引用：『目をもっぱら外に向けて、社会への奉仕と変革とかに熱中しているうちに、内的にも変化が生じて立派な大人になる人や、目をもっぱら内に向けて、自分の内的な世界の変革に力を注いでいる人も、知らぬまに社会人として通用する大人になっていることもある。』この一文が一番印象に残ったかな？あとは真に大人になるとは、大人になっても心の中に住んでいる子どもを、殺さずに生かしておくことだとも。母性原理と父性原理の両輪を回していくことも大事だといってた。択一ならぬ共存、または、第三の選択ですね。(何言ってるかは読めば分かる)

アイロニーとユーモアと享楽。この言葉たちは本書を読んでいると、脳に焼き付く。 勉強、というか、現実の捉え方の本でもあるな、と感じた。 補章が、次著である、センスの哲学に結びついているな、と感じた。

引用：『目をもっぱら外に向けて、社会への奉仕と変革とかに熱中しているうちに、内的にも変化が生じて立派な大人になる人や、目をもっぱら内に向けて、自分の内的な世界の変革に力を注いでいる人も、知らぬまに社会人として通用する大人になっていることもある。』この一文が一番印象に残ったかな？あとは真に大人になるとは、大人になっても心の中に住んでいる子どもを、殺さずに生かしておくことだとも。母性原理と父性原理の両輪を回していくことも大事だといってた。択一ならぬ共存、または、第三の選択ですね。(何言ってるかは読めば分かる)

いっけん、「子どもの読む物」として扱われがちな、児童文学の、豊かさ、たましいについて語っている真実性をふかく追求。児童文学で読んでみたい作品がたくさんできたぞ。

宇宙についての基礎的な知識を得る事が出来た。ブラックホールは未知数、とか、恒星は自ら輝くけれど、惑星はそうではない、とか、ダークマターの存在証明、とか…。

パソコン通信の時代から現代のスマホ時代までのネット小説の変遷。ペプシマン、というネット小説をちょっと読んでみたくなった。

主に詩や絵画についてのシュルレアリスムの動向。 「客観的偶然」による手法とオートマティスム(自動記述)による手法、ふたつの手法が懇切丁寧に説明されている。頭にばこーんと来たのは「重要なのは、外部にあろうと深層にあろうと、「生の発生源」は相互に刺激しあって存在するという点だ。孤立しては存在しない。」という文章だ。勉強になった。

イラストレーターの山藤章二さんの御本。 一度技術を身に付けた者にとって、創作物をあえてヘタに作ることは、とてつもなくむずかしい、ということが分かった。 そして、昔はウマウマが正当評価されてきたが、現在の日本の潮流では、あえての〝へたさ〟がポピュリズムを産んでいるとも。 もっとゆる〜く、でいいんだな。

写実的に絵画を上手く描く事だけが、絵画のすべて(上手さ)では無い、ササッと描いた余白がある絵(ヘタウマ)にも価値がある。そして！ 何より驚いたのが作る側としては、『今、画力無いからな』では無く、それもひとつの個性だから怯まず、表現したらいいとの事。 千葉さんの現代思想入門は既読だったが、千葉さんが(あとがきでわかる事だが…)こんなにも、芸術に造詣の深い方だとは知らなかった。 ゴダールのショット論も面白かった。