん*
2020年2月10日第1刷。市図。半世紀にわたり発達障害を研究してきたという小児科医が、発達障害に誤診や過剰診断が多いことに危機感を抱き、発達障害の正しい理解を広めるために記した本。近年クローズアップされている大人の発達障害についても触れているが、著者が小児科医であるため、深掘りはされていなかった。「発達障害」という名称を一つの診断名であるかのように捉える誤解が、社会に広がっているのは、確かだと感じる。発達障害に関する様々な誤解が広がってしまった理由の考察など、現場の臨床家ならではの記述が興味深かった。
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ハナさん*
2023年10月30日第1刷。市図。ここのオブ・ザ・イヤー本候補に上がっていた(結果、第2位)時に興味を持ち、予約したもの。やっと番が回ってきた。定時制高校の研究発表が……JAXAの宇宙探査機に……という辺りは実話に基づき、人物のドラマは完全創作で、素直によい話に仕上がっていた。ドラマ版も見ればよかったな。見たい。本流外の学校という題材、通信制大学・院出身の自分にも関係がある。「どんな人間も、その気にさえなれば、必ず何かを生み出せる。それが私の仮説です」(p.246)のくだりには、久しぶりにウルっときた。
ハナさん*
2025/01/19 20:02

> zero1さん ナイスとコメント、ありがとうございました。自主夜間中学には、本当に学びたい方が集っているようですね。近年はインターネットの発展等により、学びたいという人が学べる機会、昔よりも増えている気がします。それでも、対面で教師や学友とふれあう場の必要性は、失われていないと思います。選んだ扉を開いて入った場で出会った人の導きにより、次のステップに進めたら、理想的です。私は、取れずじまいだった博士号の取得を目指していますが。その前に、他分野での学士論文を書くべく、放送大学に学士入学する予定です。

ハナさん*
2025/01/23 21:51

養護教諭が語る「自分を救おうとしている人間しか、わたしは手助けできない」(p.112)ということ。重いけれど真実なのだと、多少なりとも心理臨床に関わったことがあるから、よくわかる。救急救命の現場で言われるトリアージ。それは、心に由来する問題を抱えた人にも、実は当てはまる。「わたしにはすべての生徒は救えない。だったら、誰が救えて、誰が救えないのか」「救急救命の現場で散々目にしてきたトリアージを、結局ここでもやってるの。救急よりきついのは、どれだけ経験を積んでも、正解がまるでわからないってこと」(p.111)

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ハナさん*
2024年1月25日初版。市図。人生100年健康シリーズの一冊。読もうとしたら貸出中で、予約して借りたのだが、私にとってはイマイチ。ただ、表紙にもある“おばけタンパク質”のことは、勉強になった。「タンパク質を摂らなくてはいけない」「糖質は制限しろ」といった、画一的な健康指導や健康情報に従った結果、タンパク質過剰・糖質不足となり、タンパク質がエネルギー源として使われ、本来の役目を果たさないタイプの栄養不足が、少なくないとのこと。私も、この辺は気をつけたい。病気、特にがんの人の食事についても記されていたのだが
ハナさん*
2025/01/12 15:41

私の母が、胃悪性リンパ腫になった際、割とスムーズに寛解したのは、抗がん剤治療の副作用はほとんどなく、食欲低下もなく、何でもモリモリ食べられたからなのだと思った。60歳を過ぎると、筋力低下、フレイル予防のため、「タンパク質を摂れー、摂れー」と高唱されるが、そういう画一的な栄養指導は、あまりよろしくないと再確認した。栄養指導は、その人の状況をよく知って、個別的になされなければ。

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ハナさん*
2023年8月10日発行。市図。2018年6月より『サンデー毎日』に連載している同名コラムから74編を厳選し、書籍化したもの。毎日新聞校閲センター所属の複数人の記者によるリレー連載なので、執筆者ごとに趣の異なった内容となっている。週刊誌連載なので割と軽め、一般向けの話が多く、校閲に関するディープな裏話を求める人には向かない。私自身、同じ校閲者の端くれとして、校閲あるあるだと感じることはあっても、深く響くものはなかった。この方々が主宰するウェブサイト「毎日ことば」には、仕事でいつもお世話になっているのだが。
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ハナさん*
2021年8月20日電書版発行(底本:2017年2月15日発行初版第5刷)。デジとしょ信州。高齢者の多剤服用が問題になっており、6種類以上の薬を飲んでいると副作用が……とか、QOLが……とかいう話を目にしていた。母も、私が薬の管理を始めた頃は、10種類ほどの薬をもらっていた。これはよくないと、医師と話し合いながら、常用3種類まで減らすことができている。そんな現状でこの本を読んだので、我が家でやってきたことは正しかったのだな、という思いを新たにした。今現在飲んでいる薬についても、やめどきを考えていきたい。
ハナさん*
2025/01/12 17:39

本書では、薬に限らず何事にも「やめどき」が大事だと語られている。一度始めたことは一生続けるのがよいことであるとか、何でもコツコツと真面目に続けるのが美徳であり、途中でやめるのはよくない、という思い込みが日本人にはあるが、それは違うのではないか、というのだ。「やめどきを過ぎても、漫然と続けているからこそ、かえって人生は苦しく辛いものになる」(プロローグ、ページ打ちなし)。確かにそうだと思った。私自身、最近幾つか、思い切ってやめたことがあるが、つくづくと「やめてよかった」と感じている。やめどきを間違えるな!

ハナさん*
2025/01/12 18:31

また、血糖値コントロールに関する基準が緩和され、高齢者のHA1cは、7%台でも問題ないどころか、場合によってはその辺の値が理想的ということになった、という知識を得られたのも有意義だった。うちの母は7%台で、90代の高齢者ゆえ治療はしないが、食べ物には気をつけろ……と言われていたので。さほど目くじらを立てなくてもよいとわかったのは、安心材料だ。母の食事には、他に気をつけることが多いので。

が「ナイス!」と言っています。
ハナさん*
2024年5月17日第1刷。ブックオフオンラインで、33%引き+200円引きクーポン使用で購入。図書館にはなく、資料として手元に置いておきたいとも思ったので。著者は、私と同い年だ。マンガ評論家ではなく、解説者を自称している。本書で解説したキャラは、見出しとして立てたのが60人、本文やコラムで触れたものを含めると130人を超えるそうだ。だが、かなりもの足りなく感じる。個々の作品やキャラの解説は少なめでもよいから、もっと多くのキャラに言及してほしかった。せっかくの題材なのに、通史的解説・概論としてはやや弱い。
ハナさん*
2025/01/31 23:36

少女マンガ・少年マンガ・青年マンガを扱っているため、やや散漫な印象がある。少年マンガと少女マンガでは、ルッキズムや恋愛のあり方は、様相が異なるだろう。『ブサイク女子…』のように、論じる対象を絞った方が、より深い考察ができたのではないか。それでも「マンガという大衆的なメディアにおいて、メガネキャラとデブキャラがどのように描かれてきたか。それが社会とどのように関係してきたか」(p.5)が端的にまとめられており、「令和の日本においてはメガネもデブも昔ほどネガティブな印象はない」(p.297)ことが示されている。

ハナさん*
2025/01/31 23:46

自分の本名つながりで、昨年ようやく読んだ『花岡ちゃん…』。この作品の主人公は、少女マンガにおけるメガネ女子として、とても画期的であり、男性読者にも人気の出たキャラとして、特筆すべき存在のようだ。/本書はあくまでも「漫画史」であって、「アニメ史」ではなかった。アニメのなかのメガネキャラ・デブキャラだと、また少し様子が違ってくる。「メガネとデブキャラのアニメ史」もまた、別に書かれなければならないかもしれない。

が「ナイス!」と言っています。
ハナさん*
2012年4月20日第1版第1刷。2019年10月からのキャッシュレス決済・ポイント還元事業を活かして、Amazonで古本を購入。半分ほど読んで放置していたものを、今年の読初めにした。著者は臨床心理士・公認心理師で、日本森田療法学会認定心理療法士。貴重な非医師の森田療法専門家。「純な心」の重視など、独自の森田療法解釈を行っている。著者のセラピーを受け、森田療法が身についてきている私には、今さらの内容だったが、よい復習になった。臨床に即し、森田を学ぶ人が陥りやすい誤りが解説されており、実践上の有益性が高い。
ハナさん*
2025/01/12 20:07

ところで。古書の状態評価が「可」ゆえにかなり安くなっていた(税込2010円→608円❲プラス送料257円❳)ものを買ったのだから、仕方がないと言ってしまえばそれまでなのだが。本のあちこちに、ボールペンや蛍光ペンで書き込みがなされていた。書き込みのある品は、たとえ「可」としても売りに出さない古書店もあるそうだが。その辺の基準は、まちまちのようだ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/25(604日経過)
記録初日
2023/06/08(621日経過)
読んだ本
321冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
77054ページ(1日平均124ページ)
感想・レビュー
282件(投稿率87.9%)
本棚
6棚
性別
年齢
60歳
URL/ブログ
https://flowerhill873.blog.fc2.com/
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