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2025年2月の読書メーターまとめ

mochiomochi
読んだ本
13
読んだページ
5744ページ
感想・レビュー
13
ナイス
537ナイス

2025年2月に読んだ本
13

2025年2月のお気に入り登録
5

  • りえぞう
  • Kircheis
  • あやや
  • いずみんご
  • yutaka

2025年2月のお気に入られ登録
5

  • りえぞう
  • Kircheis
  • あやや
  • いずみんご
  • yutaka

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mochiomochi
「その女アレックス」を読もうとして、本作がシリーズ一作であることを知り、すんでのところで順序通りに読むことができた。身長145cm、異色の存在感を放つ警部・カミーユ。フランスの司法制度はわからないが、警察が多忙でプライベートを両立させることが難しいのは日本とそんなに変わりがないようだ。「小説をなぞる」という奇天烈な手口の連続猟奇殺人事件。途中から犯人の想像はついたが、「小説をなぞる」「流儀」に拘る猟奇殺人鬼との壮絶なアクションはページをめくる手が止まらない。カミーユとユニークな同僚たちの描写も秀逸。
shinchan
2025/02/10 18:40

私、順番ミスりました、、、、、。

mochiomochi
2025/02/10 19:35

シリーズ作品、順番を間違えてネタバレを先に知ってしまうのが一番ショックですよね🥲

が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
13

mochiomochi
ネタバレお遍路巡りと、ある事件の捜査がクロスする形で、物語は展開していく。全体的に読みやすい。定年退職した元刑事が現職の刑事に過去の事件の捜査を頼むのは、ちょっと無茶苦茶な展開のような気もするが、過去の事件にずっと「忸怩たる思い」を抱えてきた主人公・神場の正義を通す気持ちが勝った。神場が不器用なあまり妻・香代子に対して冷淡・モラハラっぽいところも気になってしまう。神場の正義も行き過ぎるとエゴに感じる。とはいえ、香代子夫人の芯の強さが神場を支えている。後継者の緒方が心強い。鷲尾課長の人の好さもこの物語のスパイス。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
ネタバレこの作品に出会えたことが嬉しい。泣き笑いして読み終えた。上巻の勢いのまま、下巻もアドベンチャーが繰り広げられる。「過去に縛られて生き続けるのか」「自分で過去とケリをつけること」過去は決して闇いものではない。そうしているのは自分自身だ。どこまでも現実を見て、前向きに生きていくケイたち。形は違えど、アマゾンでの地獄を辛い記憶から昇華して、本当の自由を手に入れた。山本のおやっさんはちょっと可哀想な気もしたけど、それも人生。灼熱の太陽の下で、ケイと貴子が陽気に暮らして、松尾も柵から解き放たれているはず。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
ネタバレ上巻読了時点だが、既に圧巻。大作。もっと早く読みたかったと思わせられる。戦後、新天地での成功を夢見てブラジルに渡った衛藤。待っていたのは未開のジャングルだった。夢はあっという間に潰えて、家族は離散し、アマゾンからブラジル各地を放浪し底辺の生活を送る。簡潔ながら登場人物たちを描ききり、随所でホロリとさせてくる圧倒的な何かがある。ハサンやエルレインを始め、衛藤たちが出会った様々な人の想いが、彼らを何度でも立ち上がらせてきた。続きが気になるところで、アドベンチャーは下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
沼田まほかる氏のデビュー作。まほかる氏は人間の澱んだ悪臭を放つ内面というか、深淵・闇をリアルに描写するのが上手だと思う。リアルで、目を背けようとしても見てしまう。主人公の佐知子を含め、登場人物ほぼ全員がなんか怖いしおかしい。亜沙実みたいな女性も現実にはいるのかもしれないけど、なんか気持ち悪い。無意識に周りを壊していくデストロイヤー。被害者ヅラする雄一郎もわけわからん。ダデェとナズナと猫のスカートが本作の良心やん。ダデェの作品に場違いなコテコテの関西弁がええアクセントやった。
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mochiomochi
ネタバレジウシリーズ第10弾。グロ&バイオレンスはシリーズ他作品と同じく、通常運転。「相互主義」をキーワードにした国際政治問題や愛国思想。うーん。かなり思想と政治的な考えが前面に出ていて、これは「歌舞伎町セブン」シリーズではないところでお願いしたいかな。NWOも設立から時が経ち、過激な部隊が暗躍するようになる。NWOと中国に話が戻ったから、タイトルは「ジウ」なんだろうか。土屋昭子、どうも好きになれないけど、この流れだと次作は…。東警部補にはまだまだ頑張ってもらいたい。
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mochiomochi
人生の様々な悩みについて、著者の思うところをまとめたエッセイ。自分の性格、対人関係、仕事との向き合い方等。「自由はいつも自分で選択するもの」「遠回りと思っても、迷ったときは立ち止まってじっくり考えること」。書いてあることはシンプル。何を拾って、実行していくかも、また自由。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
ネタバレやっと下巻を手にすることができ、読了。上巻では、荒勝明と思われる人物によって21年前の事件の加害者達が消されて行った。下巻に入り、いきなり驚愕の展開。顔、面、表情、笑顔、容貌。21年前の事件で業火に焼き尽くされて「無くした」「かお」を取り戻す男の復讐劇。湯本のクズっぷりには、罰が下されないと溜飲が下りない思いではあったが、滝中朱音はちょっとかわいそうすぎる気もする。ルッキズムの時代だが、顔はパーツではなく表情が大事なんだなと。滝中守年の無念を思うとやりきれない。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
「家」シリーズ第二弾。全6編。シリーズ第一弾の「家日和」と比べると、全体的にややシリアスで、登場人物達のよりリアルな葛藤が描かれている。女性は現実的でしっかりしていて、反対に男性は夢見がちだったりロマンティストだったりする。リーマンショック前後が連載の時期だったのだろうか、世知辛さが滲み出てくる。が、最後には少し気が楽になる短編集。最後の「妻とマラソン」は、奥田氏のエッセイなのだろうか。時間を持て余した主婦、羨ましいようで大変そうだ。「家族にマニュアルはない」はまさしく真意を突く表現。
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mochiomochi
柴田哲孝氏作品、初読。大藪春彦賞受賞作品。群馬県沼田市の寒村、鹿又村で昭和49年に起きた猟奇連続殺人事件。和でじっとりした物語のスタートだったが、読み進めていくうちに米軍の関与、ベトナム戦争、そして未知の怪物に話が展開していく。文章は無駄がなく読みやすかったのだが、如何せん、SFをベースにした米軍や米政府の戦争犯罪など、ネタが散逸していて「なんだこりゃ」のラスト。スケールの大きい作品であり、「天狗」の正体を知りたくもなるが、そうだよなぁ、というラストに尻すぼみ感がある。山小屋での生活はおしゃれだ。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
「その女アレックス」を読もうとして、本作がシリーズ一作であることを知り、すんでのところで順序通りに読むことができた。身長145cm、異色の存在感を放つ警部・カミーユ。フランスの司法制度はわからないが、警察が多忙でプライベートを両立させることが難しいのは日本とそんなに変わりがないようだ。「小説をなぞる」という奇天烈な手口の連続猟奇殺人事件。途中から犯人の想像はついたが、「小説をなぞる」「流儀」に拘る猟奇殺人鬼との壮絶なアクションはページをめくる手が止まらない。カミーユとユニークな同僚たちの描写も秀逸。
shinchan
2025/02/10 18:40

私、順番ミスりました、、、、、。

mochiomochi
2025/02/10 19:35

シリーズ作品、順番を間違えてネタバレを先に知ってしまうのが一番ショックですよね🥲

が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
ネタバレ圧巻。葉真中氏二作目にして読了後にしばらく無になった。重量感がすごい。平成という時代があった。平成が始まった日に生まれたブルーの生き様。ただ、無垢に愛を求めていた小さな子ども。「選べた」ものと「選べなかった」もの。「引力」と「斥力」。機能不全家庭、虐待、貧困、薬物、外国人差別、重たい内容が続く。優斗に殺意を持ったことに感じた強い罪の意識と、贖罪としての行動。一人の無戸籍児の生きた証を、罪も含めて生きている人間がその胸に刻むのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
ネタバレ関〇連合がモデルと思われる半グレ集団と過去の事件。どなたかも書いているが、東リベのマイキーを思わせる宿敵の石神丈一郎。凄惨な事件の主犯たちがのうのうと暮らしている中、その被害者たちのその後はどうなったのか。「罪」と「罰」、少年法を含めた日本の司法の在り方を問うた作品。半グレ構成員、被害者、刑事、それぞれの立場から上手に書かれている。途中から犯人は見当がついたが、本当の「鎮魂」は何だったのだろうか。結局誰も救われない結末ではあるが、中尾聡之と水賀谷がこのレクイエムの次章を継ぐのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
mochiomochi
全7作の短・中編小説。「天城越え」は、読んだ記憶あり、再読。他の作品は全て初読。大正~昭和30年代初めくらいまでが作品群の舞台。松本清張らしさが存分に出ている作品が集められていると思う。重厚なトリックによる推理小説ではなく、人間の心理、思い込みや時には自然現象までが事件を彩っている。不倫や妻の不貞で我を失う男性と、あくまで強かで、本音を隠し通す女性、の構図がどの作品にも表れている。古い作品ではあるが、古さを感じることはあまりなく、読みやすい。「寒流」は、最後に主人公が少し日の目をみたといえるかも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/10/21(528日経過)
記録初日
2023/08/31(579日経過)
読んだ本
184冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
72289ページ(1日平均124ページ)
感想・レビュー
180件(投稿率97.8%)
本棚
0棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

小学校1年の時に読んだ江戸川乱歩全集が読書のきっかけとなりました。
記録をようやく始めました。
皆さんの感想を拝読し、読みたい本は増え続けています。

読書の時間を持てることに感謝の日々です。

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