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2024年10月の読書メーターまとめ

katka
読んだ本
20
読んだページ
6694ページ
感想・レビュー
5
ナイス
5ナイス

2024年10月に読んだ本
20

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

katka
新版『リーンの翼』の結末に本作を連想する人はあまりいないでしょうが、『リーン』騒乱の後地上界に残されたリュクス姫も一時ファウ・ファウのようなホームステイをします。ファウ・ファウほど酷な目を見ないのは、やはりフェラリオほど可愛くないか……等身大の姫には「膝で殴られる」くらいの経験をしないと世界も衝撃を受けないのだと思います。鈴木君はともかく、エミコはそれでもバイストン・ウェルを決して忘れないでしょうし、このような経験を経た世界であれば、森本タレントも20年後にNHKで番組を持っているかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

katka
この頃の宇宙世紀で(ニューエイジ的な意味でなく)神、ゴッド・ブレス・ユーのような台詞はまず好印象でない。アムロが「おや?」と思う程です。アムロは口下手がキリストやブッダ語って失敗していた。ダカール演説の核心はギレン=ジャミトフ思想を打破すべき情熱を、「実行したことが悪」のような消極的批判でなく語ったことで、これは既にダイクンを超えていると思いますが、それさえ苦い思いでしていたシャアが後には「父の許に召されるであろう…!」(新時代のキリストとして!)のような低俗な扇動者に化す、小説版だと経過にもなります。
katka
『砂の王』から徐々に読み返しています。『13』を今読むと、全ページにわたって流石に装飾過多にすぎる。それが『沈黙』と本作では、ルビと傍点減ってる!と一瞬思ったけど、クライマックスになるほどそんなこともなかったです。鬱陶しい。……そんな些末な障害に悩みつつ、本作の核心については、これは堂々と恋愛小説であり、その物語を語り上げたうえで、でもやっぱりそんな台詞を日本語で、文字で言うべきではないです。まるで台無しではないか――世界観も破壊してるじゃないか。納得しないその葛藤で次作、その先と興味が続くのが面白い。
katka
2004年時点でこの分野の基礎的な理解を得られる好著で、おそらく必読書ですが、わたしは今です。すでに20年間の時代変化は無視できそうにないのや、アメリカ人固有の立場は別として、現代の日本人やロシア人にとっても戦争の心理学の成果はまず知られねばならない。当然、現代のテロリストも本書は読んでいると思います。この量の事例を注釈なしの読みやすさは感心するばかりで、シェイクスピアの引用がとくに多いですが、600頁にわたる読後に「シェイクスピアはそんなこと言ってたか…」と思い返すとまた何か奇妙な感慨かもしれません。
katka
レムの「コンタクトもの」という言われ方でしょうし、その連作の一部と将来も言われ続けるでしょうが、「異種との接触のあり方」という点に限れば、数十年を経た今読んで本作は新しいものでは、ないです。作者自身がSF史上の記念碑ですけど。このたびそれでなく、この物語はあくまで「転倒した宇宙船を立て直す話」として、その間に起こる挿話の数々の奇想天外なこと……1959年と今とではメカニックや驚異のポイントが若干違い、一部理解に苦しむのも含め、何だかんだ、こまごまと楽しんで読みました。
katka
新版『リーンの翼』の結末に本作を連想する人はあまりいないでしょうが、『リーン』騒乱の後地上界に残されたリュクス姫も一時ファウ・ファウのようなホームステイをします。ファウ・ファウほど酷な目を見ないのは、やはりフェラリオほど可愛くないか……等身大の姫には「膝で殴られる」くらいの経験をしないと世界も衝撃を受けないのだと思います。鈴木君はともかく、エミコはそれでもバイストン・ウェルを決して忘れないでしょうし、このような経験を経た世界であれば、森本タレントも20年後にNHKで番組を持っているかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/08/20(468日経過)
記録初日
2023/08/18(470日経過)
読んだ本
210冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
65980ページ(1日平均140ページ)
感想・レビュー
98件(投稿率46.7%)
本棚
20棚
外部サイト

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