三歩を見ると安心してしまう。決して仕事が出来るわけではなく、嫌なことがあればしっかり凹んで、人付き合いが得意じゃないところとかが似てるから。加えて三歩は尊敬する。怒られ続けても先輩を良い意味で？(笑)舐めて落ち込み過ぎなかったり、自分の好きなもので気分を上げてたり、本当にマジで見習いたい。まぁ何が言いたいかと言うと麦本三歩が好き過ぎるってことです。なんかお守りのような小説になったから、図書館で借りたけど購入しようかと超前向きに検討しています。

読み始めには想像しなかった感動がありました。と言うのも、最初は猫視点での言葉と描写に馴染めなくて。でも読み進めるうちに慣れてきてはサトルへの想いに感情移入するようになってきて。旅の終わりの意味が分かってからはサトルとナナの思いやりに感極まって、飛行機内で読んでたのに涙が溢れ出してしまいました。

この小説を読み進めるのが幸せでした。幸せは、楽しい嬉しいと感じたり、大切な人や自分のことを大事にしたり、そういった言葉や行動を選べること。素敵な定義。菜ノ花ちゃんは喜怒哀楽を素直に感じられて、積極的に対話会話が出来て、怖れに向かう勇気があって、考え抜く強さがあって、、、憧れる要素が多すぎて一歩でも近づきたいです。

気軽に楽しく生きていこうと思った。

自分に自信がない臆病者が背中を押してもらえる本。ポンコツならポンコツのままでいい。この発想は気持ちが軽くなる。自分が幸せになれるような環境に身を置いてみようかと思える。自分の好きなように楽なように生きればOK。