米津玄師「LOST CORNER」に惹かれて原作を読んでみました。作中では「ノーフォーク」という場所が「ロストコーナー(遺失物保管所)」として登場していましたが、いつか失くしてしまったものがそこに行けばある、という幻想は、心を救ってくれるような気がしました。 物語はキャシーによる回想形式で進行していくので、ヘールシャム(もう戻れない場所)への深い郷愁を感じます。思春期の繊細な人間関係や機微からはノスタルジックな美しさが溢れていました。 素敵な作品です。

バリ(バリエーションルート)山行や、足並みを揃えない妻鹿さんとの関わりを通して、波田さんが成長する物語です。 会社や工事の描写がくどいなと感じていましたが、よく考えてみれば ・人工物として、山(自然)と対比関係にある ・会社や工事の描写をしっかりと描かないと自然の描写が際立たない という点で、必要な部分であったと思います。 良し悪しの評価軸と好き嫌いの評価軸は分けないといけないな…と勉強になりました。

安倍晴明と源博雅朝臣の掛け合いが気持ち良い！ テンポ感も良く、安心感がありました。

【お金ってなんなんだろう？】 ずっと、お金は可能性だと思っていました。 文庫本の値段を気にせずに買ったり、牛皿定食におしんこをつけたり、ライブの物販を買える可能性。 でも、『億男』を読んで、もし3億円が手に入ったら僕はきっと何も買わなくなるだろうと思いました。 「お金で欲は買えない」ことを学びました。

米津玄師「LOST CORNER」に惹かれて原作を読んでみました。作中では「ノーフォーク」という場所が「ロストコーナー(遺失物保管所)」として登場していましたが、いつか失くしてしまったものがそこに行けばある、という幻想は、心を救ってくれるような気がしました。 物語はキャシーによる回想形式で進行していくので、ヘールシャム(もう戻れない場所)への深い郷愁を感じます。思春期の繊細な人間関係や機微からはノスタルジックな美しさが溢れていました。 素敵な作品です。

僕もあけすけな変態でいたい。